思春期の子供の問題行動と自己客観視の力
ホーム > 思春期の子供の問題行動と自己客観視の力

思春期の子供の問題行動と自己客観視の力

2018年11月03日(土)10:19 AM

思春期の子供はそれなりに論理的な自己主張の力を強めるとともに、自分自身を反省的に見つめ、自分を客観視する力を持っています。

 

 

 

 

 

しかしその力はまだ一般に未熟です。現実には、自分を客観視するために親や教師や仲間の援助を必要としますし、強い感情が働くと容易にそれに巻き込まれて自分を冷静に客観視することができなくなります。

 

 

 

 

 

とりわけ思春期は、自立に向けて揺れ、迷いや葛藤を経験し、様々な感情に巻き込まれやすい時です。

 

 

 

 

 

しばしば激しい感情に巻き込まれ、それによって行動へと駆り立てられます。

 

 

 

 

 

それは本来彼らが持っている欲求や願望が目指すものとは違った方向に彼らを導き、ますます不満を強めることになります。

 

 

 

 

 

そうなると彼らは、いたずらに背後から激しい感情によって駆り立てられ、それがどこから生じるのかその意味を客観視することができなくなります。

 

 

 

 

 

自分が本当に求めているものを見失い、わけがわからなくなります。

 

 

 

 

 

「問題行動」を起こした子供に、「なぜそんなことをしたの?」と聞くと、「何となく」「むかついたから」「別に」といった答えしか返ってこないことがあるのはその表れです。

 

 

 

 

 

思春期の子供は時々、「なぜか腹が立つ」「何となくむかつく」といった自分でも説明のつかない感情や気持ちを経験します。

 

 

 

 

 

それは自分のどういう欲求や願望がどういう事態の中で阻止されたのか自覚できないことから生じます。

 

 

 

 

 

彼らはまだ自分を客観視する力に未熟さを抱えているうえ、思春期の心身の変化に伴って自分の中に新たに生じる欲求や願望になじみが薄く、それを自覚することが難しいのです。

 

 

 

 

 

ゆえに、何となくもやもやとした説明のつかない感情や気持ちに悩まされ、「何となく腹が立つ」「何となく~だ」という表現をすることになります。

 

 

 

 

 

このような感情や気持ちはその正体を自覚できないゆえ、それを合理的に処理し、解決することが難しいのです。

 

 

 

 

 

ゆえにこうした感情や気持ちがつのってくると、それははけ口を求めて行動へと発散させられることになります。それがしばしば「問題行動」となります。

 

 

 

 

 

このような「問題行動」を解決するためには、その背後にある感情や気持ちの意味、すなわちそれがどういう事態のもとで、どういう欲求や願望に基づいて生じているかを明らかにする必要があります。

 

 

 

 

 

そのためには、本人が自分の感情や気持ちを見つめ、それを言葉にしていく(言語化していく)ことを援助する働きかけが大切になります。

 

 

 

 

 

なぜならば、感情や気持ちはそれを言語化することによって、はっきりと自覚することができるからです。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援