教育と企業の人材養成
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教育と企業の人材養成

2018年10月15日(月)11:47 AM

今日、教育の場を企業の経済活動に役立つ人材養成のための下請機関化しようとする流れが強まってきています。

 

 

 

 

 

このような流れの中で、学校、さらには家庭を企業のための人材養成機関にしてしまうのか、それとも真に子どもの自立を励まし、援助できる教育の場にするのかという対立・矛盾が深まり、そのことをめぐっての激しい闘いが行われています。

 

 

 

 

 

その対立・矛盾は、個々の親や教師の心のなかにも動揺や迷い、葛藤を生み出しています。

 

 

 

 

 

あえて単純化した言い方をするならば、子どもを人間として自立させてやることが幸せなのか、それとも企業のための人材養成レースに勝ち残らせてやることが幸せなのか、という葛藤です。

 

 

 

 

 

思春期の子どもに集中的に顕在化している自立をめぐる葛藤や苦しみもこのような状況と深く関わって生じています。

 

 

 

 

 

多くの親や教師の心は、そう単純に「あれかこれか」で割り切れるものではないでしょう。

 

 

 

 

 

しかし、少なくとも自立に向けてつまずき、もつれ、苦悩し、生命さえ賭している子どもの姿は、親や教師にいったいどちらの立場に立って子どもと向かい合おうとしているのかを鋭く問いかけてきます。

 

 

 

 

 

子どもが「人生の主人公」として自立してゆくためには、その途上で出会うさまざまな問題を解決しうる人間的な諸能力の発達と、人生の羅針盤となるものの見方、感じ方、価値観を我がものとしていかなければなりません。

 

 

 

 

 

そのような自立を実現していくうえで、今何よりも強調されなければならないことは、子どももまた一個の人格をもつ主体として尊重され、それにふさわしい扱いを受ける必要があるということです。

 

 

 

 

 

ところが、企業戦士養成レースに巻き込まれた学校や家庭では、子どもはもっぱら選別と管理の対象として扱われ、「できる子」「できない子」、管理に従順な「よい子」「わるい子」と評価される客体として扱われ、自分を人生の主体として意識することが困難になります。

 

 

 

 

 

そこでは自分が主体として何を感じ、何を思うかよりも、他人の目に自分がどう映り、どう評価されるかが重大な関心事となります。

 

 

 

 

 

もっぱら他人の目に自分がどう映り、どう評価されるかということばかりが気になるならば、「自分が本当に感じたこと」「真実、心を動かされたこと」から出発することは、当然おろそかにされてしまうことになります。

 

 

 

 

 

子どもを主体として尊重することは、子どもが感じること、心を動かされることをほんとうに大切にし、尊重してやること以外にはありえません。



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