自己否定と非行・ひきこもり
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自己否定と非行・ひきこもり

2018年10月03日(水)11:57 AM

追いつめられる悪循環

 

 

 

 

 

まじめな両親や妹のいる家庭では気が休まらず、自分の居場所を求めて渋谷の街に友達と繰り出しては夜を徹して遊ぶ少女がいます。

 

 

 

 

 

その一方で、自分の部屋にひきこもっていながら、家を自分の居場所と感じられない青年がいます。S君は大学に馴染めないものを感じ、中退しました。

 

 

 

 

 

アルバイトをして自分の小遣いは稼いでいましたが、母親から「アルバイトのお金、少しくらい家に入れなさい」と言われると、アルバイトも辞めて自分の部屋にひきこもってしまいました。

 

 

 

 

 

夜中に部屋で音楽を聴いたり、テレビを見ていると、今度は「音がうるさいから近所迷惑よ」とまた母親に注意されます。

 

 

 

 

 

すると、電気を消して一切音を出さないで、ひっそりと息を潜めるようにこもってしまったのです。

 

 

 

 

 

夜中に、母親が就寝してからそっと部屋を出て、母親が居間に用意したお金を持ってコンビニに行って食べ物を買います。

 

 

 

 

 

部屋をノックしても返事がないので心配して母親が中に入ると、「誰が入っていいって言った!」とひどく怒りました。

 

 

 

 

 

それ以来、母親と息子は同じ家に住みながら顔を合わせることもなくなって二年経ちます。

 

 

 

 

 

S君は小さなことで周囲から非難されていると感じ、自分の世界をどんどん縮小していきます。

 

 

 

 

 

夜遊びにせよ、ひきこもりにせよ、子どもたちは心配する親の気も知らないで勝手なことをしているように見えますが、自分は周りから受け入れてもらっていないと感じ、非難する視線から逃れ、自分の居場所を求めているように見えます。

 

 

 

 

 

非難の視線は不登校の子どもにも向けられ、「甘えている、社会に不適応」というマイナスの烙印を子どもたちに押します。

 

 

 

 

 

子ども自身も、学校に行かないことを悪いことだと思っていることが多いので、昼間、みんなが学校に行っている時間は外出しないことが多いです。

 

 

 

 

 

友達が登下校する時間は息を潜めて、家でじっとしています。友達も友達の親も、見たこともない人もみんなが、「あの子は学校に行けない」と言っているように感じてしまいます。

 

 

 

 

 

自分を否定されていると感じれば、大人だって外に出て人に会うのが怖くなります。

 

 

 

 

 

否定されたくないから家にいる、家にいるからまた外から否定されているように感じる、この悪循環のせいでいったん家に閉じこもった子どもたちは、外に出ていくのが大変になってしまうのです。

 

 

 

 

 

こうした自己否定は、何も不登校やひきこもりの子どもたちだけのことではありません。非行に走る子どもたちも同じです。

 

 

 

 

 

周囲から否定されて自分の居場所をなくしてしまった人は、自分でも自分の価値を認められず、容易に自己否定に陥ります。

 

 

 

 

それが自分をも他人をも傷つける結果になっているように思えます。

 

 

 

 



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