躁鬱病について
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躁鬱病について

2018年06月25日(月)2:02 PM


感情の変調を中心とするもので、感情が理由もなく大幅に鬱状態、または躁状態あるいは躁状態と鬱状態を交互に繰り返すもので、その状態をとって鬱病、躁病、躁鬱病などと呼ばれます。

 

 

 

 

 

鬱状態はとくに病気とまでいわなくても、精神的にショックを受けたりすると心理的原因で落ち込んでなることもあり、高齢化や心臓疾患その他で脳内の血流が不十分であるときにもおきてきますが、内因性精神病とされる鬱病、躁病、躁鬱病は原因らしい原因もなく現れてくるものです。

 

 

 

 

 

つまり、特に原因といえるものがないのに発病するものを指しているのです。

 

 

 

 

 

しかし、この場合も統合失調症と同じで、原因がないのではなくて、まだわからないのだといったほうがよいでしょう。

 

 

 

 

 

ただし、人にはバイオリズムとしての気分変化はありうることなので、何かの理由でそれが極端になってしまった場合とも考えられます。

 

 

 

 

 

とすると、気分が変動すること自体は必ずしも病的だとか異常だとは言い切れないのではないかとも考えられてきます。

 

 

 

 

 

鬱病の主症状である鬱状態とは、抑鬱気分、意欲の低下、消失、興味減退があげられます。

 

 

 

 

 

ということは、気分が落ち込み、何事もクヨクヨとりとめなく悪く考え、不安が強く、何かにつけてやる気がなくなり、何を見ても聞いてもおもしろいと思えなくなってしまうという状態です。

 

 

 

 

 

そのために生きていること自体がつらく苦しいことと感じ、こんな自分なんて生きていることが悪いのだ、人に迷惑をかけているに違いないと自責し、自殺を図るということさえもおきてきます。

 

 

 

 

 

そこまでいかなくてもクヨクヨと思い悩むので食欲も衰え、不眠がちともなってしまうのです。

 

 

 

 

 

これに反して躁病は、爽快感情、感情昂揚、行動促迫、意想奔逸が見られます。

 

 

 

 

 

特別よいことがあったわけでもないのに気分が良く、何事も良いことずくめに感じられ、気分はウキウキと浮きだってじっとしておられず、そのうえ次々ととめどなくアイデアが浮かんできます。

 

 

 

 

 

そのアイデアによれば何でもうまくいってしまうような気持ちになり、自信満々で楽天的ともなるのです。

 

 

 

 

 

躁鬱病は、この二つの状態が交互に周期的に現われてきます。

 

 

 

 

 

鬱病、躁病、躁鬱病はあくまで感情の変調が中心であって、どんなに繰り返して発症しても人柄が変化し、症状が進展していくということはなく、その点統合失調症と本質的に異なっています。

 

 

 

 

 

しかし、治療については、やはり薬剤を適切に用いることは症状を軽減、消失させるのには有効です。

 

 

 

 

 

残念ながら、現在のところ躁状態に特効を示す治療薬はあまり多いとはいえませんが、鬱状態に対する薬剤はたくさん開発されていますので、症状や病態に応じた用い方をすることが必要です。

 

 

 

 

 

同時に、周囲の人たちのかかわりや対応が大切なこと、社会の理解、受け入れの大切なことは統合失調症の場合と同様です。

 

 

 

 

 

鬱病で落ち込んで悩む人に「そんなことくらいで落ち込むな」とか「もっとしっかりしなくてはだめ」など、励ましのつもりの発言も苦悩する人の苦しい気持ちの現実とはほど遠いもので、決して当人の気持ちを和らげるものにはならず、ときにはかえって自責感を強めてしまうことがあります。

 

 

 

 

 

安易な慰めや励ましよりも、その心に寄り添うようなかかわりが大切です。

 

 

 

 

 

このことは躁病でも言えます。

 

 

 

 

 

躁状態となっている人は自分の感情に振り回されていて、他人のことなどあまり考えず一方的にふるまうことも少なくありません。

 

 

 

 

 

そこで、迷惑に思えたり、困惑させられるので説得したり制止しようとしがちですが、当人としても自分で抑制できないほど気分が高まっていると、そうした他人のかかわりでさらに興奮させられてしまうことも少なくありません。

 

 

 

 

 

これはちょうど、お酒によってくだをまいている人を刺激するとよけい興奮するのと似ています。

 

 

 

 

 

当人としては、どうしようもない気分の昂揚であるということを十分理解したかかわりが大切だと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

ほどほどの躁状態は行動力、決断力が高まっているので社会生活をするうえで、ときとしてはその人の人生にプラスになることもあり、そうした面も一応評価できることではあります。

 

 

 

 

 

しかし一方、自信満々な行動は表面的で軽々しく、慎重な配慮を欠く場合も多いので、その点では援助することが必要です。

 



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