アスペルガー症候群と自閉症
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アスペルガー症候群と自閉症

2018年06月21日(木)5:26 PM


自閉症の子どもは、言葉でも言葉以外でも他人とうまくかかわることができません。

 

 

 

 

 

言葉であらわされない状況や気持ちが読み取れません。

 

 

 

 

 

「ねえ、見て見て」といったように、自分から興味のあるものを言い出しません。

 

 

 

 

 

うれしさや悲しさを、人と共有できません。人に共感することもあまりありません。

 

 

 

 

 

言葉があっても、人と話をしようとしません。

 

 

 

 

 

同じ言葉を繰り返し何度も言ったり、奇妙な言葉を使います。

 

 

 

 

 

そして、ままごとのようなごっこ遊びをしません。

 

 

 

 

 

普通ではあまり興味をひかないようなものに夢中になります。

 

 

 

 

 

奇をてらったような、変なしぐさを何回も繰り返したりします。

 

 

 

 

 

自閉症は、1943年にレオ・カナーが11例について書いたのが最初です。

 

 

 

 

 

自閉症には、知的機能の障害をともなう自閉症と、知的機能の障害をともなわない高機能自閉症があります。

 

 

 

 

 

高機能自閉症は自閉症の25~40%ほどで、最初は言葉の開始が遅れていても、成長とともに言葉の能力が伸びていきます。

 

 

 

 

 

しかし、知的機能の障害がないといっても、社会性がなかったり、同じことへ強くこだわるといった点は、知的障害をともなう自閉症と変わりません。

 

 

 

 

 

一方、アスペルガー症候群は、カナーが自閉症を報告した翌1944年、オーストリアの医師ハンス・アスペルガーによって報告されました。

 

 

 

 

 

6歳から11歳までの4人の症例は、判断も行動も適切であるように見えながら、他者と社会的な関係を確立することができないという特徴がありました。

 

 

 

 

 

アスペルガー症候群の診断基準は自閉症の診断基準と比べると、言葉の遅れが顕著ではないことを除けば、内容はほとんど同じです。

 

 

 

 

 

はっきりしない両者の違い

 

 

 

 

 

では、アスペルガー症候群と自閉症とは何が同じで、何が違うのでしょうか。

 

 

 

 

 

どちらの障害も社会性は乏しく、興味や関心をもつ範囲が狭いうえ、こだわることは何度も繰り返します。

 

 

 

 

 

言葉を使わないボディランゲージによるコミュニケーションができず、人の気持ちや場の空気を読むことができないので、友人をつくることができません。

 

 

 

 

 

また、どちらも運動が不器用な傾向があります。

 

 

 

 

 

アスペルガー症候群では、話し言葉と言葉の使い方に特徴があるといわれます。

 

 

 

 

 

あたかもよく発達した言語能力をもっているような、一風変わった話し方と独特な声の調子があります。

 

 

 

 

 

聞かれもしないのに、ひとつのことを何度も説明したり、大人のような口調で細かいことにこだわる話し方をします。

 

 

 

 

 

その一方、言葉を意味も考えず言葉どおりに受けとります。

 

 

 

 

 

また、アスペルガー症候群は、自閉症よりも発症が遅い、社会性とコミュニケーションの障害はそれほど重篤ではないという説もあります。

 

 

 

 

 

運動能力についての違いも、アスペルガー症候群のほうが不器用であるとか、自閉症の手振り現象のように繰り返す行動はないとされます。

 

 

 

 

 

興味をもつものの範囲がより狭い、家族に類似した問題行動を有する人がしばしば見られるというのも、アスペルガー症候群の特徴です。

 

 

 

 

 

多くの専門家たちがこういった研究をしていて、さまざまな指摘があります。

 

 

 

 

 

言語・コミュニケーションの障害があきらかでない?

 

 

 

 

 

ハンス・アスペルガーが報告した症例では、乳幼児期に言語の開始が遅れていても、ひとたび言語が出始めれば急速に発達し、まるで大人のような話し方をするとあります。

 

 

 

 

 

たとえば、「君はお友だちがいるの?」という質問をします。

 

 

 

 

 

通常の子どもの場合、「いるよ、〇〇君と〇〇ちゃん」などという返事が返ってきます。

 

 

 

 

 

しかし、アスペルガー症候群の子どもの場合は、「友だちというのは、どういう定義ですか?」という質問が返ってきます。

 

 

 

 

 

そして、「僕には親しくしている友だちがいない。学校に行ったら、普通に話をする人はいるけれど、これは、僕の考えでは友だちとは言わない」などという答えが返ってくるのです。

 

 

 

 

 

この受け答えだけ聞いていると、知的レベルが高く、哲学的なことを考えている人かと思うこともありますが、言葉の細部や形式に非常にこだわるために、対人関係において問題になることが多いのです。

 

 

 

 

 

また、難しい単語を使っていても、よく聞いてみると内容は薄く、本で読んだような言葉を並べているだけのことがあります。

 

 

 

 

 

また、言葉のニュアンスを理解せず、字義的な解釈が目立ちます。

 

 

 

 

 

「学校から家にまっすぐ帰るんだよ」と言われて、「まっすぐには帰れません。角を曲がらないと家には着けません」と切り返してくるのは、ある種のコミュニケーションの障害があると考えられます。

 

 

 

 

 

したがって、アスペルガー症候群は「言語・コミュニケーションの障害があきらかでない」として、それを自閉症との相違点とすることにわたしは疑問を抱いています。

 

 

 

 

 

 

 

 



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