発達障害のサポート
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発達障害のサポート

2018年06月16日(土)11:06 AM

周囲のサポートが発達障害の子どものストレスを減らす

 

 

 

 

 

周りの人たちが発達障害の知識と理解があり、きちんとしたサポートがあれば子どもが発達障害だとしても、さほど生活に困難は生じないケースが多々あります。

 

 

 

 

 

なぜなら、周囲の人たちのサポートで、発達障害のお子さんのストレスは軽減されるからです。

 

 

 

 

 

薬を使わなくても、理解のある教師や養育者がかかわることによって、ストレスは大幅に減少します。

 

 

 

 

 

周囲のサポートがない状況ですと、自閉症スペクトラムのお子さんはみな、言われたことがうまくできなかったり、自分の気持ちを上手に伝えられなかったりして、ほかのお子さんと比べて、多少のストレスを抱えながら生きています。

 

 

 

 

 

そこに発達障害に理解のある世話人がつくことだけでストレスが軽減するのです。

 

 

 

 

 

知的な遅れのある、言葉が遅れているお子さんは、コミュニケーションをとることが難しい状態です。

 

 

 

 

 

あなたが一人で言葉の通じない国へ行った時と同じくらいの状況にあります。

 

 

 

 

 

相手の言葉も理解できないし、自分からも話しかけられません。

 

 

 

 

 

ですから、何か物を欲しいとき、相手の腕をとってあたかもクレーンのように使って物を取ってもらうように要求をします。

 

 

 

 

 

言葉でうまく頼めないので、相手の腕をつかんで指すしかないのです。

 

 

 

 

 

知的な遅れがなく、多少話せたとしても、今日はお絵描きしたい、辛い食べ物が苦手だという細かな要求はできません。

 

 

 

 

 

どちらの場合においても旅行と同じで、そこにガイドがいれば楽なのです。

 

 

 

 

 

要求を正確に伝えてくれるからです。

 

 

 

 

 

ガイドが一年目だったら、お互いガイドブックを見ながらであまり役に立ちません。

 

 

 

 

 

それが十年以上のベテランガイドならストレスを感じることなく、いろいろなところを観光できたり、好きなものを食べられたりできるでしょう。

 

 

 

 

 

発達障害のお子さんにとって、学校でのガイドの役割を担うのが、特別支援学級の担任、補助員、療育者たちです。

 

 

 

 

 

発達障害を抱えたお子さんの机の隣にいてその子が離席しようとするのを止めたり、勉強のわからないところを教えたりしてサポートする役職です。

 

 

 

 

 

ベテランガイドとは、発達障害に十分な理解と経験のある方のことです。

 

 

 

 

 

発達障害で悩んでいるお子さんがどうしたいのかを余裕をもって聞いてくれます。

 

 

 

 

 

通訳のような存在で、そのお子さんの持っている力を引き出してくれます。

 

 

 

 

 

それらの存在によって、お子さんのストレスは減っていきます。

 

 

 

 

 

それによって、行動が落ち着き、周りがよく見えて、ほかの人の話も聞こえるようになり、コミュニケーションをする機会が増えるようになるのです。

 

 

 

 

 

そして、お子さんがストレスなく落ち着いて行動できることによって、親御さんのストレスも同時に軽減されるでしょう。

 

 

 

 

 

ですから、なるべく多くのベテランガイドが、教育にかかわってくれることを切に願います。

 

 

 

 

 

また、家庭でのガイド役は、親御さん、祖父母、時には兄や姉(同居者)ということになります。

 

 

 

 

 

発達障害のある人に対する対応の配慮すべき点

 

 

 

 

 

〇 簡単な言葉を理解できる人でも、長い言葉はよく理解できません。

 

 

 

 

 

具体的に短い言葉で、ゆっくりとわかりやすく話しかけます。優しい口調を心がけます(知的障害も同じです)。

 

 

 

 

 

〇 言葉だけで理解できない人も多いので、具体的な物や絵、文字や身振りを使って本人にわかりやすい方法で伝えます(知的障害も同じです)。

 

 

 

 

 

〇 こだわり癖が、周囲の人にはおかしく見えたり、わがままに感じたり迷惑に思うことがあるかもしれませんが、大声で注意したり力で抑えたりすることは逆効果となるため、相手の正面から穏やかな口調で声をかけます(知的障害も同じです)。

 

 

 

 

 

〇 言葉が話せても「嫌です」と言えずに困っている場合もよくありますので、その人に合ったコミュニケーション方法を考えてください。

 

 

 

 

 

〇 見通しがもてずに不安になっていることが多いので、危険のない限り、また迷惑とならない範囲で温かく見守ってあげてください。

 

 

 

 

 

〇 頭から叱ったり、大声で怒鳴ったりするとパニック状態になることがありますので、注意するときは穏やかな口調で毅然とした態度で接します(知的障害も同じです)。

 

 

 

 

 

〇 否定的な言動には過敏な人が多いので、「〇〇しない」ではなく、「〇〇しましょう」と肯定的な言葉かけをします。

 

 

 

 

 

〇 パニックを起こさないようにすることも大切ですが、万一パニック状態になったら、刺激しないよう、また危険がないように配慮しながら、落ち着くまでしばらく見守りましょう。

 

 

 

 

 

力ずくで押さえつけることは逆効果になります。

 

 

 

 

 

治療を続けるための医療改革

 

 

 

 

 

発達障害で悩むお子さんの治療をするためには、当然のようにお子さんを診る病院が必要です。

 

 

 

 

 

しかし、現在の日本の保険診療制度では、純粋な児童精神診療をする病院はなかなか増やしていけないのが現状です。

 

 

 

 

 

公的病院は、税金からの補填があるので赤字でもなんとかやっていけますが、民間では確実に赤字となり、経営は困難となります。

 

 

 

 

 

保険診療では30分以上初診時に診察しないと、初診料がとれないシステムになっています。

 

 

 

 

 

20分ではだめなのです。

 

 

 

 

 

しかも、30分以上丁寧に診察したとしても、保険診療では一律同じ料金なので、診察に30分かけても1時間かけても初診料は同じなのです。

 

 

 

 

 

良心的に丁寧に説明すると、経営的には損失を生み出すことになります。

 

 

 

 

 

どんなに患者さんが聞きたいことがたくさんあっても、適度な時間で切り上げなければならないのです。

 

 

 

 

 

良心的な医療もまた、保険診療という法に縛られることになります。

 

 

 

 

 

メディアでも話題となり、多くのお子さんが悩んでいる発達障害を治療できる小児科医が、今、必要とされているのは間違いありません。

 

 

 

 

 

しかし、民間の病院では確実に赤字になるのがわかっていながら、公的な病院で発達障害外来をやろうという自治体が現れないのはなぜなのでしょうか。

 

 

 

 

 

保険診療の縛りのために病院を維持することが難しい医療の分野こそ、公的病院でやる必要があるように考えます。

 

 

 

 

 

それができないために、民間のクリニックでは高額な自費診療をせざるを得ず、経済的なしわ寄せが子育て世代の親御さんの肩にのしかかってしまっているのです。

 

 

 

 

 

お金を払って受診できる方はまだ幸せです。

 

 

 

 

 

本当に家計がたいへんな家庭は、専門医に相談すらできない状況になっています。

 

 

 

 

 

医療費補助は、発達障害医療には大事なテーマです。

 

 

 

 

 

国の保険診療の改革が急務と言わざるを得ません。

 

 

 

 

 

そして改革を進めることこそが、発達障害で悩む家族の幸せへとつながっていくはずです。

 

 



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