子どもを叱れない親、叱らない親
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子どもを叱れない親、叱らない親

2018年06月09日(土)7:32 PM

今の親は、子どもを叱ることができないように思えます。

 

 

 

 

 

あるいは叱ることが下手といってもいいでしょう。

 

 

 

 

 

多くの親が子どもを叱らない理由のひとつは、子どもを叱った時、どんな反応が返ってくるかわからないというものです。

 

 

 

 

 

強く叱って、子どもが道をそれたら困るということもあるでしょう。

 

 

 

 

 

子どもの家庭内暴力で悩む多くの親たちは、「できることはできる」「だめなことはだめ」とはっきり言うことさえできず、子どもの要求を黙認したり、怒らせないように気を使って生活しています。

 

 

 

 

 

その一方で、ひとたび子どもを叱りだすと、感情的になって、くどくどとしつこく、子どもの気持ちを無視したような叱り方をする親もいます。

 

 

 

 

 

そんな叱り下手な親を、子どもたちは冷ややかに見ています。

 

 

 

 

 

親が叱ることを自分への愛情ととらえることは珍しく、むしろ「被害」を受けたととらえている場合があります。

 

 

 

 

 

家庭内暴力をするようになった中高生たちに、なぜ親に乱暴をするのか理由を聞くと、ほとんどの子どもたちが「親に怨みがある」と口をそろえて言います。

 

 

 

 

 

そして、「幼稚園のときに、親に殴られた」「小学校のときに、先生から体罰を受けたのに、親は何もしてくれなかった」など、これまで受けてきた”被害”を並べ立てるのです。

 

 

 

 

 

しかも、すべての”被害”に値段がついていて、その総額を損害賠償として親に請求する子どももいます。

 

 

 

 

 

親に殴られたのは三〇〇〇円、学校の先生に殴られたのは一万円、ある男の子の計算によると、親からもらうお金が七〇万円になると言い、いますぐ返せと暴れます。

 

 

 

 

 

ある女子中学生は、親に一二〇万円の被害を受けたと言いながら、実際には二〇万円を請求するそうです。

 

 

 

 

 

なぜ、被害額より大幅に低い二〇万円なのか、その理由を聞くと、「うちの経済状態では、それが精いっぱい」と、妙に冷静な答えが返ってきました。

 

 

 

 

 

こうした奇妙な親と子の姿は、何を意味しているのでしょうか。

 

 

 

 

 

親は子どもを育てながら、確実に次世代へと伝達しているものがあります。

 

 

 

 

 

これを「世代間伝達」といいます。

 

 

 

 

 

赤ちゃんに話しかけない母親に育てられた子どもが、やがて思春期を迎えたとき、どんな問題があらわれるのでしょうか。

 

 

 

 

 

その子はどんな親になり、その親に育てられた子はどんな人間に成長していくのか、問題は次の世代へと累積していきます。

 

 

 

 

 

日本では、少子化が進み、女性が一生のうちに産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、年々低下しています。

 

 

 

 

 

一〇〇年後、日本の人口は半減し、江戸時代に近い四九〇〇万人になると推定されています。

 

 

 

 

 

世界には、戦争や災害、飢餓などによって、悲惨な生活を強いられている子どもたちがたくさんいます。

 

 

 

 

 

その一方で、平和で豊かな日本の子どもたちが抱えている問題は、ある意味でもっと根深いような気がしてなりません。

 

 



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