学校を休み始めてから 1年余り、外に出て友達にも会えるようになったA君(中学二年生)
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学校を休み始めてから 1年余り、外に出て友達にも会えるようになったA君(中学二年生)

2018年04月30日(月)12:49 PM

相談事例

 

 

 

 

 

今年の四月から中学三年生になった男子です。

 

 

 

 

 

中学一年の二月から学校に行けなくなりました。

 

 

 

 

 

一時は、家族のだれとも話をせず、自分の部屋に閉じこもっていた時期もありましたが、親があきらめたせいか夏ごろからは学校の話さえしなければ、家の中では普通に話ができるようになりました。

 

 

 

 

 

秋くらいからは友達が来てくれると会うようになり、家族と一緒であれば食事に外にも出られるようになっています。

 

 

 

 

 

親の目には、今にも登校しそうに思えるのですが・・・・・・・。

 

 

 

 

 

最初のころ相談に通っていたカウンセラーの先生は、「学校のことは一切言わないように」と言われましたが、やはりじっと待つしかないのでしょうか。

 

 

 

 

 

親としては、新学期から登校してくれればと祈る思いです。

 

 

 

 

 

 

約一年間、不登校のA君とつき合ってきたお母さんからのお話です。

 

 

 

 

 

根気よくA君の立ち直りを見守ってこられたご両親の努力は、言葉に言いつくせないものがあっただろうと想像しています。

 

 

 

 

 

A君はすでに不登校の「回復初期」にまできています。

 

 

 

 

 

立ち直るのも近いのではないかと思われます。

 

 

 

 

 

「学校への誘いかけ」は、”していい時期”と”してはいけない時期”があります。

 

 

 

 

 

質問に出てきましたカウンセラーの先生は、多分、A君が「家族のだれとも話をせず、自分の部屋に閉じこもっていた時期」だったので、「学校のことは、一切言わないように」と指示されたのだと思います。

 

 

 

 

 

この「閉じこもり期」には、どんな「学校への誘いかけ」もするべきではありません。

 

 

 

 

 

しかし、A君は今では精神的にかなり立ち直り、友達とも会えますし、外出もできますので「回復初期」と考えられます。

 

 

 

 

 

この時期には、友達や学校の先生などの協力も得ながら、本人が登校できるように後押しをしてあげる必要があります。

 

 

 

 

 

新学期というような「区切りの時期」をうまく使うのも大切なテクニックです。

 

 

 

 

 

なお、この時期での「学校への誘いかけ」は初期でのものとはおのずと異なります。

 

 

 

 

 

初期の場合とは異なり、本人も親も何カ月も何年もかけて向かい合ってきています。

 

 

 

 

 

いまさら、数日を争うようなことはないと思いますが、あせらないことです。

 

 

 

 

 

「学校へも誘いかけ」も初期とは違い、緩やかなものであるべきです。

 

 

 

 

 

そして、だめでも落胆せず、次の機会をじっくりと待つという姿勢が大切です。

 

 

 

 

この時期には、特に友達の役割が大きいと思います。

 

 

 

 

 

専門機関はほとんど役割を果たせない時期です。

 

 

 

 

 

私は十月や二月、五月ごろが最近ではちょっとほっとする時期になっています。

 

 

 

 

 

というのは、長い間登校できずに関東自立就労支援センターに通ってきていた子供たちが必ず何人か登校できるようになるからです。

 

 

 

 

 

それも、二学期や三学期、あるいは新学期の最初から登校する子もいますが、何日か登校しては休み、あるいは、登校すると言っていても登校できず、何回かのトライアルの末登校するとか子供によって様々です。

 

 

 

 

 

そして、十月や二月、五月ごろには続けて登校できるようになっているのです。

 

 

 

 

 

このような子供たちや両親を見ていますと、最初に相談に訪れたころとは随分と変わっていることに常々感心しています。

 

 

 

 

 

特に母親は、何回も私たちと面談していることもあり、最も落ち着いて対応できているように思います。

 

 



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