不登校・ひきこもりの自立と孤立
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不登校・ひきこもりの自立と孤立

2018年04月28日(土)2:04 PM

自立に関しては、今日までたくさんの誤解がありました。

 

 

 

 

 

一番多い誤解は、孤立と自立の勘違いです。

 

 

 

 

 

「本当は人とかかわりたいのだけれど、相手がなかなか見つからないからいつも一人でいる」状態は孤立です。

 

 

 

 

 

「友達は普通にいるけれど、今はやりたいことがあるから一人で取り組んでいる」のは自立の状態です。

 

 

 

 

 

前者は、寂寥感に苦しみます。気持ちが非常に沈んだ状態です。

 

 

 

 

 

後者は、熱心に物事に取り組み、集中していますから満足感や充実感があります。

 

 

 

 

 

「本当は言いたいことがあるけれど、相手が忙しそうで言うのは悪い気がした。だから静かにテレビを見ていた」状態は孤立です。

 

 

 

 

 

例えば、親が老人の介護や病人の介護、仕事で忙しそうにしていた場合、このような状況は生れます。

 

 

 

 

 

「親はしつこくいろいろ聞いてきたけれど、自分と友達との間で問題は十分に解決済みだから、親には何も言わなかった」のは自立に近い状態です。

 

 

 

 

 

子供が親の質問に、「うるさいなあ(もう解決したから放っておいてくれ)」の状態です。

 

 

 

 

これらの違いを誤解しないでください。

 

 

 

 

 

不登校やひきこもりの人たちの日常生活に現れる現象が、自立不足ではないかという疑いもほとんどは誤解です。

 

 

 

 

 

朝起きない、夜寝ない、ご飯は食べたり食べなかったり、着替えたり着替えなかったり、洗面したりしなかったり、外出をしたがらない、人に会いたがらない、学習は全くしない・・・・・・・こんな現象から精神の病気を疑う親もいます。

 

 

 

 

 

これらの現象は、人間性(人間学)という観点からは、ことごとく合理的に理解できるものです。

 

 

 

 

 

彼らの対人関係性や環境を検討していけば、合理的な背景を発見できます。

 

 

 

 

 

「いろいろと考えることが多くて、夜眠る時間が遅くなってしまった」「あまり動いていないから、今はご飯はいらない」「ずっと家にいるのだから、入浴や洗面や着替えをしなければならないという理由はない」「人と会ってもろくなことはないから、人には会わないようにしている」「勉強をしようとしても、むなしさが先に立つ(もう追いつくはずがない)」などの合理的な理由があります。

 

 

 

 

 

これらの現象は、子供の性質や気質の問題です。決して病気のなせる業ではありません。

 

 

 

 

 

この時期の子供の性質や気質は、支える相手によってかなり左右されますからやがては変化していきます。

 

 

 

 

 

支え上手な人と出会うと彼らは元気になっていきます。

 

 

 

 

 

一部強迫神経症の人もいることはいますが、不登校や引きこもりに伴う強迫行動は、強い恐怖に裏付けられているわけではないので、ほとんどの場合、一過性で終わります。

 

 

 

 

 

しかし、病理的「恐怖心」があって、「反復確認・強迫行動」がでている場合は神経症(身体表現性症候群)として診て、治療は必要です。

 

 

 

 

 

病気であるとは認めたくない親は、しばしばこの強迫・反復確認行動などを無視しがちです。

 

 

 

 

 

思春期の専門医に診てもらう必要があります。

 

 

 

 

 

不登校の子供の場合、このまま自立をしないのではないかという誤解もあります。

 

 

 

 

 

普通の不登校なら95~98%以上は 2年以内に改善されて登校したり、社会参加の方向に進みます。

 

 

 

 

 

彼らが自立の方向に歩むためには、継続的に安定した人(恒常的にかかわる人材)の援助が必要です。

 

 

 

 

 

安定した人とは、性成長を遂げていて子供にとって望ましい人で、比較的長期にかかわることができる人です。

 

 

 

 

 

子供にとって望ましい人とは、自己成長のために理想化したい人で、その人とかかわりが継続できれば子供は次第に元気になっていきます。

 

 



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