子供の自立心を育てるための条件
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子供の自立心を育てるための条件

2018年04月23日(月)2:29 AM

どんな親でも子供の自立心を育てたいと願っているはずです。

 

 

 

 

 

子供の自立心を育てるための基準と条件は以下のようなものです。

 

 

 

 

 

A 親としての優しい保護が必要である・・・・・・・あやす、慰める、癒す、いたわる等といった優しさが子供の自立心の成長には必要です。

 

 

 

 

 

B   支援・援助が必要である・・・・・・・くつろがせる、手を貸す、手伝う、要請に応えるなど、子供の行為行動が困難に直面した時には、困難を乗り切るための親からの援助や支援が適切にあれば、よりレベルの高い自立心を子供は抱くようになります。ある年齢まではこのような支援が必要です。

 

 

 

 

 

C 危機介入が必要である・・・・・・・困難の極みに達した場合には、親が一部の責任を負ってやる必要があります。身体症状が出るまで黙って見ているのは誤りです。行き詰まりを予防してやることも大切です。

 

 

 

 

 

D 不安が介在しない関係が必要である・・・・・・・・親が安定した気持ちで子供にかかわる姿勢は子供との信頼関係につながります。その信頼関係は子供の自立心を守る役割をします。仮にかかわる親の気持ちが不安定であり、かかわりが常に介入的であれば子供の自立心は危機に見舞われます。

 

 

 

 

 

E 子供の成長の度合い(レベル)により、できることとできないことの区別を理解しておくことが必要である・・・・・・・・子供にはそれぞれの能力があります。その能力をはるかに超えた無理な要求をせず、子供がその先に希望を抱ける程度の目標を維持することは自立心を保つ大切な要件になります。

 

 

 

 

 

F 心と体の発達の段階は参考にするものであって、決定的なものではないことを理解してかかわっていく必要がある・・・・・・あの子はできるのに、どうしてうちの子はできないの?というような他者との比較は禁物です。心と体の発達は、たとえ年齢が同じでも、機能や能力に差があるものです。いつも、他の子より早く、完全にでき、優秀であるように要求(刺激)すると自立心はしぼんでしまいます。

 

 

 

 

 

G 子供は必ずしも親の思い通りにならない存在であり、別人格であることの承認・・・・・・・・子供が自分の意思により社会性の範囲内で自己決定したとき、それが親の意のままではない場合があっても、子供の自己決定は自立心から生まれた大切な意思なのです。後に、自分探しの役に立ちます。

 

 

 

 

 

このような条件は、子供の自立に協力するためには必要なものです。

 

 

 

 

 

子供の自立心を育てる親としての心得

 

 

 

 

 

面接などで親たちから、「子供を自立させるためにはどうしたらいいでしょうか。黙って見ていればいいのでしょうか。それとも何かやらせたほうがいいのでしょうか」という質問をよく受けます。

 

 

 

 

 

「子供は自分でできないところは親に頼りたいし、できるところは自分でやりたいのですから、子供と相談しながらことを運んでください」と私は答えます。

 

 

 

 

 

ところが、「子供は私に何も言わないんですよ。どうしたらいいでしょう」と重ねて質問されます。

 

 

 

 

 

多くの親子の場合、常にコミュニケーションがやり取りできるような関係にはないようです。

 

 

 

 

 

そのような状況も考慮して、以下のような心得は必要です。

 

 

 

 

 

A やたらに子供を急かさない。子供のペースを認める・・・・・・・子供には子供の時間の過ごし方、使い方があります。親が見て、要領の悪い時間の使い方であっても、子供の試行錯誤は大切です。

 

 

 

 

 

B 失敗を挫折に結び付けない。失敗はやり直せばよい・・・・・・・・失敗したことを責めてはいけません。失敗はやり直す勇気を子供に与えるチャンスなのです。先回りをして失敗させないことは自分探しの障害になる場合も多々あります。

 

 

 

 

 

C 間違いを頭から否定しない。共に悩む尊さが必要・・・・・・・間違いを犯すことは誰にでもあります。間違いを修正する機会を作っていくことで、子供の自立心は失われることはありません。葛藤し、共に悩む時間も必要です。

 

 

 

 

 

D 子供がやむをえず従わなければならない状況は作らない・・・・・・・・子供を追いつめたり、子供騙しは自立心の養育には役立ちません。また、親からの強制、強要も子供の自立心の妨げになります。

 

 

 

 

 

E 子供に恐怖心や不安感を抱かせて、目的の行為行動を取らせるようなことはしない・・・・・・・脅しや恫喝をして子供を動かした結果、たとえその行為が完全にできたとしても、子供の自発的な自立心は死んでしまいます。

 

 

 

 

 

F 子供の冒険心を認める・・・・・・・子供は常に新しいことを体験してみたいと考えている存在です。新しい試みは自立心の栄養剤になります。

 

 

 

 

 

G 新しい遊びを認める。遊びなら少々ハメを外してもよい・・・・・・・このような経験の積み重ねは、知恵と勇気を形成します。

 

 

 

 

 

H 新しい友達関係を認める・・・・・・・・親が気に食わない相手でも、子供同士のかかわりは子供の大切な意思決定で行われているのです。相手のどこかにいいところがあるのです。いいところ探しができるのも自立には必要です。

 

 

 

 

 

I 子供が主張する内容に注目し、反社会性や危険がなければ見守る勇気をもつ・・・・・・・何事も絶対安全はあり得ません。多少の困難や危険は克服できたほうがよいのです。

 

 

 

 

 

J できたことはほめる。できなかったことばかりに注目しない・・・・・・・うまくできたことでもほめてもらえなければ子供の気持ちは虚しくなります。心の成長を進展させるためにもほめることは大切です。

 

 

 

 

 

K 親としての喜びの気持ちを伝えていく・・・・・・・・子供の言動でよい部分があれば子供とともに良い感情の共有をする必要があります。

 

 

 

 

 

L 親として、子供の世代が負担すべき責任の範囲を理解している・・・・・・・自分の子供が負うべき責任について、どの程度がふさわしいかを日常生活を通して理解しておく必要はあります。

 

 

 

 

親がこのような心得に注意を払っていれば、子供の自立へ向けての気持ちは崩れることはありません。

 



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