希望が見えない大人の社会とひきこもり
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希望が見えない大人の社会とひきこもり

2018年04月21日(土)12:01 PM

子供の成長発達課題を云々する前に、大人社会の成熟度はどうなっているのか自覚しておかなければなりません。

 

 

 

 

 

その大人社会に問題が多過ぎれば、子供に対する成長要求のやり方を変えなければなりません。

 

 

 

 

 

すぐにやってくる大人社会への参加のためには、多くの要求が親から(または教師から)子供に求められます。

 

 

 

 

 

そのような要求に見合うように頑張りたくなる社会が、子供たちの目には見えにくくなっているのが現実です。

 

 

 

 

 

彼らは明確には希望が持てない時代を生きているのです。

 

 

 

 

 

自己否定感が形成される過程(家庭)では、自分の親に対する否定感も形成されるものと思われます。

 

 

 

 

 

子供に対して 注意ばかりしている親自身や教師はもっとダメな状態にあるという現実も、子供は親や教師とのかかわりの中で目撃しています。

 

 

 

 

 

小学生、中学生、高校生と成長を遂げていくと、家庭内ばかりではなく大人社会の欠点や矛盾も見えてきます。

 

 

 

 

 

その社会で働く親や教師たちに疑問を抱く純粋さが、子供たちにはまだあります。

 

 

 

 

 

それは大人から見ると屁理屈にも見えますが、子供たちの行き詰まり感を表しているのです。

 

 

 

 

 

こんなに頑張っているのに

 

 

 

 

 

子供たちは心の中で一生懸命に頑張っています。

 

 

 

 

 

何を頑張っているのかというと、「何とかして学校へ行こう」「何とかして朝起きよう」「今日こそ絶対に友達に連絡を取ろう」「どうにかして社会参加しよう」と、心の中(理性)では頑張っています。

 

 

 

 

 

ところが思いばかりで頑張りすぎて現実には緊張し、疲れきってしまい、悪循環を起こしています。「やっぱり駄目な自分」を強く確信してしまいます。

 

 

 

 

 

なぜ確信を抱くのかというと、常日ごろから「お前は意気地なしだ」「無気力だ」「無能だ」というような内容の言葉が、周囲の人たちから聞こえてくるからです。

 

 

 

 

 

あるいは、自分自身で真剣に思い悩んでいるからです。現実の部分であまりにも頑張り過ぎているという自己認識が欠けているのです。それには誤解があります。

 

 

 

 

 

「みんなはもっと頑張ってやっているのに自分にはできない」という誤解です。

 

 

 

 

 

「ほかの子はきちんとできているのに、自分はまともにできない」という誤解、低い自己評価からの負い目もあります。

 

 

 

 

 

自己評価を低くしている子供の特徴は、周囲の人たちを等身大に見ていない(評価していない)ということです。

 

 

 

 

 

相手に対しては過大な良い評価をしています。しっかり見れば自分とそんなに差はないのに・・・・・・・。

 

 

 

 

 

このような状態になるときには、すでに低い自己評価が、心の構造の一部を占めていると考えられます。

 

 

 

 

 

拒否的、否定的依存に付き合う大切さ

 

 

 

 

 

子供たちの成長発達課題の欠落があるのでは・・・・・・・・という思いは、不登校やひきこもりの人たちとかかわる場合にしばしば起こってきます。

 

 

 

 

 

彼らが親に示す拒否的、否定的依存はまるで幼児のようにも見えるからです。

 

 

 

 

 

子供のぐずりと似ていますからそのように見てもよいのですが、思春期の子供の心の構造化の過程で拒否感や否定感が、周囲の人たちとの関係や環境の中で抑え込まれてきたことによる反応であると認識すると、その後のかかわりは分かりやすくなります。

 

 

 

 

 

子供の心の構造に封じ込められた負の感情は、不登校などを形成するときに表沙汰になります。

 

 

 

 

 

登校していたころは、表に出さないように無理をして我慢し頑張っているだけなのです。

 

 

 

 

 

それも自分では意識しないでそのような無理をしています。

 

 

 

 

 

本人にとっては本来不自然なことなのですが、もうすでにその年齢のころには嫌なことは口にしない癖がついています。

 

 

 

 

 

子供が不登校などをして否定的、拒否的な依存を親に迫ってきても逃げ出さないでください。

 

 

 

 

 

そのような子供の態度も批判しないでください。もちろん皮肉も言わないでください。子供たちはそのような態度を親や周りの大人たちに向ける場合があります。

 

 

 

 

 

そのまま素直に先入観抜きで聞き続けることが大切です。

 

 

 

 

 

早く結論を出して何かを始めようとは考えないでください。

 

 

 

 

 

このような状態にいる時期の子供はどんな誘いや結論も否定し、拒否します。

 

 

 

 

 

差し出されたものは拒否・否定します。

 

 

 

 

 

やがて次の時期が来ることに希望を持ち、根気よく否定的、拒否的な依存に付き合ってください。

 

 

 

 

 

その後になって、本人が否定や拒否をしなくても済むような対話をしてください。

 

 

 

 

 

「そうだよね。父親には頼りたくないよね。だけどお金だけは欲しいよね」「家にいるのはいやだけど、ほかに行くところがないもんね」といった具合です。

 

 

 

 

 

本気になって結論を出さないでください。

 

 

 

 

 

本人たちの拒否的、否定的な依存に付き合ってほしいのです。

 

 

 

 

 

そうしているうちに子供たちは理性を取り戻し、現実を直視できるようになっていきます。

 

 

 



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