自己愛性パーソナリティ(人格)障害によるひきこもり
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自己愛性パーソナリティ(人格)障害によるひきこもり

2018年04月20日(金)10:50 AM

ひきこもりの人は自己愛つまり自分自身に対する意識が強すぎるがゆえに、傷つくことを恐れて外に出られなくなっているというような一つの見解があります。

 

 

 

 

 

それでひきこもりと自己愛との関連性がよく議論の対象となっていて、自己愛性パーソナリティ(人格)障害という診断が用いられることもあります。

 

 

 

 

 

しかし、私はひきこもりの人たちは、突飛な自己実現の様式、たとえば自分は浜崎あゆみやイチローになれたという思い、あるいは機会さえあればなれるという幻想にとらわれてはいても、一方ではひきこもりという現実に苦しんでおり、彼らのすべての言動が自己愛によるものであるとは言えないと考えています。

 

 

 

 

 

ただひきこもりの症例として自己愛性パーソナリティ(人格)障害といえるものも確かに存在しています。

 

 

 

 

 

S君は現在21歳の男性です。

 

 

 

 

 

両親はS君の幼少期に離婚し、母一人子一人の家庭で母親はブティックを経営し、S君はいわゆるカギッ子であったといいます。

 

 

 

 

 

高校時代から友人とうまく付き合えないということに悩み、また女っぽいとからかわれたりしたために、クラスで孤立してしまい高校を中退しました。

 

 

 

 

 

その後、特に何をするでもなく 1年ほど過ごしていましたが、もともとあこがれていたアニメ声優になりたいと思い、声優養成の専門学校へ入学しました。

 

 

 

 

 

専門学校は出席に対して厳しくなくて、授業料さえしっかり納めていれば問題はなく、S君は実際にはあまり出席することはなく、いちおう卒業しましたが卒業後は再び自宅でひきこもっています。

 

 

 

 

 

S君は自分は実力があるのだから、いつでも声優の仕事を得ることができると話しますが、実際にオーディションを受けたことは一度もありません。

 

 

 

 

 

自分には無限の可能性があると思っている一方で、失敗を過剰に恐れていることを自覚してもいます。

 

 

 

 

 

S君は私と話していると、私に助けを求める必要はなく、自立支援施設に来る必要はないと話しますが、時折自信のなさを示すことがあり、オーディションを受けないのは世間が自分に追いついてなくて、自分の実力が正当に評価されないからだと説明します。

 

 

 

 

 

S君は、一種の閉塞的状況に陥っています。

 

 

 

 

 

彼は現在、自分はなにも困っていないと話しますが、私は彼自身が自分自身でこの状態に対して洞察ができるまで、彼と対話を続けていくつもりです。、

 

 

 

 

 

自己愛性パーソナリティ(人格)障害とは

 

 

 

 

 

誇大性(空想または行動における)、賞賛されたいという欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになります。

 

 

 

 

 

以下のうち5つ(またはそれ以上)で示されます。ぬもちろん

 

 

 

 

 

①自己の重要性に関する誇大な感覚(例・業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)。

 

 

 

 

 

②限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれています。

 

 

 

 

 

③自分が「特別」であり、独特であり、ほかの特別なまたは地位の高い人たちに(または施設で)しか理解されない、または関係があるべきだと信じています。

 

 

 

 

 

④過剰な賞賛を求めます。

 

 

 

 

 

⑤特権意識、つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待します。

 

 

 

 

 

⑥対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用します。

 

 

 

 

 

⑦共感の欠如、他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、または、それに気づこうとしません。

 

 

 

 

 

⑧しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込みます。

 

 

 

 

 

⑨尊大で傲慢な行動、または態度をとります。

 

 



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