不登校やひきこもりの人たちの生活リズム
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不登校やひきこもりの人たちの生活リズム

2018年04月09日(月)1:57 PM

不登校やひきこもりの人たちの生活リズムは、かなりゆっくりしています。

 

 

 

 

 

そのうえ、生活時間帯は通常の社会生活を送っている人たちよりは三時間から六時間くらい後方にずれています。

 

 

 

 

 

場合によっては、一○時間ずれていることもあります。

 

 

 

 

 

学校生活や社会生活や友達との関係でもペースが合いません。

 

 

 

 

 

ペースが合わないことで人々から後れをとり、心に多くの重圧を感じ、不安になります。

 

 

 

 

 

その重圧から自らの心の安全とか安定などを守らなければ、緊張し過ぎ、疲労して委縮してしまうのです。

 

 

 

 

 

子供が自分の疲労や萎縮を回避するために、元気に社会活動を送っている人たちとは出会ったり対面しにくい生活時間帯で過ごさなければなりません。

 

 

 

 

 

これは意図的にそのようにしているのではありません。

 

 

 

 

 

子供の意識外の心身の自律的反応です。無理に、普通の生活をさせようとすればできないことはありません。

 

 

 

 

 

しかし、それは長続きはしません。一日頑張ったら二日は休む必要があるでしょう。

 

 

 

 

 

例えば、激励して無理に継続させると、さらなる重圧と苦痛を子供に与えます。

 

 

 

 

 

仮に善意で、「嫌なことは早く終わらせてあげよう」という手助け的なものであっても、自分で実行する律義さを譲ることができない子供にとっては、大きなお世話になります。

 

 

 

 

 

不登校やひきこもりの人たちは、ゆっくりとした自分の生活ペースや行動リズムで安全な居場所(自分の家など)で生活を送っています。

 

 

 

 

 

本人はあまり意識していませんが、そのようにして元気になっていこうと努力しています。

 

 

 

 

 

その環境や関係の中での行動リズムが自分には一番適した時の流れを刻んでいるのです。

 

 

 

 

 

周囲の社会生活を送っている人たちのリズムは、不登校やひきこもりの子供のリズムよりはあまりにも早く、目まぐるしく変化しているように感じられるのです。

 

 

 

 

 

そのような状況を理解していれば、不登校やひきこもりの子供に、「早くしなさい」「どうしてさっさと決められないの」「遅れてしまうでしょ!」などと急かすようなことはしなくても済みます。

 

 

 

 

 

考えがまとまらない

 

 

 

 

 

不登校の子供が日常の生活ペースが安定しないもう一つの理由は、なかなか自分の考えがまとまらないことに影響されています。

 

 

 

 

 

不登校の子供にはかなり時間的な余裕を与えても、「考えがまとまらない」と言います。

 

 

 

 

 

考えをまとめるためには子供にはもっと長い時間が必要なのかもしれません。

 

 

 

 

 

あるいはそばにいて、悩む時間に付き合う人が必要なのかもしれません。

 

 

 

 

 

実際に、彼らの多くは家のなかに長くいすぎた結果、現実思考や現実検討ができにくくなっている可能性もあります。

 

 

 

 

 

訪ねて来る人もなく、閉鎖的な空間に長時間いた場合、誰でも現実思考能力や現実検討能力は低下します。

 

 

 

 

 

家の中に居続け、家族以外の人とは出会わない子供に、「早く決めなさい」と催促することは、さらなる困難を押しつけることになります。

 

 

 

 

 

そのような催促は、家族関係の悪化にもつながります。

 

 

 

 

 

あまりにしつこく催促すると子供は、「何をしたらよいのかわからない」「何をしたいのかわからない」状態におちいります。

 

 

 

 

 

後段の「何をしたいのかわからない」になると、気持ちが相当混乱している様子がうかがえます。

 

 

 

 

 

自分自身の意思がわからないという追い詰められた状態を示しています。

 

 

 

 

 

不登校の子供たちの自己決定には、我々が必要とする以上に何倍もの時間が必要です。

 

 

 

 

それにしても、ゲームやテレビやインターネットや音楽ばかりに莫大な時間を費やしている子供の姿を見ていると、「これでいいのだろうか」と不安になってきます。

 

 

 

 

 

不登校の子供たちが機械的、道具的な遊びに没頭するのは、環境や関係の中で、とりわけ対人関係でつらい思いを体験しているからです。

 

 

 

 

 

ゲームやパソコンばかりしているから考える力がなくなるのだということで、彼らからこれらの遊びを取り去ってしまえば、少しは現実に直面するのではないかという期待を持つ人も中にはいます。

 

 

 

 

 

外部の人に対する対人不安が強いからこのような遊びに没頭しているのですから、対人関係を取り除かないうちに遊びを取り去ってしまうと、精神的に焦燥感が強くなり、かえって良い結果は得られません。

 

 

 

 

 

たとえ機械的、器具的、道具的な遊びではあっても、それらの遊びを取り去ってしまうと何の刺激もない生活になってしまいます。

 

 

 

 

 

子供の気持ちに寄り添い、日常会話を楽しむ余裕がかかわっている大人には必要です。

 

 

 

 

 

親子での遊びと並行して家族以外の人との遊びの導入を心がけてください。

 

 

 

 

 

これは子どもにとっては必要な支援になります。

 

 



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