不登校の子供への対応
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不登校の子供への対応

2018年04月06日(金)3:27 PM

不登校の子供に対して、登校刺激はいけない、先回りはいけないと言われ、何もしない人たちが多くなりました。

 

 

 

 

 

確かに先回りや先読みをして、子供より先に行動を起こしてしまったり、子供に言動を催促することはやめた方がよいのですが、だからといってただ黙って見ているだけで、子供に何もしないことは関係性の放棄をしているようなものです。

 

 

 

 

 

親や教師が何もしないで見ているだけだと、子供は「みられている側の緊張」をします。

 

 

 

 

 

自分が観察される立場に立てば誰でもその圧迫はわかります。

 

 

 

 

 

相手が自分をどのように見ているのかわからないという不安は、とてもつらいものとなります。

 

 

 

 

 

子供が何かをしてるときには、その言動を中断しないように協力的な見守りは必要ですが、その場合でさえも、「私はあなたの言動を温かく見守っています」という心からの表情によるメッセージは届けておく必要があります。

 

 

 

 

 

例えば「うなずき」とか、思わず漏らす「すごい」というような表情でも、子供には温かく見守ってもらっているという気持ちが伝わります。

 

 

 

 

 

このように全身を使って表現することで、子供の心は打ち解けてきて、言語で自分の感情を親や教師に伝えることができるようになります。

 

 

 

 

 

普段は子供のいうことを聞くが、いざとなると怒りまくる

 

 

 

 

 

子供が不登校をしていると、親や教師はかなり神経をとがらせて子供の感情を刺激しないように努めます。

 

 

 

 

 

しかし、そのとがらせた神経が自分のなかに潜在していることに気が付いている親や教師はほとんどいません。

 

 

 

 

 

子供の欲求や言動が親や教師の基準から見て(客観的な感覚で)、常軌を逸したかのような事態になると、怒りをあらわにします。普段、神経をとがらせているからそうなります。

 

 

 

 

 

その場合、子供は、日常の平穏な親や教師像は偽者であり、本当は恐ろしい人であると確信します。

 

 

 

 

 

相手を怒らせてはいけないという思いで細心の注意をします。そして神経をとがらせます。

 

 

 

 

 

多くの子供は、親たちのたった一回の激怒に対しても、それまでの親切や優しさをすべて反故にしてしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

それは過去の嫌な感情の連鎖とも関係しています。

 

 

 

 

 

子供はキレる父親や母親とは言葉を交さなくなります。キレる人とは距離をとり、遠方から眺めるように冷静な視線を向けます。

 

 

 

 

 

そして、その人の欠点を常に探します。

 

 

 

 

 

したがって、一度でも怒ってしまった人との対人関係の回復は困難を極めます。

 

 

 

 

 

我慢に我慢を重ね、いきなり怒るよりは、常日ごろからの対話により、親や教師の希望や要求や思いが特別なことではなく、ごく平凡なこととしてサラッと話せるような関係が必要になります。

 

 

 

 

 

親が自分自身の性質や気質に合わない無理な我慢をすると、結局は子供に怒りをぶつけ、最悪の事態を招きます。

 

 

 

 

 

子供にとってよいと思われることは先取り提案する?

 

 

 

 

 

「朝は早く起きた方が健康に良いから起きなさい」「夜は早く寝ないと体に悪いから早く寝たほうがよい」「友達と連絡を取っておかないとみんなから見捨てられてしまうから、友達には連絡をしておきなさい」「勉強をしっかりとしておかないと、後で苦労するから勉強だけはしておきなさい」など、子供にとって良いことは積極的に早くやらせたいと思うのが親心です。

 

 

 

 

 

そのように早急な結論を要求された子供は、確かに良いことであるとはわかっていても、自発的になおかつ自主的に実現できなかったことに不満をいだきます。

 

 

 

 

 

その理由は、自分の気持ちが親にむしり取られたからです。

 

 

 

 

 

どんな子供でも、当初は自分を悪くしようという気持ちはありません。

 

 

 

 

 

自分をよくしたいのです。また、その方法もある程度は知っています。

 

 

 

 

 

だから子供たちの多くは、自分のペースでそのよい方法を実行しようと考えています。

 

 

 

 

 

それが子供の主体的な心構えとなります。親や教師は、子供のその主体的な心構えに無関係に提案しているのです。

 

 

 

 

 

だから、子供とペースが合いません。子供は、「これから自分でやろうと思っていたのに・・・・・・」という不満を感じます。

 

 

 

 

 

時間をかけて自分で導き出した納得できる方法か、親や教師から押し付けられたような気がする方法かの違いはとても大きいのです。

 

 

 

 

 

親や教師にとって大切なことは、子供が「今、どんな気持ちでいるの?」かを理解することです。

 

 

 

 

 

それは子供にいちいち聞かなくても、しっかりと様子を見ていれば見えてくるものです。

 

 

 

 

 

しかし、親や教師は自分の安心感獲得のために、早く結論を得たいと焦り、子供より先に「良いこと」を提案してしまいます。

 

 

 

 

 

その焦りは子供にも伝わります。

 

 

 

 

 

それで子供は、「やりたいけどできない(やりたくなくなる)」ことになります。

 

 

 

 

 

これでは不登校は長引くばかりです。

 

 

 

 

 

親や教師は、まずは子供の言い分をよく聞き、子供から求められたら自分の考えを伝えるという手順を踏んでください。

 

 

 

 

 

親や教師が子供にとって良いことであると思っても、子供の気持ちが不登校などで停滞している場合には、その提案はかえって子供の心の負担になってしまいます。

 

 

 

 

 

親や教師の安心感ではなく、子供の心の満足感を優先してください。

 

 

 

 

 

 

 



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