子育てについて~子どもに配慮を教える~
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子育てについて~子どもに配慮を教える~

2018年03月26日(月)1:59 PM

子供は問題だとは感じていないのですが、親にとって問題があるとき、それをどのように子供に伝え、問題解決をすればいいのか考えてみましょう。

 

 

 

 

 

どのような状況があるでしょうか。

 

 

 

 

 

例えば、来客があって話をしているのに、子供が騒いでうるさくてゆっくりできません。子供は何ら問題を感じてはいません。

 

 

 

 

 

それどころか、来客があってうれしがって騒いでいます。でも親にとっては問題です。

 

 

 

 

 

5時前には帰る約束の子供が、5時を過ぎても帰ってきません。何かあったのではないかと親としてはとても心配です。

 

 

 

 

 

約束を30分も過ぎて、何もなかったかのようにご機嫌で子供が帰ってきました。

 

 

 

 

 

子供にとっては何も問題はありませんが、親にとっては問題です。

 

 

 

 

 

高額な電話料金の請求書が送られてきました。ほとんどが子供の電話料金です。子供は何も問題を感じてはいません。

 

 

 

 

 

友達と楽しく会話ができて喜んでいます。でも親にとっては問題です。

 

 

 

 

 

さて、親にとっても問題は解決されなければなりません。子供は自分のどのような言動が、人にどのような影響を与え、問題を感じさせているのかを知る必要があります。

 

 

 

 

 

相手にマイナスの影響を与えている場合、子供はその言動をもう一度検討する姿勢を学ばなければなりません。

 

 

 

 

 

それが人と一緒に生きるということです。

 

 

 

 

 

この体験をたくさんしてきた子供は、人に対する配慮を身につけます。

 

 

 

 

 

ここで、親が仕方がないとあきらめ、子供にやりたいようにやらせると、子供は人と暮すために自分がどうあるべきかを学ばないまま大きくなります。

 

 

 

 

 

こんな状況でよくあるのが、親の自動的な怒りです。

 

 

 

 

 

「うるさいなあ。あっちへ行って遊んでなさい」

 

 

 

 

 

「いま何時だと思ってるの。約束の時間はとっくに過ぎてるわよ」

 

 

 

 

 

「いい加減にしてよ。電話代いくら払っているか知ってるの」

 

 

 

 

 

このように言ったことはありませんか。

 

 

 

 

 

まずその自動的に入ってしまう怒りのスイッチを切りましょう。

 

 

 

 

 

怒りや小言として伝えるのではなく、親からの教育的メッセージとして伝えるやり方を次にご紹介します。

 

 

 

 

 

まずは、その問題が誰の問題かに気づき、区別することから始めます。

 

 

 

 

 

子供の問題であれば、解決は子供に任せます。

 

 

 

 

 

親にできるのは、子供が最適な解決策に到達するよう、話しをしっかり聞くことです。

 

 

 

 

 

親が問題を感じている場合は、親は自分が感じていることを伝えることが大切です。

 

 

 

 

 

子供の言動が、親にとってどんなに困る事かを伝えたとき、子供は初めて自分の言動を変えることができるのです。

 

 

 

 

 

「うるさいなあ。あっちへ行って遊んでなさい」

 

 

 

 

 

「いま何時だと思ってるの。約束の時間はとっくに過ぎてるわよ」

 

 

 

 

 

「いい加減にしてよ。電話代いくら払っているか知ってるの」

 

 

 

 

 

こんなふうに言われたら、あなたはどう感じますか?これらのセリフは何が問題なのでしょう。

 

 

 

 

 

実は、これらのセリフには共通点があります。

 

 

 

 

 

それはこれらが「あなたメッセージ」であることです。

 

 

 

 

 

「(君は)うるさいなあ。(君は)あっちへ行って遊んでなさい」

 

 

 

 

 

「(あなたは)いま何時だと思ってるの。約束の時間はとっくに過ぎてるわよ」

 

 

 

 

 

「(あなたは)いい加減にしてよ。(あなたは)電話代いくら払っているか知ってるの」

 

 

 

 

 

という具合です。

 

 

 

 

 

会話の中ではほとんど省略していますが、私たちはこのように「あなたメッセージ」をよく使います。

 

 

 

 

 

この場合、「あなたメッセージ」は、言われる方にとっては抗議のメッセージです。

 

 

 

 

 

ほかにも非難や命令、説教、皮肉などにもよく使われます。

 

 

 

 

 

このように自分に対して、やっていること、やっていないこと、やるべきことを「あなたメッセージ」で言われているとき、子供は責められていると感じます。

 

 

 

 

 

責められていると感じた時、子供は親の言葉を聞きながし、内心反発を感じながらひたすら小言が終わるのを待つだけです。

 

 

 

 

 

小言の多い親は、子供に言動を改めさせようとしているつもりで、多大なエネルギーを無駄なことに費やしているのです。

 

 

 

 

 

その無駄なエネルギーを使って、子供のなかに親に対する反発を育てているのです。

 

 

 

 

 

そもそもこのセリフの目的は、親の問題を解決することでした。

 

 

 

 

 

そのためには、親が受けている影響をよく理解してもらい、子供の問題となる行動を変えてもらわなければなりません。

 

 

 

 

 

子供に悪気はなくても、それどころか子供にとってうれしいことでも、その自分の言動が周りにマイナスの影響を与えることもあると教えることが重要です。

 

 

 

 

 

その連続が、子供にまわりへの配慮を教えます。

 

 

 

 

 

ですから、配慮を教えるためには、「あなたメッセージ」で子供を責めるのではなく、子供が受け取れるメッセージにする必要があるのです。

 

 

 

 

 

親の気持ちを伝える「私メッセージ」

 

 

 

 

 

「お父さん困る。君が騒いでいるとお客様と静かにお話しできなくて。あと一時間くらいで外へお昼に行くから、それまで静かに遊べるかな」

 

 

 

 

 

「私、とっても心配していたの。あなたがどこにいるかわからないし、何かあったんじゃないかと思って」

 

 

 

 

 

「お母さん、問題を感じているの。毎月これだけの電話代を払うのはわが家の家計にはつらいのよ。電話代を減らす工夫にあなたも協力してほしいの」

 

 

 

 

 

これらは、あなたメッセージから一変して、子供に親の気持ちを伝えています。

 

 

 

 

 

「お父さん困る」「私、とっても心配していたの」「お母さん、問題を感じているの」と「私メッセージ」にすることで、あくまでも「私」のこととして話します。

 

 

 

 

 

そうすることで、子供は相手のこととして冷静に聞くことができます。

 

 

 

 

 

相手のこととして聞いているときは、別に自分が責められているわけではないので、多少耳が痛いことでも反発するには至りません。

 

 

 

 

 

反対に「困っている」「心配した」「問題を抱えている」と言われることで、相手を助けてあげなければと感じてくれる可能性が高くなります。

 

 

 

 

 

そしてまた、親は、どのような理由で「困っている」「心配した」「問題を抱えている」のかをきちんと伝えます。

 

 

 

 

 

親は、子供がそのぐらいの事は気づいていて当然だとか、すでに伝えたからわかっているはずなどと思いがちですが、必ずしも子供は気づいてはいません。

 

 

 

 

 

もともと子供にとっては問題ではないのですから、気づいていていいはずだというのは乱暴です。

 

 

 

 

 

親がお客様とゆっくり話がしたいという気持ちを子供は知りません。

 

 

 

 

 

遊びに夢中だった子供は、親が心配していたなんて予想もしませんでした。

 

 

 

 

 

電話代が増えると何が問題なのかは、言われない限り子供にはわかりません。

 

 

 

 

 

親が感じていることのその理由を話して伝えます。

 

 

 

 

 

親は子供にやってほしいことがある、あるいはやめてほしいことがある、つまり子供の言動を変えたいのです。

 

 

 

 

 

そのためには、具体的に何をしてほしいのかを伝えます。

 

 

 

 

 

その時に命令したり、するべきだと指示をしたりするのではなく、丁寧に依頼してください。

 

 

 

 

 

ご機嫌をとったり、へつらうことはしません。やさしい態度で「こうしてください」と依頼するのです。

 

 

 

 

 

親の気持ちや状態、そしてなぜそうなのかがわかれば、子供は言動を変えてくれます。

 

 

 

 

 

それは、親が「私メッセージ」により、自分の気持ちを伝えてくれているからです。

 

 

 

 

 

「私メッセージ」は、親が子供に喜びや感謝を伝える時も使えます。

 

 

 

 

 

問題解決の時だけでなく、普段から積極的に自分の気持ちを伝える場面で使ってみてください。

 

 

 

 

 

きっと子供は目を輝かせて、親の話に耳を傾けるでしょう。

 

 



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