不登校・ひきこもりとIT依存
ホーム > 不登校・ひきこもりとIT依存

不登校・ひきこもりとIT依存

2018年03月26日(月)9:54 AM

不登校やひきこもり状態になると、ゲームやパソコン・スマホに依存した生活になる場合が多々あります。

 

 

 

 

 

ひきこもりや不登校の子供に限らず、ゲーム、携帯電話、パソコンなどのIT機器に対する依存傾向は、現代社会ではかなり激しくなっています。

 

 

 

 

 

一日に一四、五時間ゲームをするという子供も珍しくありません。

 

 

 

 

 

携帯電話の使用料金が月額一三万円という子供もいました。彼らの多くは、以下のような状態に陥っていました。

 

 

 

 

 

A みんなと同じ情報を持っていないとみんなの話題についていけなくなるのではないかと不安になり、焦る。

 

 

 

 

 

B 次々に新しい情報が入手できないと、自分だけ遅れてしまうのではないかと不安になり、なおかつイライラしてくる。

 

 

 

 

 

C 外部の人からの連絡が入る可能性があるから携帯やパソコンから離れられない。携帯が通じない場所やパソコンがないところへは自由に動くことができにくくなる。

 

 

 

 

 

D 携帯電話なし、テレビなし、パソコンなしの生活では不安でたまらない。生活ができないと思い込んでいる。

 

 

 

 

 

E 一人でいることに耐えられない。常に誰かとつながっていなければ不安になる。携帯やメールの遣い取りを継続し続けなければいられない。

 

 

 

 

 

こんな状態に陥る子供もいました。そして、もっと深刻なのは「生身の人間との付き合いはできないけれど、携帯電話やメールやインターネットを通してなら付き合うことができる」人々の増加です。

 

 

 

 

 

簡単に相手を無視できるし、切り捨てることができ、簡単に自分ではない自分になりきって相手と付き合うことができる道具を通しての人間関係は、どう考えても健全な関係とは言えません。

 

 

 

 

 

また、自分は他人が知ってるかもしれない情報のすべてを知らないと相手とは付き合いができないという強迫的な(完全主義的な)思いは、対面対人関係を回避させる状態を生む可能性があります。

 

 

 

 

 

このような状態は、新しい病理であって従来のものとは比較しにくいものです。

 

 

 

 

 

しかし、このような新しい現象によって人間の心の機能が文化的な変化や道具や機器によって、また、対人関係や社会的状況の負担や重圧によってさまざまな現象を示すことがわかってきます。

 

 

 

 

 

自己否定感、低い自己評価~うつとの関係~

 

 

 

 

 

不登校やひきこもりの子供の多くは低い自己評価と、自分が得意とする一部分に関する他者への優越感とを同時に持ち合わせている場合があります。

 

 

 

 

 

これは相矛盾する性質を持っています。

 

 

 

 

 

その優越感が無残にも打ち砕かれると、決定的なほどの強い自己否定感をいだいてしまいます。

 

 

 

 

 

他者とのかかわりでは優劣の基準をもとに「勝った」「負けた」という判断が先行し、競争意識を強く持ちます。

 

 

 

 

 

その背景には、親や教師のなかにそのような優劣を競わせる者が存在しているのです。

 

 

 

 

 

「いくら頑張ったって満足にできない」「どうせ自分がやることはいつも不十分だ」「何をやってもうまくできない」等々と自己評価を低くしています。

 

 

 

 

 

実際には十分にできていても、自分が考えていたほどはできていないと思い込んでいます。

 

 

 

 

 

子供の周囲に出来が良すぎる人がいる可能性もあります。たいがいは出来が良すぎてスキがない父母や兄弟姉妹が存在しています。

 

 

 

 

 

学校教育現場のさまざまな関係でもしばしば低い自己評価を獲得しています。

 

 

 

 

 

いくら頑張ってものごとに取り組んでも「もっとできるように頑張れ」と強要する教師がいれば、一生懸命に頑張っている子供たちは、「これ以上もっと頑張れというの?」という思いで疲れ果て、「もういい。いくら頑張ったって自分はだめだ。ほめられることなんか何もない」という思いに支配されます。

 

 

 

 

 

投げやりになり、消極的になり、無気力状態に陥ります。

 

 

 

 

 

一見うつ的になっていきます。しかし、不登校の人は、自分が本当にできている部分について等身大にほめられると、無気力状態から開放されていきます。

 

 

 

 

 

うつの人はいくらほめてもかえって意気消沈していく傾向があります。

 

 

 

 

 

「うつ的」なのか「うつ」なのか、そこの見極めは注意しなければなりません。

 

 

 

 

 

自己否定感が強かったり、低い自己評価を持ち合わせたひきこもりや不登校の子供には、できていることに関して等身大の評価を与えることが大切です。

 

 

 

 

 

また、周囲にいる影響力がある大人(親や教師たち)で子供の理想となるような人が、子供に対して否定的な態度を取らないことは大切です。

 

 

 

 

 

「それが良い」「それでも良い」「それで良い」という肯定的な態度は、子供にとって最高の良薬となります。

 

 

 

 

 

子供が自信を持つために、影響力がある大人たちから肯定的に認められたり、褒められることはどれほど快いものかを自覚してください。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援