不登校とひきこもりの関連性
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不登校とひきこもりの関連性

2018年03月20日(火)12:37 AM

不登校とひきこもりの人たちの増加が社会的な問題になっています。

 

 

 

 

 

もともと義務教育中の不登校の子供のうち30%前後は外出ができない状態でいます。

 

 

 

 

 

おおよそ2年後にはその30%の不登校の子供のうち、27.5%の子供は外出が可能な状態に変化していきます。

 

 

 

 

 

3年以上にわたってひきこもる子供の数は8%前後です。

 

 

 

 

 

100人の不登校の子供がいれば、3年以上のひきこもりをする可能性がある子供は8人くらいということになります。

 

 

 

 

 

その他に10万人以上といわれる高校中退者がいます。そのうち、次の社会参加がうまくできない子供は5%前後です。

 

 

 

 

 

中退はしていないけれど約3%前後は不登校の状態でいます。

 

 

 

 

 

この子供たちの大半は、後に中退者の人数に加えられていきます。

 

 

 

 

 

高校中退者の多くは進路変更をして別の学校へ通う場合が多いようです。

 

 

 

 

 

もちろんどこにも所属しない子供もいます。そのような子供がひきこもりになっていく可能性は高いです。

 

 

 

 

 

社会的集団への所属はとても大切です。

 

 

 

 

 

 

大学中退者や大学生の不登校、出社拒否や会社勤めを始めてからひきこもる人も少なからずいます。

 

 

 

 

 

この人数については推計も統計もとりようがありません。

 

 

 

 

 

しかし、保健所や精神保健福祉センターや保健相談所等でのひきこもりの相談件数は増加しています。

 

 

 

 

 

教育相談は義務教育期間中、児童相談は18歳までを相談対象としています。

 

 

 

 

 

それ以後の年齢の人々の相談となると、NPO法人か保健所関係か精神科病院関係か警察関係になります。

 

 

 

 

 

ひきこもりを抱える家族にとっては精神科病院と警察の敷居は高すぎるようです。

 

 

 

 

 

最近はクリニックで心療内科を受診する家族も増えています。

 

 

 

 

 

そういう人たちをすべてカウントすると100万人以上になるだろうと言って注目を集めた精神科医もいますが、正確な数は誰も把握していません。

 

 

 

 

 

ひきこもりこそしていませんが、仕事をせず、学校にも通わず、家に延々居続けて、たまにパチンコ屋やゲームセンターやコンビニなどに外出する程度の人たちまで含めるとかなり多くの人数になります。

 

 

 

 

 

このような人たちがどうしてそのようになるのかを理解し、彼らが充実した社会参加も可能であると希望を持てるようしていきたいものです。

 

 

 

 

 

いつ不登校・ひきこもり状態になったか?

 

 

 

 

 

社会経験が少ない学齢期にある低年齢でのひきこもりは、一般的には不登校というかたちで現れます。

 

 

 

 

 

親からの虐待がありいつも恐怖や不快感にさらされている場合もあります。

 

 

 

 

 

学校でいじめられたり仲間外れにあって孤立したり、先輩や教師からのひどい仕打ちで恐怖を感じたり、登校しにくい状況は低学齢の場合でもあります。

 

 

 

 

 

学校を休むという表に出る不登校現象があれば、まだわかりやすいのです。

 

 

 

 

 

何も語らずに重要な相手に対しても心を閉ざしているというひきこもり状態の低学齢の子供もいます。

 

 

 

 

 

親や教師が本人の希望や意思(意欲)を無視したり、批判ばかりしていたり、間違いだけを修正させて日常的にはほとんどほめないような場合に、彼らは心を閉ざすことが多くなります。

 

 

 

 

 

低学齢からひきこもると、同世代よりはいっそうの経験不足状態を作ります。

 

 

 

 

 

こうなってしまうと、後々社会参加するためにはかなり長期的な支援が必要になります。

 

 

 

 

 

一般的には母親への依存が強まり、教師や父親への回避が顕著になります。

 

 

 

 

 

不登校中の約60%前後の子供は、一時期依存したい家族に、あるいは気持ちをわかってもらいたい家族に家庭内暴力をふるいます。

 

 

 

 

 

しかし、暴力をふるわれたほうは暴力そのものの問題性を重要視します。

 

 

 

 

 

だから、子供の気持ちは受け入れられないので、暴力は繰り返されます。

 

 

 

 

 

暴力をふるう対象となる母親は、絶対に自分には復讐をしないという安全な人だから暴力を繰り返します。

 

 

 

 

 

言い換えれば、一番信用できる人に暴力をふるっているのです。

 

 

 

 

 

同様に、ひきこもっている低学齢の子供も一時期家庭内暴力をふるいます。

 

 

 

 

 

これは思春期の子供たちよりはかなり頻度も低いし、期間も短期間になる場合が多く、深刻な事態にまで発展するケースは少ししかありません。

 

 

 

 

 

ただし、父親が熱心になりすぎ、「何とか今のうちに治してやろう」という勢いで、ひきこもりの子供に強引なことをした場合、子供は全力を尽くして自己防衛に当たります。

 

 

 

 

 

父親が子供の自己防衛を認めず、さらに圧力をかけて恐怖を与えるような関係を作ってしまうと、子供は父親に逆襲をします。

 

 

 

 

 

皮肉や批判が激しすぎ、子供の自尊心を傷つけるほどの言動が家族からあった場合も、家族への逆襲は常軌を逸脱したものになる可能性はあります。

 

 

 

 

 

思春期になり不登校・ひきこもりになった人たちには、思春期(急速な性成長)の一時的な混乱も考えられます。

 

 

 

 

 

たいがいは対人関係のもつれや停滞が主な要因です。彼らのほとんどは自分にとって親しい信頼できる仲間はいません。

 

 

 

 

 

いかにも友達と遊んでいたかのように見えても、心の中には充実感がなかったと言ったりします。

 

 

 

 

 

みんなが喜んでくれたから遊んでいただけであって、自分には別のやりたいことがあったと言うこともあります。

 

 

 

 

 

自己の意思を明確にしない状態を長く続けた結果、自分がほんとうにやりたいことがわからなくなったという人も中にはいます。

 

 

 

 

 

他人がやりたいことに付き合いすぎ、満足感が得られず、虚しさだけが心を占めるようになります。

 

 

 

 

 

人が喜ぶのを見て自分も嬉しいのですが、すっきりしない気持ちがくすぶり続けます。

 

 

 

 

 

思春期特有の「心のモヤモヤ感」です。

 

 

 

 

 

この感情は、幼少期からの親子関係で形成され始め、成長と共に感じるようになります。

 

 

 

 

 

特に親以外に親しい相談相手が見つからない場合に起こりやすい感情です。

 

 

 

 

 

普通、小学6年くらいから自分の悩みは親しい友達と相談する機会が増えてきます。

 

 

 

 

 

不登校・ひきこもりの人たちに共通している最大の要因は、対人関係とか対象関係が希薄である点と、相互のコミュニケーションができにくいということです。

 

 

 

 

 

とても用心深く、警戒心が強く、臆病になっているという点も共通しています。

 

 

 

 

 

不登校とひきこもりとは隣接しています。多くの部分で共通しています。

 

 

 

 

 

思春期前後の小学校高学年から中学1年生前後と、中期の中学2~3年生と、後期の高校生では性的な意識も生理も社会的な状況もかなり異なりますから、ひきこもりの様相も異なってきます。

 

 

 

 

 

性成長の程度により、不登校とひきこもりの差異が広がってくるように思われます。

 

 

 

 

 

いつ不登校が始まったか、いつひきこもりが始まったかは、後の関わり方の検討をする場合には大切な注目点になります。

 

 

 

 

 

 

 

 



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