性成長にかかわる父親の役割(母親がかかわりすぎないために)
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性成長にかかわる父親の役割(母親がかかわりすぎないために)

2018年03月19日(月)10:35 AM

母親が子供とかかわる時間が長いのは、子供の生存欲求から考えても当然です。

 

 

 

 

 

だからといって父親が全く関わらないのは不自然すぎます。

 

 

 

 

 

子供の欲求は生きるために必要な生理的な授乳から始まって、心理的な快感や満足感に至ります。

 

 

 

 

 

父親は少なくとも子供の心理的な快感や満足感にかかわっていなければ、子供は母親とのかかわりで、いつも生理的な快感と満足感が一体となった感覚だけを部分的に強化します。

 

 

 

 

 

父親がかかわることで心理的な感覚の部分強化ができるのですが、母親から満たされる出来事が多いために父親がよほど楽しい人ではない限り、父親への接近は減少します。

 

 

 

 

 

子供は、父親は母親とは違う面白さがあり、父親の言動が子供の心に快い感情を生むから父親とも遊ぶのです。

 

 

 

 

 

母親から離れた後の最初の心理的な満足感は、たいがいは父親から与えられます。

 

 

 

 

 

その父親が性成長の時期には邪魔者になります。

 

 

 

 

 

「あんな奴(父親)とは一緒に生活できない」「お母さんはなぜあんな人(父親)と結婚したの?」と男の子の場合、母親に向かって父親に対して否定的なことを言ったりします。

 

 

 

 

 

父親とは口もきかなくなる場合があります。それは、父親の生き方が現実的で子供の夢を砕くからです。

 

 

 

 

 

親としては理想よりも現実的なお金が必要だから、家族を養うためには多少嫌な仕事でも無理をしてもやらなければならないと思っています。

 

 

 

 

 

そういう意味では母親の立場は不鮮明です。

 

 

 

 

 

ある意味では優柔不断なので子供の反抗を受けますが、父親ほどひどい反抗は受けません。

 

 

 

 

 

「母親はいつでも自分と理想の生き方をともにしてくれる可能性がある」と思い込む子供は珍しくありません。

 

 

 

 

 

父親のかかわり不足で現実感に乏しい成長を遂げた場合に、このようになる可能性があります。

 

 

 

 

 

子供にとって幼少期に手ごたえがなかった父親からは、母親を奪い取ってしまおうという性的な欲求も生まれてきます。

 

 

 

 

 

男子の場合、集団から孤立した子供の場合にこのようになりやすいようです。

 

 

 

 

 

女子の場合にも似たような状況が生まれ得ます。

 

 

 

 

 

父親とは極力口をきかなくする、食事はあえて別にする、父親が入った後には絶対に入浴しない、母親には赤ちゃんのようにすり寄る、性成長に見合った服装ではなく一世代年下の服装や、おとぎ話に出てくるキャラクターのような服装をする、このように性成長を全く感じさせない無性状態になっていきます。

 

 

 

 

 

このような場合、たいがいその子供は同世代集団からは孤立しています。

 

 

 

 

 

しかし、反対に思春期になり、父親に同情する女子もいます。

 

 

 

 

 

同性の同世代集団の中で、社会体験(学校生活など)をしている女子の場合、性差の偏りを理解しはじめます。

 

 

 

 

 

家で家事に専念している母親とは違う感覚を身につけていますから、母親には辛く当たり、母親のあらさがしをします。

 

 

 

 

 

これも性成長に伴う反抗です。

 

 

 

 

 

不登校・ひきこもりの人々の心の性成長には、家族以外に性成長のモデルになる人が必要です。

 

 

 

 

 

同性の性成長を遂げた人なら目的に適います。

 

 

 

 

 

社会生活を豊かに送り、趣味の点でも子供と気持ちが合う人は良い性成長モデルになりえます。

 

 

 

 

 

性成長は時代の文化の影響を受けます。

 

 

 

 

 

心の文化が揺らいでいる今日に、子供の健全な性成長を願うなら、社会性がある生き方をし、日常性が安定していて対人関係が年齢相応にできてる人が性成長モデルになりえます。

 

 

 

 

 

不登校・ひきこもりの性成長でも例外はある

 

 

 

 

 

不登校やひきこもりの人たちの多くは性的にはいわゆるオクテですが、逸脱する人も中にはいます。

 

 

 

 

 

家族が寝静まった後、ひそかに外出して女性の下着を盗んで歩いた中学生の男子がいました。

 

 

 

 

 

母親が子供の深夜の外出に気付き、子供の部屋を探したら女性の下着が机の引き出しからたくさん出てきて発覚しました。母親はかなり焦って相談にやってきました。

 

 

 

 

 

母親の財布から盗んだお金でアダルトビデオを購入し、一人で自室でひそかに鑑賞していました。そうしている間はまだよかったのですが、夜中に母親を呼びつけ「一緒に見ろ」と命令し、母親を性の相手にしようとした高校生がいます。

 

 

 

 

 

母親が子供に押し倒されたところで悲鳴を上げ、父親も起きてきました。

 

 

 

 

 

しかし、この父親は何も言わずにそのまま子供の部屋から立ち去ったといいます。

 

 

 

 

 

社会人になり仕事がうまくいかずにひきこもった人で、母親に自分の性の相手をさせていた20歳代後半の若者もいました。

 

 

 

 

 

母親の異変に気付き父親が相談に来ました。父母共にとてもつらいことです。

 

 

 

 

 

親には知られないように深夜に外出し、早朝帰宅していた20歳代の女性は性依存ではないかと思われる節があります。

 

 

 

 

 

家族全員は「ひきこもりだと思っていた」ようですが、実際には深夜に繁華街に出て男性を相手に売春をしていたといいます。

 

 

 

 

 

ほとんど毎日二人、三人とセックスをしていても気分がすっきりしなかったと述懐していました。

 

 

 

 

 

この場合、隣近所の人々の噂によりことが発覚しました。

 

 

 

 

 

「お宅から若い娘さんが夜中に出て行ったという話を聞いた」「タクシーで早朝にお宅に若い女が出入りしているってほんと?」などの話が気になり、母親がひそかに注意をしていて娘の外出を突き止めました。

 

 

 

 

 

そして、後をつけていき、娘が男に声をかけているところを発見しました。帰宅した娘を激しく問いつめ、真相が明らかになりました。

 

 

 

 

 

この場合も「夫では話にならない」ので相談にやってきたということです。

 

 

 

 

 

いずれも反社会的な性の様相があります。そしてその根源には「寂しかった日常生活」があります。

 

 

 

 

 

いつも一人ぼっちだったという人が多く、「とてもつらかった」ようです。

 

 

 

 

 

このようなことは例外とはいえ、性成長期のひきこもりの子供を抱える親なら心配になります。

 

 

 

 

 

本来なら夫婦(父母)でこのような子供にかかわってほしいのですが、たいがい父親(夫)はかかわりを回避します。

 

 

 

 

 

両親のうちどちらか一方で構いませんから、継続的にかかわることが初めの一歩になります。

 

 

 

 

 

その場合、性の相手としてではなく、親としての態度は明確にしなければなりません。

 

 

 

 

 

家族関係に詳しいカウンセラーの指導で、親子関係づくりや親子関係の修正からはじめます。

 

 

 

 

 

親子関係がしっかりできた段階で、本人にふさわしい外部のカウンセラーなり援助者との関係づくりに進めます。

 

 

 

 

 

ひきこもりと性の問題は表立って話がしにくい相談です。

 

 

 

 

 

親としては必ず改善されると確信して信頼できる人に相談してください。

 

 

 

 

 

性の問題はほとんどの人が抱えている問題です。恥ずかしがらないで相談してください。

 

 



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