生活の枠組みを「ルール」として子供に示す
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生活の枠組みを「ルール」として子供に示す

2018年03月10日(土)10:55 AM

生きやすい習慣を子供に身につけさせるプロセスで、親の価値観を表す枠組みを「ルール」というかたちで表現することができます。

 

 

 

 

 

ルールというかたちあるものにすることで、子供も親に何を求められているのかがよくわかります。

 

 

 

 

 

枠組みは親の考え方であり、それを約束事にしたものがルールと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

人が集まって共にプレーするゲームには、必ずルールがあります。

 

 

 

 

 

ルールがあるからプレーが成立するのです。サッカーのフィールドに、ボールを持って走るプレーヤーがいてはゲームになりません。

 

 

 

 

 

ルールを無視しては ゲームには参加できないのです。生活も同じです。ルールに従って共に暮らせる人が、家族と一緒に楽しい時間を過ごすことができます。

 

 

 

 

 

枠組みをルール化すると、どんなふうになるでしょう。例をあげてみます。

 

 

 

 

 

○ 決まった時間に寝る。

 

 

 

 

 

○ 決まった時間に自分で起きる。

 

 

 

 

 

○ おやつは四時までにする。

 

 

 

 

 

○ リビングに自分の物を置きっぱなしにしない。

 

 

 

 

 

○ 人の物を勝手に使わない。

 

 

 

 

 

○ 宿題は夕食前に終える。

 

 

 

 

 

○ 約束を守る。

 

 

 

 

 

○ テレビは 二時間まで。

 

 

 

 

 

ルールは、子供が人とともに楽しく生きるための基本的なマナーを身につけるためのものであることが大切です。

 

 

 

 

 

子供の自由や創造性をつぶすものであってはなりません。

 

 

 

 

 

また、ルールをたてにとってこの通りしなさいと押しつけたり、ルール通りにしなかったと親が子供に罰をあたえるのは賢明ではありません。

 

 

 

 

 

乳児期から親の枠組みを子供に伝え続ければ、あえてルールとしなくても子供は「そういうもの」として受け入れ、それにそって生きていくようになります。

 

 

 

 

 

枠組みやルールを機能させる親の努力

 

 

 

 

 

枠組みやルールがはっきりしたら、よほどのことがないかぎり日常生活で守れるようにしましょう。

 

 

 

 

 

枠組みをキープするには親の努力も必要です。

 

 

 

 

 

枠組みにそって、親自身が自分を律しなければなりません。

 

 

 

 

 

もし子供が、親が設定した枠組みからはみ出したり、決められたルールを守らないときは、それによって起こってくる当然の結果を体験させます。

 

 

 

 

 

いくつか例をあげましょう。

 

 

 

 

 

「朝、時間になっても起きてこない」

 

 

 

 

 

うるさく起こしたり、起きてこないと小言を言う事はありません。

 

 

 

 

 

寝過ごしてご飯を食べる時間がなければ、空腹を体験してもらいます。

 

 

 

 

 

時間に起きなかったのは子供自身ですから、その当然の結果を体験させるのです。

 

 

 

 

 

空腹でつらい思いをして困れば、子供は自分で考えます。

 

 

 

 

 

時間通りに起きて食事をし、快適に過ごすことを子ども自身が選ぶことが大切です。

 

 

 

 

 

「持ち物に気をつけずなくしたり、忘れ物をする」

 

 

 

 

 

忘れ物をしても届けたりしてはいけません。自分の忘れ物の当然の結果を、子供は学校で体験するべきです。

 

 

 

 

 

きちんと管理しないためになくしてしまっても、かわりの物をすぐに買ってあげるのはやめましょう。

 

 

 

 

 

物をなくしてしまう管理の悪さは子供自身の責任です。当然の結果を体験させましょう。

 

 

 

 

 

それがつらいことだったり、困ることであれば管理を自分できちんとするようになります。

 

 

 

 

 

「買う予定のない物を買ってくれと駄々をこねる」

 

 

 

 

 

お店などで最初に駄々をこねた時の対応が大切です。

 

 

 

 

 

「買わないよ」と優しく伝えて前に進みます。子供は泣きながらついてくるでしょう。

 

 

 

 

 

怒ったりなだめたりしないことです。

 

 

 

 

 

親が「買わない」と言ったら本当に買わないとわかれば、自分の言動(駄々をこねる・泣く)が役に立たないという当然の結果を体験することができます。

 

 

 

 

 

一回でも要求が通ってしまうと、子供は自分の言動が役に立つと学びます。

 

 

 

 

 

すると、欲しい物があるとデパートの通路で寝ころび、ますます激しく駄々をこねるようになります。

 

 

 

 

 

「呼んでも何かに夢中で食事に来ない」

 

 

 

 

 

一度声をかけたら、うるさく何度も呼ばない、食事の途中でやってきても温め直したりはしない、たとえ食事中に来なくても、食事が終わったら片づけることです。

 

 

 

 

 

『欲しかったら自分で温めて食べてね。お母さん、用があるから後片づけも自分でお願いね』とやさしく伝えましょう。

 

 

 

 

 

一人で冷たい食事をする体験で、子供は自分で何かを考えます。

 

 

 

 

 

「洗濯物を出さない」

 

 

 

 

 

親が子供の部屋から洗濯物を拾ってきて洗ったりはしません。

 

 

 

 

 

また、子供のカバンから体操服などを出すようなこともしません。

 

 

 

 

 

洗ってほしいものは、自分で決まった場所に置くようにさせます。それをしなければ、子供は汚れたものを着ていくことになるのです。

 

 

 

 

 

幼稚園のころにはなるべく声かけをしますが、ある時期がきたら声かけをしなくても自分でできるようにしましょう。

 

 

 

 

 

お風呂の脱衣場に洗濯かごをおけば、幼い時から服を脱いだらかごに入れるという習慣をつけることができます。

 

 

 

 

 

うるさく言わなくてもできるような環境づくりが大切です。

 

 

 

 

 

「朝の支度が遅い」

 

 

 

 

 

子供は何でも遊びながらやりますから、時間がかかります。

 

 

 

 

 

着替えも同じです。見ているとイライラしますが、「早くしなさい」とうるさく言わないで待ちます。

 

 

 

 

 

私の知人は子供が遊びたがるのを利用して、幼稚園時代は朝のお着替え競争をしました。

 

 

 

 

 

朝の支度は着替えを最後にして、時間になると「さあ、お着替えの時間!」と叫んで自分の寝室に飛び込みます。

 

 

 

 

 

子供は「ちょっと待ってー」と自分の部屋から洋服を持ってきて、「ヨーイ、ドン」で着替えを始めます。

 

 

 

 

 

そのうち子供は、時間になると着替えを用意して親を待つようになったそうです。

 

 

 

 

 

「約束したことをズルしてやろうとしない」

 

 

 

 

 

家事を頼んだら、それが終わるまでやり遂げることを期待してください。

 

 

 

 

 

やってないからといって「仕方ないわね」と親がやってしまったら、子供は約束を果たさなかった当然の結果を体験しません。

 

 

 

 

 

同時に「約束しても、やらなくて平気」になってしまいます。

 

 

 

 

 

頼む時は、なぜそれが重要かをきちんと伝えます。

 

 

 

 

 

「プールへ行くために、みんなで仕事を分担して片づけましょう。あなたは台所を片づけてね」と役割を分担してもやらなかったら、その子はプールへ連れて行きません。

 

 

 

 

 

あるいは家族一同集まって、プール行きをもう一度話し合ってもいいでしょう。

 

 

 

 

 

そんな時、片づけをしなかった子はほかのメンバーからひんしゅくを買うでしょう。

 

 

 

 

 

言動の当然の結果を体験させます。

 

 

 

 

 

「食べ物の好き嫌いについて」

 

 

 

 

 

好き嫌いに合わせて子供のための特別な料理はしないようにします。

 

 

 

 

 

とはいえ、誰にも食べられないものや苦手なものはあります。

 

 

 

 

 

それを無理やり食べさせたり、食事のたびにもめたりするのも全く意味がありません。

 

 

 

 

 

子供が興味を持って食べられるような親の努力が必要です。

 

 

 

 

 

メニューを一緒に考えたり、楽しく食べられる工夫をしましょう。

 

 

 

 

 

私の母は、春から夏にかけて、突然「今日のご飯は庭で!」と庭にござを敷いて食事を始めました。

 

 

 

 

 

そんな演出に、時には嫌いなものも食べてみようという気になったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 



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