子供が生きやすい生活習慣を身につけさせる
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子供が生きやすい生活習慣を身につけさせる

2018年03月09日(金)11:10 AM

「早寝早起き」

 

 

 

 

 

朝起きられないという子供の就寝時間を聞いてみると、親と一緒に遅い時間までテレビを見ていたり、インターネットをやったりしています。

 

 

 

 

 

それでは、朝がつらくて起きられないのも当然です。

 

 

 

 

 

幼稚園や学校に行く前の小さな子供ならいつまでも寝ていられますが、大きくなるとそうもいきません。

 

 

 

 

 

年齢にしたがって、何時には寝るという習慣を身につけさせましょう。

 

 

 

 

 

充分に睡眠をとれば、朝は気持ちよく目覚めることができます。

 

 

 

 

 

気持ちよく1日をスタートさせて、精いっぱい活動することができます。

 

 

 

 

 

幼稚園や小学校が始まる直前にあわてて習慣づけるのではなく、それ以前から生活のなかに組み込んでいくことをお勧めします。

 

 

 

 

 

朝、子供が起きる時間と子供の睡眠時間を考えて、就寝時間をきめましょう。

 

 

 

 

 

そうすれば、朝からうるさく起こさなくても自分で起きやすくなり、「早く、早く」とせかさなくても支度ができるようになります。

 

 

 

 

 

親の職業によっても影響を受けますが、何とか工夫して生活リズムを整えてください。

 

 

 

 

 

「食事」

 

 

 

 

 

睡眠と同じく、生活の基礎となる大切な習慣です。

 

 

 

 

 

ファストフードやインスタント食品など、今の時代は、子供に口当たりの良い食べ物がたくさんあります。

 

 

 

 

 

調理の手間が要らず、簡単に済むので頻繁に食事に取り入れている親も少なくないようです。

 

 

 

 

 

以前、知人の女性とランチをとりながら食事について話したことがあります。彼女はファストフードのハンバーガーを食べていました。

 

 

 

 

 

「たまにハンバーガーを食べたくなるよね」と私が言うと、「うちは週3回は夕食にハンバーガーショップに行く」と言いました。

 

 

 

 

 

夫が仕事で遅くなるので、子供二人を連れてよく利用すると言うのです。

 

 

 

 

 

「だって私、煮物できないし、魚焼くと家が臭うから嫌なの」。余計な御世話と思いながらも「食習慣は大事だよ」と話したのを覚えています。

 

 

 

 

 

彼女は特別なケースかもしれませんが、朝ごはんを食べさせずに学校に送り出す親の話や、家族が一緒に食卓を囲まない家の話を耳にすることは少なくありません。

 

 

 

 

 

三食をきちんととることや、家族とともに食事をすることの大切さを再確認する必要があります。

 

 

 

 

 

体を作るのは食べ物です。体にいいものを親の手で調理し、家族で食卓を囲むという当たり前の食の姿を子供に見せていきたいものです。

 

 

 

 

 

「身のまわりを整える」

 

 

 

 

 

気持ちよく過ごするように、生活環境を整えることを子供に教えます。

 

 

 

 

 

体を清潔に保ち、使ったものを片づけ、自分の所有物を自分で管理することを教えます。

 

 

 

 

 

ただし、気持ちよく過ごせる環境の基準は人によって異なります。

 

 

 

 

 

ほこりのかけらも気になる人がいれば、多少のことは気にしない人もいます。

 

 

 

 

 

自分の基準を子供に押し付けるのではなく、ほどほどを心がけましょう。

 

 

 

 

 

私の友人は、このことを娘さんにうまく教えられませんでした。友人自身が整理整頓がうまくないうえに、忙しく働いていたこともあり、常に家の中を整えておくことがかなり難しかったからです。

 

 

 

 

 

案の定、娘さんも整理は下手でした。長く伸ばされた髪をきれいにとかすことも嫌がったようです。

 

 

 

 

 

友人は自分の失敗を認め、うるさく言うのをやめてその日が来るのを待ちました。娘さんが髪の手入れを始めたのは小学校四年生の時でした。

 

 

 

 

 

部屋を整頓し、物をきちんと管理し始めたのは中学二年生の時でした。

 

 

 

 

 

友人がうまく教えきれなかったことを棚に上げ、うるさく言い続けたとしたら娘さんは自らやる気を起こさなかったでしょう。

 

 

 

 

 

かえって反発を感じ、親の嫌がるような良くない マナーを身につけたかもしれません。

 

 

 

 

 

「自分と人・自分の物と人の物の区別」

 

 

 

 

 

自分と人、自分の物と人の物に区別をつけ、自分と自分の物に責任をもち、人や人の物に敬意を払うことを教えます。

 

 

 

 

 

私が幼いころ、近所にお使いに行くとちょっとしたご褒美がもらえました。

 

 

 

 

 

「ちょっと待ってて」と言われ、紙に包んだお菓子が手渡されました。わくわくしたものですが、勝手に食べることはできませんでした。

 

 

 

 

 

いただいたものは母に見せなければ食べてはいけないと、きつく言われていたからです。母に見せて初めて私のものになるのです。

 

 

 

 

 

このように自分の領域と人の領域を区別することを教えることで、自分の領域に責任を持つことと人の領域に敬意を払うことを教えることができます。

 

 

 

 

 

よその家に行って勝手に冷蔵庫を開けたり、欲しいからと勝手に物を持ち出したりすることはありません。

 

 

 

 

 

そうやって何かにつけて許可を得ていた子供が、突然いちいち許可を得なくなっていることに気づく日がきます。

 

 

 

 

 

その時が、子供が自分の判断を信じはじめている時期です。人や人の物に敬意を払っている限り、その成長を認めましょう。

 

 

 

 

 

「勉強」

 

 

 

 

 

勉強ができるかどうかは、子供のよしあしではなく勉強ができる環境があるかどうかによります。

 

 

 

 

 

学校任せにしないで、小さいころから家庭に環境を作るのが親の仕事です。

 

 

 

 

 

私が子供のころ、私の親は子供の質問をないがしろにしないような親でした。読書を大切にし、私が赤ちゃんの時からよく本を読んで聞かせて読書の楽しさを教えてくれました。

 

 

 

 

 

漫画も大いに歓迎しました。私は、漢字を「ドラえもん」からたくさん教わりました。

 

 

 

 

 

読書は子供の想像力をかき立てます。想像は子供の創造力を育てます。私は子供のころ、夜は布団にもぐってよくお話しを作りました。

 

 

 

 

 

話しが佳境に入ると、親子して興奮し、笑い、寝るどころではなくなることもしばしばでした。

 

 

 

 

 

学ぶことは楽しくなければなりません。親にとっても楽しめる方法を考えてみてください。

 

 

 

 

 

勉強は自分のためにするものです。いい点数を取るためとか、いい学校に入るための勉強ではなく、広く知識を求める勉強をさせたいものです。

 

 

 

 

その知識を使って、世の中の役に立てるようになるためです。

 

 

 

 

 

ブランドの幼稚園や学校に入学させるための「お勉強」に、どれほど意味があるかはわかりません。

 

 

 

 

 

親自身もブランドに頼る生き方をやめ、本来子供のもつ能力を開花させることを考えたいものです。

 

 

 

 

 

「言葉遣い・マナー」

 

 

 

 

 

人が物事を学ぶ方法の一つに、モデルのまねをするというのがあります。子供が言葉を話せるようになるのは、身近にいる人のまねをするからです。

 

 

 

 

 

ですから、身近にいる親が子供に話しかけないと、子供は話すことを始めません。

 

 

 

 

 

子供の言葉遣いは、ほとんどすべて親から学ぶといっても過言ではありません。

 

 

 

 

 

親が子供に対して丁寧な言葉を使うと、子供はそれを学習します。

 

 

 

 

 

小さいころに親から学んできた言葉が基本になり、子供は新しい言葉を獲得していきます。

 

 

 

 

 

幼稚園に行き始めて急に言葉遣いが悪くなったという話がありますが、基本さえできていれば何も心配はありません。

 

 

 

 

 

子供に何か頼む時、「お願いします」と言えば、子供もそのように話します。

 

 

 

 

 

「~ください」と言えば、子供も「~ください」と言います。

 

 

 

 

 

マナーに関しても同じです。特別にうるさく言う必要はありません。

 

 

 

 

 

親がモデルとなって、子供にやってほしいと思うことを自分がやってさえいれば、いずれ子供はそうするようになります。

 

 

 

 

 

あいさつも、靴をそろえることも、手を洗うことも、まず親がして、あとは声かけをすれば子供は自然に学びます。

 

 

 

 

 

それをきちんと確実にさせようと力を入れると、子供は反発します。

 

 

 

 

 

親の焦る気持ちで、子供のいい眼を摘み取らないよう気をつけましょう。

 

 

 

 

 

子供は、親がこうしろという子供にはなりません。親がやっている通りの子供になります。

 

 

 

 

 

「物をやたらと与えない」

 

 

 

 

 

愛の証として、やたらと物をを与えられた子供は幸せにはなれません。

 

 

 

 

 

本来子供が欲しいのは親の愛情であって、おもちゃやお菓子などの物ではありません。

 

 

 

 

 

勘違いする親や祖父母は、愛の証として欲しいというものを何でも買って与えます。

 

 

 

 

 

たくさんの物を与えられた子供は、愛情を感じるために物を欲しがるのです。

 

 

 

 

 

ところが、本当に欲しいのは物ではないため、いくら与えられても満足できず、もっともっとと求めてきます。

 

 

 

 

 

心の渇きをいやすために、新たな物を手にする一瞬の喜びを求めるのです。

 

 

 

 

 

子供が、必ずしも生活に必要でない物を欲しがったら、誕生日まで待たせた方がいいでしょう。本当に欲しい物なら待てるはずです。

 

 

 

 

 

待てないとしたら、それはその物が欲しいのではなく、愛情を求めて満たされない心のすき間を物で満たそうとしているのです。

 

 

 

 

 

心のすき間を満たすのは誕生日まで待てないからです。

 

 

 

 

 

デパートやスーパーなどで、買ってほしいと駄々をこねている子供を見かけます。

 

 

 

 

 

そんな時こそ親の枠組みが試されます。子供がうるさいからとか、周りの人に対して体裁が悪いからとかいう理由で、子供の言いなりになると親の枠組みは崩れ、子供にとって生きやすい習慣を身につけさせることはできません。

 

 

 

 

 

また、大きくなった子供が高価なものを求めたら、「お金をためて買いなさい」と励ましてあげてください。

 

 

 

 

「選択を与える」

 

 

 

 

 

私の友人は子供が幼いころから、何かにつけて子供自身に自分の使うものを選ばせたそうです。

 

 

 

 

 

お茶碗なら陶器のものを使わせると決めて、「どれでも好きなものを選びなさい」と子供に選ばせます。

 

 

 

 

 

そうすると、子供はお茶碗を大切に扱うそうです。

 

 

 

 

 

確かに人は、自分が好きで選んだものは大切にします。幼い子供も同じです。

 

 

 

 

 

同時に、意識的に選ぶことで、その後に起こることが自分の選択の結果であることを理解します。

 

 

 

 

 

押しつけの多い親の子供が親の被害者になりがちなのに対して、選択の自由が与えられ、自由に選ぶことを繰り返してきた子供は、自分の選択に責任を取ろうとします。

 

 

 

 

 

何を着るか、何を使うかなど、何かにつけ「あなたはどれにする?」と子供に選択させるようにしましょう。

 

 

 

 

 

例えば、とても寒い日に子供が薄着で出かけようとしたとします。

 

 

 

 

 

子供に介入する親は「もう一枚着なさい」と言うでしょう。ここで選択を与え、子供をサポートしてみましょう。

 

 

 

 

 

「こんな寒い日は寒さに備えてもう一枚着るか、そのまま出かけて寒さに耐えるか、どっちがいいかな?」

 

 

 

 

 

薄着を選んだ子供は、寒さに苦しむと次から気をつけます。「お母さんの言う通りにもう一枚着ていけばよかった」と言うかも知れません。

 

 

 

 

 

もし薄着で問題がなかったのなら、それはそれでいいではないですか。

 

 

 

 

 

「テレビやゲーム」

 

 

 

 

 

テレビもゲームも悪いものではありませんが、それに依存してしまうと問題です。

 

 

 

 

 

最近では、特に創造性を開発したい時期に受け身になりがちなゲームなどを長時間やると、脳にも悪影響があるといわれています。

 

 

 

 

 

最初にするべきことは、禁止したり、時間を決める以前に、ほかに取り組むことのできるものを見つけることでしょう。

 

 

 

 

 

テレビやゲームをよりももっと夢中になれることが他にあれば、親も目くじらを立てずにすみます。子供の嗜好を観察してください。

 

 

 

 

 

お子さんは体を動かすことが好きですか?それとも手先を使うことが好きですか?そうやって子供を観察し、何か夢中になれるものを見つける努力をしましょう。

 

 

 

 

 

それでも、テレビやゲームを完全に子供の生活から排除することは難しいとしたら、時間を決めてやらせることもできます。

 

 

 

 

 

その時、うるさく言うのではなく、管理を子供に任せてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

いい習慣づけがうまくいかずに困っていたお父さんは、あるとき息子と向き合い、「お前がきちんと時間を守ってゲームを楽しむことを、お父さんはどうやって援助できるだろう」と話し合いました。

 

 

 

 

 

「夢中になって時間が過ぎるのを忘れてしまう」と言う息子に、お父さんは大切にしている腕時計を渡して言いました。

 

 

 

 

 

「お父さんの時計をお前に預けよう。時間になれば音が知らせてくれるから、それで自分で管理してやってごらん。お前ならきっとできるよ」

 

 

 

 

 

お父さんの信頼を背に、時計が鳴るともっとやりたいという気持ちを律して、彼はゲームを終わりにします。

 

 

 

 

 

一週間後、お父さんは「頑張っているみたいです」と私に連絡をくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 



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