子供に愛を教える
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子供に愛を教える

2018年03月05日(月)12:50 PM

乳児期の子供にとって、愛することは生理的なことと直結しています。

 

 

 

 

 

おなかがすいて泣くと、すぐにおっぱいを飲ませてくれる、おむつが汚れて気持ち悪いと泣くとすぐにきれいにしてくれる、そうやって赤ちゃんは、泣き声という自分のコミュニケーションにこたえてくれる人がいることを知ります。

 

 

 

 

 

自分のコミュニケーションに応え、欲求を満たしてくれる人がいる、この安心感こそが人の一生を支える「愛」の始まりです。

 

 

 

 

 

よく抱いて肌を触れ合う、笑顔で優しく目を見て話しかける、よく一緒に遊ぶ、子供に愛を教えるのは特に難しいことではありません。

 

 

 

 

 

とにかく条件に子供をかわいがることです。豊富なスキンシップが大切です。「かわいい」「好きだ」と言葉にすることも大切です。

 

 

 

 

 

小さな赤ちゃんに、「かわいいね。好きだよ」と言ってもわからないと思うかもしれませんが、赤ちゃんには充分伝わります。

 

 

 

 

 

視線を合わせてその言葉を伝えるとき、子供とともに親の心に「かわいい、好きだ」という気持ちがあふれます。その気持ちが伝わるのです。

 

 

 

 

 

「とにかくかわいがりましょう」と言うと、そっと打ち明けてくれる親がいます。

 

 

 

 

 

「実は、子供をかわいいと思ったことがないんです」

 

 

 

 

 

それは残念なことです。大変な思いをして産み、育てているのにかわいいと感じられないのは親にとって大変な損失です。

 

 

 

 

 

子供を育てる見返りは、「かわいい、かわいい」と思うときの充実感です。

 

 

 

 

 

かわいいと思っているとき、心の中は満たされ、幸せに含まれます。

 

 

 

 

 

子供は、私たちにその幸福感を与えてくれます。それが感じられないとは大きな損失だと思います。

 

 

 

 

 

でも、解決法があります。1日に何度も子供の目を見て、「かわいいね。好きだよ。大好き」と言葉にするのです。

 

 

 

 

 

「どのくらい続ければいいでしょう」と聞いたお母さんがいました。答えは「そう感じられるまでずっと」です。

 

 

 

 

 

では、働いている親はどうしたらいいでしょう。子供とのスキンシップの時間は家にいるお母さんに比べ、はるかに少ないのが現実です。

 

 

 

 

 

私は、子供との触れ合いは時間の長さではなく、どれほど濃密にかかわれるかであると思っています。

 

 

 

 

 

ここで私の知人の女性が実際に行ったことを紹介してみましょう。

 

 

 

 

 

彼女はなるべく長く母乳を飲ませるようにしたようです。1歳半になるまで、一緒にいるときは子供の欲求に合わせていつでも何度でも母乳を与えました。

 

 

 

 

 

また、夜は必ず添い寝をしました。添い寝は子供の成長に伴い、本の読み聞かせ、お話ごっこへと姿を変え、子供が眠りに落ちるまでの触れ合いを楽しんだようです。

 

 

 

 

 

そして、子供の話をよく聞きました。よく話し合い、子供の気持ちを理解するように努力しました。

 

 

 

 

 

長い時間である必要はありません。子供が親と一緒にいて、本当にうれしい、楽しいと思える時間を作ることができれば、働きながらスキンシップのある子育てをすることは充分可能です。

 

 

 

 

 

もう一つ、子供に愛を教える大きな要素として、「言葉」をあげましょう。

 

 

 

 

 

赤ちゃんのころは、保護し、とにかくかわいがればよかったのですが、歩くようになり行動範囲が広がるにつれて身の回りの危険から守るため、親は子供を支配しようとします。

 

 

 

 

 

このため、行動を禁止する言葉がよく使われるようになります。

 

 

 

 

 

もっと子供が大きくなって親の言葉をよく理解するようになると、今度は親が望むような行動をさせるために命令する言葉が増えてきます。

 

 

 

 

 

子供自身の意志が育つほど、親の命令語は多くなります。

 

 

 

 

 

子供の心が最も育つ時期に、彼らが耳にする言葉の多くが禁止語と命令語なのです。

 

 

 

 

 

もっと悪いことに、禁止しても命令しても言うことをきかない子には、親は腹を立てて言葉による暴力をふるいます。

 

 

 

 

 

親が無意識に使っているこれらの言葉が、子どもの未来をつくっているのです。

 

 

 

 

 

こんなふうに想像してみてください。子供の意識は真っ白なキャンバスです。このキャンバスに、親がいろいろ書き込みを入れていきます。

 

 

 

 

 

その書き込みの多くが禁止語や命令語であったらどうでしょう。

 

 

 

 

 

「ダメ、ダメ」「やめなさい」「いい加減にしなさい」「早くしなさい」「しょうがない子ね」「バカね」「グズなんだから」。

 

 

 

 

 

キャンバスがこれらの言葉で埋め尽くされていきます。これらの言葉は、子供にストレスを与えるだけでなく、子供の否定的な「セルフイメージ」を育てます。

 

 

 

 

 

人はだれもが、自分はこういう人間だという自画像=セルフイメージを持っています。

 

 

 

 

 

それは長い間の経験によって形づくられますが、最も大きな影響力を持っているのが、幼少期に親によって書き込まれた言葉です。

 

 

 

 

 

肯定的な言葉や思いをたくさん書きこまれた子供は、自分に対して肯定的なセルフイメージを持つことができます。

 

 

 

 

 

自分に対して肯定的なセルフイメージを持つことができれば、自分を好きになるのは簡単です。

 

 

 

 

 

それこそがまさに自己肯定感です。

 

 

 

 

 

一方、否定的な書き込みをたくさん受けた人は、そんなだめな自分を好きになることはできません。

 

 

 

 

 

そして、セルフイメージ通りのだめな大人へと成長していきます。

 

 

 

 

 

まず、禁止語を言わないために、子供の動きを規制しなくてもいいような環境を作りましょう。

 

 

 

 

 

それには、触ってはいけないもの、危ないものは身近に置かないことです。でなければ、刃物などの危ないものは年齢に合わせて使い方を教えましょう。身をもって危険を教えるのです。

 

 

 

 

 

命令語については、命令しなくても子供が行動するように習慣づけることが大事です。

 

 

 

 

 

しつけとは、できていないことを口うるさく言うことではありません。

 

 

 

 

 

それでは、やればやるほど子供のセルフイメージは傷ついてしまいます。

 

 

 

 

 

子供のできていないことを探す目ではなく、できていることを探す目に切り替えてください。

 

 

 

 

 

できていないことを口うるさく言うのではなく、できていることを褒めるのです。

 

 

 

 

 

そのとき子供は親に愛されていると感じます。

 

 



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