思春期の子育て相談~親に対する感謝の気持ちが見えない~
ホーム > 思春期の子育て相談~親に対する感謝の気持ちが見えない~

思春期の子育て相談~親に対する感謝の気持ちが見えない~

2017年12月26日(火)5:41 PM

親に対する感謝の心が見えない

 

 

 

 

 

Q   ひとりっ子ということもあり、子供には十分すぎるほど手をかけてきました。身の回りの世話はもちろんのこと、子供が望むことに対しては精いっぱいの愛情もって世話をしてきました。

 

 

 

 

 

ところが最近気づいたのですが、子供の方に全く感謝の気持ちがないのです。

 

 

 

 

 

世話をしてもらうのが当然だと思っているようです。このままでは一人前の社会人になれないのではと心配しています。

 

 

 

 

 

A 私は現在40代ですが、私が子どもだったころに比べれば、今はとても豊かな社会になりました。

 

 

 

 

 

家電製品などの発達によって、お母さんたちの家事労働も比べものにならないほど楽になっています。そしてその余った時間と労力を子供のために費やします。

 

 

 

 

 

一から十まで子供の身の回りの世話をします。かわいい子供のためにと思ってやるのですから、これは責めるものではありません。

 

 

 

 

 

人間として、母親として当たり前のことだと思います。それはそれで尊いことです。過保護に育ててはいけないとよく言われますが、ある意味では今の時代、みんな過保護だといえるかもしれません。

 

 

 

 

 

でも過保護そのものが悪いとも言い切れないと思います。過干渉にならないことが大事です。ある若者は私にこう言いました。

 

 

 

 

 

「俺の人生の主人公は俺なんだ。親や教師じゃないんだ」と。

 

 

 

 

 

ただ一つ注意しなければならないことは、世話の先回りをしてはいけないということです。例えば子供の部屋がとても散らかっているとします。

 

 

 

 

 

何度い言っても聞かない様子で、また片づける時間もなさそうです。そんな時には「ちゃんと片付けなさいよ」と叱りながらも、きれいに掃除をしてあげればいいでしょう。

 

 

 

 

 

しかし本人が片付けようというそぶりを見せているのであれば、これを手伝う必要はありません。

 

 

 

 

 

子供自身が行動を起こそうとしているのに、あるいはやろうという気持ちがあるのに、それを無視して先に世話を焼いてしまう、これは”先回りのお世話”、過干渉です。

 

 

 

 

 

せっかく自分でやろうとしているのに、気がついたら母親がやってしまっていた、こんな「いらぬお世話」の経験が重なると、子供はだんだん無気力になっていきます。

 

 

 

 

 

世話をしてもらったことに感謝するどころか、他人が何かをしてくれるまで自分は何もしない、そんな他人任せの人間に育ってしまうのです。

 

 

 

 

 

人は日常生活の中で、小さな達成感をいくつも味わいながら成長していきます。汚れた部屋を一生懸命に掃除したら、見違えるほどきれいになった、自分で頑張ってお弁当を作ってみたら、いつもよりおいしく感じた、そんな一つ一つの経験が、自分でやることの喜びを教えてくれるのです。

 

 

 

 

 

それを、いつも母親が先回りをしたらどうなってしまうのか。達成感を知らないまま育つことになるのです。

 

 

 

 

 

また、世話を焼くことで、親自身が勝手に満足していることもあるのです。「私はこんなにも子供たちに尽くした」、そう思って満足しているのは親だけです。

 

 

 

 

 

子供はそれに感謝するどころか、迷惑だと思っているかもしれません。確かにある程度の世話をしてやらないと、子供の日常はスムーズに運びません。

 

 

 

 

 

しかしそれが行き過ぎると、子供たちの意欲を奪い取ることにもなるのです。ですから、くれぐれも子供の先回りをしないようにしましょう。

 

 

 

 

 

「対応」

 

 

 

 

 

時代は変わってきています。何も”自分の身のまわりのことは自分でやりなさい”などと言う必要はありません。

 

 

 

 

 

子供が毎日きちんと学校へ通うことができる、その最低限の世話はしてあげればいいのです。

 

 

 

 

 

ただ、それ以上の世話は少し控えてみてはいかがですか。例えば休日の朝は友達との約束があっても起こさないとか、自分でできることはなるべくやらせてみましょう。

 

 

 

 

 

週に1日でも放っておけば、母親のありがたみはわかるものです。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援