相談機関をどのように活用したらよいか
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相談機関をどのように活用したらよいか

2017年12月20日(水)4:29 PM

引きこもりは通常、短期間で解決する場合はともかくも、かなり長期化することが予測されます。ですので、子供のその時々の状態に合わせた対応をどのようにするか、をきめ細かに考えていくことが必要です。

 

 

 

 

 

相談機関の種類

 

 

 

 

 

まず本人が、「私をどこか相談できるところに連れて行って」と、親御さんに積極的に訴える場合があります。

 

 

 

 

 

その場合には、すぐ近くの公立の相談機関なり病院なりに連絡を取り、相談をされるとよいでしょう。

 

 

 

 

 

それぞれの地域には、公的な機関として教育センターや教育相談所・児童相談所などがあります。

 

 

 

 

 

どこに相談したらよいかわからない場合には、保健所や地区の福祉課などに連絡を取って、聞いてみると良いでしょう。あるいはクリニックや病院などもお役に立てるかもしれません。

 

 

 

 

 

病院といっても、特にこのような問題は、通常、児童精神科とか思春期外来と呼ばれているところが受け皿になるように思います。

 

 

 

 

 

しかし病院に行くということは、引きこもりイコール精神的な病気であるという意味ではありません。そのままいくと、親も子供も今の状況から抜け出せず、(心の病気を含めて)よる深刻な事態になるのを早いうちに予防するということが必要になるのです。

 

 

 

 

 

そのために、このような種類の相談を受けてくる相談所なり病院などがあれば利用してみるとよいでしょう。

 

 

 

 

 

子供が相談を希望しない場合には

 

 

 

 

 

次は子供が相談に行きたいと訴えてこない場合です。もちろん子ども自身が相談機関に行くことが望ましいのは言うまでもありません。

 

 

 

 

 

しかし、ひきこもっている子供は外に出られないことが多いです。また相談機関といっても未知の場所です。どんなところかわからないというのはだれにとっても不安なものです。

 

 

 

 

 

ですから最初から本人が相談機関を積極的に活用するのは難しいのです。

 

 

 

 

 

訴えてこない場合の次のステップとしては、二つの方法が考えられます。一つは、その子供には何も言わないで、まず親御さんが相談機関を訪ねられ、子供の状態を説明し助言を受けながら対応を考えていく方法です。

 

 

 

 

 

もう一つの方法は、最初から子供に「どこかに相談に行く?」と尋ねてみて、行くという返事があれば本人だけか、本人が希望すれば親御さんが一緒に行けばいいし、行きたくないという返事であれば親御さんだけが行くというやり方です。

 

 

 

 

 

基本的には本人の意思を尊重し、確認してから動くとよいのですが、自分だけでなく親もまた相談に行くということを極端にいやがる子供もいます。

 

 

 

 

 

年齢的に大人に対する不信感が強い場合もあるように思いますし、これは自分の問題であり、親には関係ない、自分で解決するから邪魔するな、というメッセージの場合もあるように思います。

 

 

 

 

 

子供が親の同伴を嫌がる場合には、その言葉通りに相談に行かないということも手としてはありますが、たいてい親御さんは子供にどう接したらよいのか困っています。

 

 

 

 

 

ですからとりあえず本人に内緒で通うということが多いようです。

 

 

 

 

 

ですので、本人が相談を強く希望してこないで引きこもってる場合には、とりあえず親御さんだけでも相談に行き、信頼できる援助専門家を見つけておくようにして、それ以降どのように本人と援助機関をつなげるかということも相談内容に加え、その援助専門家と話し合うようにするとよいのではないかと私は考えています。

 

 

 

 

 

というのも、親御さんが相談機関に通い始めると、家の中の雰囲気や対応がそれまでとちょっと変わってきます。

 

 

 

 

 

そのことを一番敏感に感じるのは、ひきこもっている本人です。そしてその対応が自分を楽にさせる、助かるものであれば、自分もまた相談に行ってみようかという気持ちが起こりやすくなるでしょう。

 

 

 

 

 

これは親御さんが援助機関と本人を「つなぐ」ということです。

 

 

 

 

 

時宜に応じて

 

 

 

 

 

しかし、残念ながら親御さんが定期的に通ったら早く良くなる、というものでもありません。本人に必要な「時」というのは、結局のところあまり短縮できるものではないようです。

 

 

 

 

 

ですから、お互いにある程度日常の生活のコツがつかめ、本人が本人なりのペースで生活できるようになると、多くの場合そこで一時休止の状態になります。

 

 

 

 

 

そしてしばらくそのペースで生活すると、次のステップへと動く気持ちが起こってくるようです。

 

 

 

 

 

ですから、あるところまで進んだら親御さんの相談も一段落と考え、また何か動きが出てきたらあるいは動く必要がありそうかどうか迷うようになったら、また相談するというような相談の仕方が実際的なのではないだろうか、という気がしています。

 

 

 

 

 

子供がひきこもっているのをただそのままに、というのではなく困ったことであるにしろ、せっかくひきこもっているのですから、せめてその時間を将来のために意味ある時間にしたいものです。

 

 

 

 

 

ただ一人で悩んでいても、どうしたらよいかわからない場合は多いと思います。ですから相談機関を活用されながら、時宜に応じた援助のやり方を考えていかれるとよいと思います。

 

 

 

 

 

ただ定期的に通って相談すればよいというものでもありませんし、困った時だけ飛び込んで相談すればよいというものでもありません。

 

 

 

 

 

とにかく長期戦になる場合には、じっくり腰を据えて信頼できる相談機関で要所要所で相談されていかれるとよいのではないでしょうか。

 

 

 



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