仮面を被った自分との別離
ホーム > 仮面を被った自分との別離

仮面を被った自分との別離

2017年12月16日(土)11:45 AM

素顔の自分になる

 

 

 

 

 

お化粧するときにはたいてい鏡を使います。化粧むらのないよう仕上げるためよりも、ありのままの自分の顔、つまり素顔をいったん見直してみる必要があるからではないでしょうか。

 

 

 

 

 

色白なら色白なりに、日焼けしていれば日焼けしているなりに、そして丸顔なら丸顔の、長い顔なら長い顔のそれぞれに合った化粧がその顔を一層魅力あるものにするには大切だからです。

 

 

 

 

 

人が自分の人生を生き生きと生きようとするのであれば、これと同じことが言えると思います。

 

 

 

 

 

自分を生かした人生を生きるには、自分自身をよく知っておくこと、いいかえると社会のどのような枠にも縛られていない、あるがままの素顔の自分と対面することが欠かせません。

 

 

 

 

 

子供は、幼くてまだ自分というものをしっかりと意識の上で感じ取ったりつかみ取ったりしないうちに、周囲の大人たちから期待され、励まされ、ほめられて、○○でなくてはならない、○○であるべきだなどと規制されたり枠づけされたりで大人の都合の良いように仕向けられていると、知らず知らずのうちにそうした生き方を取り入れてしまい、それが自分自身であるかのように思いこまされてしまうものです。

 

 

 

 

 

これはちょうど、いつも厚化粧をしているとそれが自分の本当の顔のように思えてしまうのと似ています。

 

 

 

 

 

いわば仮面をかぶった自分を自分自身だと信じて生きようとするようなもので、それでは息苦しくなっていつかは行き詰ってしまうでしょう。

 

 

 

 

 

そこでとにかく、いったん本来の自分を知るために厚化粧を落として仮面の自分から遠ざかってみることが大切だといえます。

 

 

 

 

 

制服や校則で縛られる生活から少し離れてみる、与えられた課題を学習することや社会通念で学歴を求めることから遠ざかる、こうすべきである、こうあらねばならないという考え方から抜け出して生きてみる、そして、本当にこうしてみたい、ああ生きてみたいという自分本来の心の声に耳を傾け、目を向けてみることです。

 

 

 

 

 

そうした点からすると、不登校になることは、仮面の自分から遠ざかる絶好の機会なのかもしれません。

 

 

 

 

 

親の迷いと子の迷い

 

 

 

 

 

よく家族から「○○した方がいいのか」「○○しない方がいいのか」「○○しなくてはいけないのか」などと、子供との付き合い方について尋ねられます。

 

 

 

 

 

どうするのが子供にとっていちばんよいのか、と迷っておられるからだと思います。

 

 

 

 

 

確かに、子供の側からすれば、その子供にとって最も望ましい大人側からの付き合いというものはあると思います。

 

 

 

 

 

けれども、それは全く子供の側になってみなければわからないことでしょうし、また、その子供自身でさえも何が自分にとって最も望ましいのか、つかめないこともあるでしょう。

 

 

 

 

 

それに、子供が今体験したりしていることを、その子供と全く同じ立場で体験してみることはできません。

 

 

 

 

 

とすると、その子供にとって一番役に立つ大人の援助なり付き合いなりが望ましくはあっても、それを本当にわかって実践するということはとても難しいことだといえます。

 

 

 

 

 

このことは、おぼれている人を助けようと思ったら、岸辺から泳ぎ方をあれこれ言っても役に立ちませんが、実際に水に入りおぼれている人と同じ状態になってしまったのでは助けることはできないので、おぼれている人と全く同じ気持ちや立場にはなりきれないのと似ています。

 

 

 

 

 

人はみな個別の存在で、個々それぞれの感情や意志を持ち、立場も利害も違うのでたとえ親子であっても、それぞれの生き方やあり方が一致するとは限らず、むしろ一致しない方が多いと考えられるので、親が常に全く子供の側に立つということはできなくても仕方のないことなのでしょう。

 

 

 

 

 

したがって、子供が育つために望ましい大人の援助や付き合いというものがある、ということを知っておくことは必要であり、それを子供にとって望ましい形で実践しようとすることも大切であるけれど、そのようにできなくてもやむを得ないということになります。

 

 

 

 

 

そこで、どんなに高尚な理屈を言ってみても、理屈は理屈で現実ではないことを考えると、子供との付き合いについて大人が先回りしていろいろ考え理屈を言ってみても、現実は決してその通りにいくものではないので、もし両親が子供とのつきあいで迷うことがある時にはあまり理屈にとらわれず、まず両親がやってみたいと思うことをやってみるしかないのかもしれません。

 

 

 

 

 

そこで最終的に子供にとって最も望ましい大人の在り方とは、確かな手ごたえのある存在としての在り方であるといえそうです。

 

 

 

 

 

子供がその大人に寄りかかれば寄りかかり甲斐のある、突っかかれば突っかかり甲斐のある生き生きとした存在としての大人との出会いが、その子供にとっても自分自身の存在感を明白にし、主体的存在であることを確かなものにする助けとなるからです。

 

 

 

 

 

などと、もっともらしく言うのもまた、理屈にすぎないのでしょうが・・・・・・・・・。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援