子育て相談~見方を変えると、子供の良さが見えてくる~
ホーム > 子育て相談~見方を変えると、子供の良さが見えてくる~

子育て相談~見方を変えると、子供の良さが見えてくる~

2017年12月12日(火)9:31 AM

見方を変えるということは、厳しい言い方かもしれませんが現実は何も変わらないという事実が大前提です。

 

 

 

 

 

しかし、現実は変わらなくても、子供の別の面が見えることで親はホッとしたり、うれしくなったりすることがあるということです。

 

 

 

 

 

”手まり良寛”ともいわれていた子供好きな良寛さんが、こんな句を残しています。

 

 

 

 

 

「裏をみせ  表をみせて  散るもみじ」

 

 

 

 

 

もみじという「事実」「現実」は変わりませんが、見方から受ける「真実」に変化があるということでしょう。

 

 

 

 

 

また、松尾芭蕉の俳句からも同じ「真実」が見えてきます。

 

 

 

 

 

「よくみれば  薺(なずな)花さく  垣ねかな」

 

 

 

 

 

どんなにささやかな野の花でも、みんなそれぞれ持ち味があります。それも、失ってみてわかることです。

 

 

 

 

 

できることなら失う前に、気づきたいものです。子供自身や子供が起こしている行動は何も変わらないんだけど、親は違う見方ができたことによって、親であることを肯定できるのです。

 

 

 

 

 

「困った子は困っている子」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

「困った子だ」と見ると、指導したくなるし、ときには辛く冷たく当たりたくもなります。でも、「困ったことをする子」ではなく、「今、この子は困っているんだな」と見ると、優しい気持ちになってサポートをしてあげたくなるはずです。

 

 

 

 

 

例えば、おとなしくて言いたいことも言えない「困った子だ」と見ると、腹も立ちますが、「いろいろな子に気を使いすぎて、困っている子だ」と見ると、「自分だけがいいと思わず、周りに気を配れる優しい子だな」と思えて、親も元気な気持ちになるでしょう。

 

 

 

 

 

この時の元気は、子供の新しい面を見つけることができたという喜びとともに、そういう見方ができた自分を親自身が肯定できて元気になるわけです。

 

 

 

 

 

子供の気持ちが分からない!とイライラしていたけど、見方を変えることで子供の気持ちに近づけたといううれしさもあるでしょう。

 

 

 

 

 

自分で気づけないときは、周囲に助言を求めてもいい

 

 

 

 

 

自分だけでは、なかなか違う視点に気づけないこともあります。昔なら、同居しているおじいちゃんやおばあちゃんが、自分たちの子育ての失敗談と照らし合わせながら見るに見かねて横から「そうは言うけど、あの子の気持ちも考えておやり」と、一言アドバイスをくれて、現役世代の親が気づいて乗り越えていくというケースも多かったものです。

 

 

 

 

 

こういうことは、なかなか他人には言えないことなので、田舎が遠くて実家との交流がはかれない場合などは、カウンセラーや子育て支援などの担当者が口幅ったいことでもアドバイスをしてくれるといいなと思います。

 

 

 

 

 

抱えている課題は何一つ変わらないけれど、見方を変えるとすごく心に余裕ができて優しさが生まれます。

 

 

 

 

 

現実は何も変わっていないのに、今まで腹が立って否定的に見ていたことも肯定できてしまうから、人の心とは不思議なものです。

 

 

 

 

 

例えばだらだらと漫画ばかり読んでる子を、「ちっとも勉強しない困った子だ」と見ないで、「だらだらしていても、その子の人生を背負っていくのはその子自身。だとしたら、この子にとってはこのだらだらも必要な時間かも」と見るわけです。

 

 

 

 

 

人には理解しがたいことだけど、それをしなければ一歩を踏み出せない、そんな事が人にはいくらでもあります。

 

 

 

 

 

大人だって、大切な会議の前には煙草を一本吸ってからじゃないと落ち着かないとか、スポーツジムで汗を流さないと何だか不安になるとか、いろいろな癖や習慣みたいなものがあるものです。

 

 

 

 

 

自分の人生は、誰にも代わってもらえません。あなたの人生の苦悩は、あなたが背負うのです。その意味で、親も子に対して無力な存在です。

 

 

 

 

 

代わってあげられない無力な親にできることは、「今の状況は、この子にとって必要なんだ」と肯定的に見てあげることです。

 

 

 

 

 

たとえ常識的には悪いとされることをしたとしても、この子にとっては必要だったんだと心を寄せていくうちに、「寂しかったんだね」「面白くないことがあったけど、親に言えなかったんだね」とか、「周りの人間に誘惑されて、のっちゃったんだね」など、いろいろな別の側面が見えてくるでしょう。

 

 

 

 

 

「この子には必要だったんだ」という考え方をしないと、その子の本当の気持ちは理解できません。

 

 

 

 

 

「どうしてそんなことをするんだ!」と詰め寄り、「2度とやるな!」と力でねじ伏せても、無理があります。

 

 

 

 

 

すでに子供は悪いことをしたと気づいているし、十分に傷ついています。

 

 

 

 

 

だから、親は「ああするしかなかったんだな。気づかなくてごめんね」と言ってあげるだけでいいのだと思います。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援