子供がひきこもっています。ほかの兄弟への影響が心配です。
ホーム > 子供がひきこもっています。ほかの兄弟への影響が心配です。

子供がひきこもっています。ほかの兄弟への影響が心配です。

2017年12月12日(火)8:25 AM

自分だけが損をしている気分にさせないように

 

 

 

 

 

今では、学校に行きたくない気持ちを抱えながら、仕方なくいっている子供が増えてきているように思います。

 

 

 

 

 

そういう子供たちは、まだ自分自身は引きこもる一歩手前にいて、頑張っているなり、我慢しているわけです。

 

 

 

 

 

その意味で、心理的なストレスの高い状態にあります。そんなところに、年齢の近い兄弟がひきこもりを始めると、必ずといってよいほど「○○ちゃんはずるい!」というセリフが飛び出します。

 

 

 

 

 

また、親御さんは、ひきこもり始めた子供への対応に必死になります。ひきこもった子供の方にばかり親の 注意が向けられるようになると、ほかの兄弟の不満はいっそうつのります。

 

 

 

 

 

まるで頑張って学校に行ったりクラブ活動をしている自分たちの方が、「ばかを見ている」「損をしている」ような気分になってしまうのです。

 

 

 

 

 

もちろん、子供がひきこもり始めたら、その子供に親御さんの関心の多くが注がれるのは一時的には仕方のないことでしょう。

 

 

 

 

 

しかしその一方で、だからこそほかの兄弟にも目を向けるように心がけたいものです。

 

 

 

 

 

もしもひきこもった子供にだけ一生懸命になると、そのほかの子供は寂しくなるものです。寂しい気持はやがて精神的な不調を引き起こすかもしれません。

 

 

 

 

 

親が自分のことをわかってくれている、見守ってくれているとわかると子供はそのことで元気になれるものです。

 

 

 

 

 

無理に協力させようとしないこと

 

 

 

 

 

ひきこもりの子供のことで援助機関に相談に行くと、たいてい親御さんは、子供を無理やり連れ出そうとしないように学校に行きなさいと登校刺激を与えないように、本人のペースに沿ってあげるようにと助言されます。

 

 

 

 

 

ですから直接「学校に行きなさい」とは言わなくなります。そして本人がゲームに夢中でも、インターネットばかりしていてもあまり非難したり批判したような態度を取らず、可能な範囲で認めるようにということも言われるので、普段なら叱るところも叱らずに済ませるようになります。

 

 

 

 

 

しかし、親御さんの心の中はあまり穏やかではありません。本当に好き勝手をさせておいてよいのか、これでは、ただ言いなりで甘えさせているだけなのではないかなどと自問自答を繰り返すようになります。

 

 

 

 

 

そんな時、ほかの兄弟が「そんなに毎日ゲームばかりするのなら、学校に行きなさい」あるいは「××が欲しいなら学校に行きなさい」と、常識的なことを言ってひきこもっている子供の心を傷つけるようなことが起こります。

 

 

 

 

 

たいてい親御さん自身も同じようなことを言いたい気持ちもあるのですが、実際には逆にひきこもっている子供の肩を持ち、「そんなことを言ってはいけません」と、それを言った兄弟の方を叱ってしまいます。

 

 

 

 

 

確かにこのような兄弟の言葉は、ひきこもっている子供には治療的なメッセージではありません。しかし、彼らの言ってることは全く間違っているわけではありません。

 

 

 

 

 

親御さんも言わないだけでそういう気持ちはあるでしょうし、本人もまた同様なのです。しかしそう言われても、どうにもならない状態に陥っているのが、ひきこもっている子供たちの実情です。

 

 

 

 

 

兄弟に正論を言われると、ひきこもっている子供自身立場がありません。ですのでこういう時本人は、「そんなこと言われるから、気持ちが落ち着かない。だから学校へ行けない」と言うでしょう。

 

 

 

 

 

兄弟がひきこもっている本人に対して、やさしく温かい態度を取ってくれれば、もちろん本人は助かるにちがいありません。しかし年齢が近いと、それは難しいのです。

 

 

 

 

 

言う方も言われる方も、どちらも止められない気がします。このような場合、親御さんが仲裁に入ったりどちらかに加担しないで、兄弟同士に任せた方がよいようです。

 

 

 

 

 

フォローはその後個別にしましょう。あまりにひどくなる場合は別ですが、子供に協力を押しつけるよりも、とりあえずは本人たちに任せた方がそれなりに何とかなっていくように思います。

 

 

 

 

 

殴り合いをするにしろ、口げんかをするにしろ、やったあとでまた自分たちで考えるでしょう。お互いに憎くてケンカをするわけではないのですから。

 

 

 

 

 

連鎖反応が出てきたら

 

 

 

 

 

一人がひきこもり始めると、後に続けとばかりにほかの兄弟もまた学校に行きたくないとひきこもりに取り組み始める、あるいは取り組み始めようとすることがあります。

 

 

 

 

 

そんな時親御さんは、基本的には兄弟で違った対応をしないように相当注意したいものです。

 

 

 

 

 

片方には「休んでもいいのよ」と言っておきながら他方に、「頑張って行ったら?」と言うと、そう言われた子供の心は傷ついてしまいます。

 

 

 

 

 

「どうして自分だけにはこう言うのか」と不公平感をいだき、そう言ってしまったがために、「何としても行かない」と腰を据えられてしまうこともしばしばおこります。

 

 

 

 

 

この子もまたひきこもってしまったらという考えは、親御さんを震撼とさせるでしょう。しかしこの場合、心配だからこそ対応は同じようにした方がよいのです。

 

 

 

 

 

自分もまたひきこもってもよいのだ、その自由が与えられているとわかると子供はかえって現実を受け入れ、その中で生きていけそうな気持ちになれるものですから。

 

 



メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援