親が理解できない行動にも、必ず意味がある
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親が理解できない行動にも、必ず意味がある

2017年12月06日(水)9:17 AM

朝、急におなかが痛いといって学校を休む、黙って習い事を休んでいた、仲が良かったはずの友達とけんかをして口を利かないなど、親にとっては突飛に見える子供の行動にも必ず理由があり、意味があります。

 

 

 

 

 

そうせざるを得ない、そうならざるを得ない、のっぴきならない事情があったということです。

 

 

 

 

 

「意味がある」というと、何か正しいこと、真実のようなものもあるという感じがします。そうすることで成果が上がるとか、意義があるような気がするわけです。

 

 

 

 

 

でも、ここで言う「意味」とは、いいとか悪いとかではなく、その子にとって、それをする必然性があったということです。

 

 

 

 

 

友達をたたいてしまったとか、万引きをしたとか、悪いことをした時には、頭ごなしに「だめじゃないか!」と叱りたくなりますが、できればその前に、前が無理なそれと同時にこの子なりにそうせざるを得ない必然性があったんだろうと思うのです。

 

 

 

 

 

さらにできるならば、その必然性を本人から聞いて、肯定してあげるといいです。

 

 

 

 

 

その子の人生にとっていちばん大切なことは、その失敗やつまずきや悪さを今後の学びにしていくということです。

 

 

 

 

 

家庭内の寂しさから、デパートで万引きをして補導された小学6年生の少女がいました。彼女にとっては、万引きでなくてもよかったのです。

 

 

 

 

 

少女はただ、親にもっとかまってほしかったのです。人に迷惑をかけることで、親に「こっちを向いて」と訴えていたのです。

 

 

 

 

 

だから万引きすることは、彼女にとって必然性があったのです。彼女は、そのトラブルをきっかけに親の前で「いい子」にふるまうことをやめました。

 

 

 

 

 

そして、自分の感情をしっかり吐露できるようになりました。

 

 

 

 

 

そうなってしまったのも必然性があったのだと周囲が言ってくれることで、本人は自分が肯定されたとうれしくなります。

 

 

 

 

 

そのうえで、その必然性とは何だったのかを自分でよく考え、やってしまったことの善し悪しに気付き、「ああ、いけないことをしてしまった」と、素直に事実を受け入れられるようになるのです。

 

 

 

 

 

逆に、必然性を受け入れてもらえず、「とんでもないことをしでかして!」としかられるだけで人格を肯定されないと、子供は「知らないよ。関係ないよ」と、考えることをしなくなり、あげくの果てに、「こんなうちに生まれたから、自分はこうなったんだ」とか、「こんなクラスだから、やったんだ」とか、責任を転嫁していくだけになってしまいます。

 

 

 

 

 

「いい子」がある日突然「困った子」になり、親の手の中で思うように動かなくなった時、親は戸惑うでしょうがむしろ、親が親であることに気づかされる瞬間だと思って、慌てずに、じっくりと子供と向き合ってください。

 

 

 

 

 

子供は、「お母さん、今だよ。今、私に関わって!」とサインを送っているのです。

 

 

 

 

 

「このチャンスを逃したら、お母さんがお母さんでなくなるよ」と、助け舟を出してくれているのです。

 

 

 

 

 

それが、親にとっては突飛に見える悪態だったり、「いい子」が困った子にひょう変する瞬間だったりするのですが、そんな時こそ親は、「よしきた!今だ!」とばかりに、しっかりと子供に向き合ってください。

 

 

 

 

 

子供はきっと、もっと前からサインを出していたはずですが、親が鈍感だったり無頓着だったるすると、子供の孤独や寂しさが理解されずほったらかしになっていることがあります。

 

 

 

 

 

ネグレクト(無視)とは、一般的に食事を与えなかったり、おふろに入れなかったりという養育放棄のことを言いますが、経済的貧困や虐待などで身体の成長過程を阻害するだけでなく、心の成長を阻むこともネグレクトの一種だと私は思います。

 

 

 

 

 

お金持ちでいつもきちんとして、見た目はものすごくしっかりした家庭の中でも、親の「鈍感」というネグレクトが存在していることがよくあります。

 

 

 

 

 

鈍感は、「関わりの欠如」から生れます。

 

 

 

 

 

しかし、共に過ごす時間が長ければいいというわけでもありません。短い時間でも長い時間でも、「しっかり関わっているかどうか」です。

 

 

 

 

 

子供にきちんと向き合っていないと、親はどんどん鈍感になってしまいます。

 

 

 

 

 

また、「客観的に見ること」が大切な時もありますが、あまりにも客観的に見過ぎてしまうと、自分の中で戦わなければいけないことに気づかないこともあります。

 

 

 

 

 

つまり、自分たち親子の問題をまるでテレビの画面の向こう側の世界の出来事のようにとらえ、評論家になり、傍観者になってしまうのです。

 

 

 

 

 

子育てはだれもが初めての経験で、わからないことだらけで失敗だらけなのが普通です。

 

 

 

 

 

いくら理論武装して、失敗のないように先手ばかりうっていても実際は、目の前の子供の心はわからないままであることも多いものです。

 

 

 

 

 

親は評論家や傍観者になる必要はありません。

 

 

 

 

 

いえ、決してそうなってはいけません。「愚かな父」と「愚かな母」でもいいから、しっかりと子供に向き合うこと、関わることで、目の前の子供のサインを受け止めてあげてほしいと思います。



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