ひきこもる意味
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ひきこもる意味

2017年12月03日(日)11:23 AM

一般的には「不登校」と「ひきこもり」の治療は学校へ登校すること、社会復帰することであって「不登校」と「ひきこもり」は否定的なものとして扱われています。

 

 

 

 

 

たしかに彼らはひきこもっているのですが、この「ひ部分きこもり」の時期を一種の「雌伏の時期」として肯定的にとらえることはできないかということです。

 

 

 

 

 

この問題は、原則的には「不登校」と「ひきこもり」の対応として「焦らせない」ことが提唱されていますが、最終的には「家から出ること」を目的としていることと関連しています。

 

 

 

 

 

なぜ、焦らせてはいけないのか、早く結果を出すことが必要なことなのか、ひきこもった期間が結果として有益性をもたらすことはないのかなどについての議論は、現在までほとんど見られません。

 

 

 

 

 

私はこれらの点について詳述したいと考えています。

 

 

 

 

 

「不登校」は、なぜ自分は生まれてきたのか、何のために生きているのかという思春期の課題がテーマとして選択されて、なぜ学校へ行く必要があるのかという問題にいたります。

 

 

 

 

 

学校における登校の是非は難しい問題なのですか、ほとんどの生徒は登校しているのですから、「不登校」がどの 生徒にも起こりうる可能性があるとはいえ、「不登校」生徒は少数派と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

しかし、みんながそうしているからそうしなさいというような言い方で登校の必要性を説くのは全く説得力を欠きます。

 

 

 

 

 

あるいは、学校で勉強すれば大人になって役に立つという説明も、実際にそんな机上の学問がそれほど役に立つわけではないし、いい大学に入れば出世できるという考え方も、日本は一般的に考えられているほど学歴社会ではないので、これも的を射た説明とは言えません。

 

 

 

 

 

それでは、何のために登校した方がいいのかについては次のように考えるのがいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

つまり、学校は一つの通過儀礼(イニシエーション)を行う場として、無難に過ぎていったほうが様々な対人関係を経験するという意味において、重要なのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

学校以外の場所で同様の経験ができればいいのですが、そのような場所は日本ではあまりなく、学校へ行くのが最も手っ取り早く楽に通過できる場所と思えるのです。

 

 

 

 

 

この通過儀礼とは、例えば未開民族の人たちが大人になるための儀式として、バンジージャンプをしたり、鼻に鎖のピアスを通したりするのと同じことで、その行為自体に意味があるのではなくて皆で共有する通過点という意味で重要なのです。

 

 

 

 

 

一方、「ひきこもり」の人の自己評価はあまりに高いことが珍しくなく、突飛な自我肥大の印象を受けることがあります。

 

 

 

 

 

彼らが社会に出るということは、サッカー選手の本田圭佑さんや浜崎あゆみさんやイチロー選手のような華やかなタレントや有名なスポーツ選手に等になることであり、単なる一社会人になることにはまったく意味を持たないことと考え、それは社会に出ることではないと考えている人もいます。

 

 

 

 

 

彼らの望みは「社会に出る」ことではなく、「社会に打って出る」ことなのです。しかし、彼らは一様に自己中心的な面を持っていますが、その一方で傷つくことを非常に恐れてもいます。

 

 

 

 

 

「不登校」にしても「ひきこもり」にしても、対人恐怖という点では共通しています。

 

 

 

 

 

「家にいる」時期は彼らにとっては、自己評価と現実との折り合いをつける時期なのかもしれません。

 

 

 

 

 

「不登校」の人の学校へ行くべきかという問いが自己形成の問題であり、自分は何者かという根源的な問いであったのに対して、「ひきこもり」の人は社会に出るべきかということに悩む以前に、自分がなぜこんなふうになってしまったのか、どうしていいかよくわからないと訴えます。

 

 

 

 

 

現実離れした自我理想とは正反対の、生きていくことへの無価値観もよく訴えます。

 

 

 

 

 

「不登校」の人にとって不登校は積極的な生きるための意味の模索であったのが、「ひきこもり」の人にとってのひきこもりは、生への模索ではなくて、社会の成熟による生物学的な生存本能の揺らぎが「ひきこもり」を誕生させたのかもしれません。

 

 



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