人間関係というストレス
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人間関係というストレス

2017年12月02日(土)9:59 AM

人にとって最大のストレスは人間関係ではないでしょうか。そして、悩みのほとんども人間関係です。不登校や引きこもりも人間関係が原因というケースが多いように感じます。

 

 

 

 

 

○自分は人からどう見られているのか。

 

 

 

 

 

○孤立したり、仲間からはぐれてしまったとき、どうやって「仲間に入れて」と声をかけたらいいのか。

 

 

 

 

 

○思ったことを言って、嫌われてしまったらどうしたらいいのか。

 

 

 

 

 

○本当にケンカしても仲直りが出来るのか。

 

 

 

 

 

○自分の意見を譲るのは「敗北」ではないのか。

 

 

 

 

 

○どうして自分はこんなにプライドが高くて人に甘えるのが下手なのか。

 

 

 

 

 

○優しく接してくれる人に、どうして自分はいつも嫌みを言って警戒してしまうのか。

 

 

 

 

 

人は一人では生きていけません。だから、仲間集団の中でどのようにして自分を維持していくのか、それはとてもストレスのかかることです。

 

 

 

 

 

特に、いつも「よいしょ」されている受け身の人間関係の中で育ってきた子供にとっては、学校生活のような人と紡ぎ合うことを強いられる場はストレス過多になってしまいます。

 

 

 

 

 

でも、そのめぐり会いをうっとうしくても可能な限り、回避することなく乗り越えることで孤立から解放され、仲直りの醍醐味を獲得します。

 

 

 

 

 

素直さの再発見といってもいいかもしれません。そして、そのときストレスと上手に付き合う術を学んでいくのです。

 

 

 

 

 

親だって、避けられないストレスと折り合いをつけて今を生きているわけですが、それは随分と時間と手間をかけ苦労もしたその賜物だと思います。

 

 

 

 

 

それゆえ、大人だって順風満帆に人からいつもあがめられてきた人は、意外にもちょっとしたアクシデントによるストレスからうつ状態になってしまうこともあります。

 

 

 

 

 

親として、大人として、自分のこれまでの人間関係を幼いころからたどってみれば、自分と子供のストレスへのう接し方が見えてくると思います。

 

 

 

 

 

人は人と絡み合うことで心が傷つき、また癒されます。だから癒されるチャンスと巡り合うためには傷つくリスクを背負うことも必要なのです。

 

 

 

 

 

そう思うとどちらもそれなりに存在する価値を持っているのです。ストレスも善し悪しではなく、偏らないことが大切なのでしょう。

 

 

 

 

 

さて、心さまよい関東自立就労支援センターの相談室を訪ねる子供たちも、親からの期待、受験、いじめ、評価をきっかけに対人関係に自信をなくし、ストレスいっぱいです。

 

 

 

 

 

抱えきれないストレスは自己評価を低くし、自己肯定感を喪失させます。

 

 

 

 

 

「自分はだれからも必要とされていない」と思ってしまえば、人とかかわるエネルギーが乏しくなり、口数が減ったり冷めた態度にもなります。

 

 

 

 

 

何もイライラしている人だけがストレスをためているわけではありません。むしろ、人間関係の紡ぎ合いをあきらめてしまったその子供の閉塞感に私は危惧をいだきます。

 

 

 

 

 

人間関係に期待しない、傷つかない代わりに孤独というストレスを背負い、心のバランスを失っていくからです。

 

 

 

 

 

相談活動に身を置くカウンセラーから見て、心の健康とは自己肯定間の獲得につきると思います。

 

 

 

 

 

その希薄化はいいかえれば子供たちのメンタルヘルスの危機なのです。

 

 

 

 

 

神戸・児童連続殺傷事件の少年Aの言葉を借りてキーワードにすれば、「透明な存在」です。

 

 

 

 

 

講演先や来所する中学生や高校生にその言葉をイメージで語ってもらうと「いてもいなくてもどっちでもいい存在」と言います。

 

 

 

 

 

前途ある子供たちが「透明な存在」で納得できるわけがありません。

 

 

 

 

 

だから、自分の存在を顕示しようとして強さを見せびらかすように、悲しい事件が繰り返されるのです。まさに「透明な存在」こそ、子供のストレスの代名詞なのです。

 

 

 

 

 

戦後、私たちの人間関係はどこかで貧しさでつながっていました。子供も大人もみんな互いに勉強ができようができまいが、善し悪し関係なく生活の「必需品」として励まし、必要な存在として声を掛け合ってきました。

 

 

 

 

 

今の時代と違って当時は、大人も子供も互いに手を借りなければ、その日を暮らせなかったのです。

 

 

 

 

 

だから、地縁・血縁の逃げられないうっとうしさを感じつつも、自己肯定感は持ちやすい時代でした。

 

 

 

 

 

そして、生活していくには人とかかわり合うしか術がなく、すねて、いじけていたとしてもコミュニケーションを取らないわけにはいかなかったのです。

 

 

 

 

 

そして、そこで傷ついた心もかかわり方で癒されることを学んだのです。その意味で、コミュニケーションの維持・継続さえできれば子育てにマニュアルはいらないのです。

 

 

 

 

 

ところが、高度経済成長以降、皮肉にも生活の豊かさがそんな生活のやりとりを喪失させていきました。

 

 

 

 

 

生身のコミュニケーションをしなくても生活は成り立つようになってきました。

 

 

 

 

 

人と人とのかかわりの希薄さは自己肯定感の欠落となり、「言葉は聞いても気持ちを聞いてあげられない」日々が子供たちにストレスを強いてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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関東自立就労支援センター
理事長:
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理事:
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メール
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活動内容
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 学習 支援、生活訓練
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・教育相談の実施
・各種資格取得支援