逃げられない関係
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逃げられない関係

2017年12月02日(土)8:28 AM

この世に、子のない人はあっても親のない人はいません。それが親子です。

 

 

 

 

 

そして、この親子関係は互いに「逃げられない」関係でもあります。

 

 

 

 

 

だからお互いの痛みを背負い合うしかないのです。その意味で親子は一心同体です。

 

 

 

 

 

これは、とても心地よい救いの関係でもありますし、同時に「うっとうしい」関係でもあります。

 

 

 

 

 

相談室を訪れる親子関係をみていると、それは捕縛という「呪い」にさえ思えることもあります。

 

 

 

 

 

お互いがあまりにも近い関係だから、お互いの痛みがわかるのです。そしてどうしようもないことも・・・・・・・、だからお互いに、いらだってしまうのです。

 

 

 

 

 

子供は親の期待にこたえようと必死です。親も同じです。でもなかなか応えられません。

 

 

 

 

 

そのつらさや苦悩が、時に憎しみとなり、時に不憫さになり、時に甘えとなります。

 

 

 

 

 

子供にとって、親のふところが恋しく思うほどに抑えがたい甘えが沸き起こってくるのです。親にすがりたくなるのです。

 

 

 

 

 

親からすると、それは逃げられないものとなります。しかし、親子は、いつかは「折り合い」をつけて「別れる日」が来ます。

 

 

 

 

 

それは親にとってつらい1日です。PTAの講演会に参加された、小学一年生の子供を持つ 37歳の母親からこんな便りが届きました。

 

 

 

 

 

私は一昨年に父親、そして今年の一月に母親を亡くしました。たまたま今朝、母親の夢を見ました。思いきり、私は泣いてしまいました。

 

 

 

 

 

「お母さん、生きていたじゃない」手をさすっていました。そして夢を見たその日、講演会での話を聴いてそれはもう泣けて泣けて、仕方がありませんでした。

 

 

 

 

 

私は、親にはそれはもう悪たればかりたれていました。私は父母に対して普通におしゃべりしたり、会話をしたことがあまりなかったのです。

 

 

 

 

 

いつも威張った話しかたでケンカ腰でした。心では素直に話したいのに出てくる言葉は怒り口調ばかりでした。

 

 

 

 

 

その点、妹はやさしい言葉で親に接していました。すごくうらやましかったです。

 

 

 

 

 

父親は脳こうそくで、2カ月間意識不明である程度は心の整理がついていましたが、母親は本当に突然でした。

 

 

 

 

 

ちょっと調子が悪いからといって、夜、かかりつけの病院に行って、たった3時間で逝ってしまいました。

 

 

 

 

 

本当に信じられなく、わけがわからなくて母親のそばから離れられませんでした。

 

 

 

 

 

今でも思い出すと、運転中でも、家事をしていても涙が出てしまいます。

 

 

 

 

 

もっともっときちんと会話をしていればよかった。やさしく話をすればよかったと・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

私は完全に父母に甘えていたのです。安心して帰るところであり、安心して話せるところであり、私の一番居心地のいいところであったのです。

 

 

 

 

 

母の死後、ようやくわかったような気がします。

 

 

 

 

 

親って絶対、絶対に死なない人間だと思っていました。とっても悲しいことです。

 

 

 

 

 

まだまだちょっとしたことで、泣ける日が今後も続くと思いますが・・・・・・。

 

 



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