ひきこもり・ニート・不登校・親子関係について
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ひきこもり・ニート・不登校・親子関係について

2017年01月23日(月)11:27 AM

〇 ひきこもる子どもに向かって「怠け」と言う人がいます。好きで怠けている人がいるでしょうか。「怠ける」には怠ける理由・背景があることをまず考えることが大切です。「怠け」なくてもすむような目標を毎日考えているものです。でも、失望感が強いとなかなか見つからないものです。そして、みんな十の力を持ってはいないのです。ある人にとっては、二の力を出せば、それは十と同じものだ、とわたしは思います。

 

 

 

 

〇 人は人間関係の中で病み、人間関係の中で癒されていく。花に水が必要なように、人にはやはり人が必要だと思います。

 

 

 

 

〇 見逃すまい、聞き漏らすまい、なにげないつぶやきとしぐさに、旅立つ鍵が隠されています。子どもは、ひとり部屋の中でささやいています。「僕も輝いて生き直したい」と。

 

 

 

 

〇 ひきこもりから旅立とうと思い立った子どもがネット等の求人を見て、「この会社いいな。俺行ってみようかな・・・・」と一言いうと、親はびっくりして「どれどれ!」なんて興奮してしまいます。しかし、そこで親が興奮してしまうと、子どもは「期待されている」と感じて、また引っ込んでしまいます。そういう場合でも、淡々とした態度で子どもに接してください。そうすれば、子どものほうが気楽になって相談を持ちかけてきます。

 

 

 

 

〇 「責任を背負いながら仕事をする、それが自立」と強調すると、子どもは社会参加への勇気が出にくくなります。父親が職場であった楽しかったことをさりげなく話してあげるほうが、子どもの社会への「関わり恐怖」を薄めてくれるはずです。「せめぎ合って」「折り合って」いく人間関係をたくさん体験的に語ってあげてください。

 

 

 

 

〇 仮に二日にわたって食事をとらないというような衰弱を心配する状況になれば、「どうしたの?ご飯だよ」というような声かけはしてください。そういう場合は、誰かの一声を子どもは待っているのです。緊迫しているときほど、本当に心配していることが子どもに伝わります。ときに「腫れ物」にさわる努力も必要なのです。その努力が子どもに人間関係の折り合い方、喧嘩して仲直りの術を伝えることになります。

 

 

 

 

〇 引きこもる子どもに生きる意欲をよみがえらせるために、親をはじめとして周りの身近な人々が、子に小さな達成感を与えることに努めてほしいと思います。そのためには、子どもに必要というメッセージを投げかけてほしいのです。「頼りにされている」という頼みごとをしてみてください。また、どんなに関係が途切れていても、家庭の相談はなるべくしてください。そして、子どもが納得できるような褒め方も工夫してみることです。どこで褒められているのか、わかりやすいように区切って言ってほしいのです。

 

 

 

 

〇悪態をつく家庭内暴力は、引きこもる子どもにとってはある意味で歓迎すべきことです。言いたいことも言えず飲み込み続け、抑圧されてきた自己の感情が少し極端な表現方法ですが、発散されたわけです。言いたいことも言えなかったら、誰でも病気になってしまいます。特に内気な子が言えたら「赤飯」ものです。「うるせえ、てめえ!」「ふざけるな!」とか、本当に言えなかった気持ちが感情表現されるのです。この言葉の強烈さにはとらわれないでください。それだけ強く言いたいだけなのです。言葉ではなく気持ちを聞いてください。つまり、家庭内暴力はひきこもりからの旅立ちの第一歩と考えることができます。怒りは、親に理解を求める子の願いなのです。

 

 

 

 

〇 引きこもりの問題でいちばん大切なのは、家族に還るということです。「かたつむり、いつ死んでも家の中」という安心感です。いざというとき、還る家があるから旅立つ勇気も出て、旅先で耐える気持ちも起きるのです。還る家が子どもの中になかったら、逆に旅に出るのが怖くて家にしがみついてしまうのです。その還る家とは弱音や愚痴を安心して言える場や人を指しています。まずは家族がかたつむりになることです。それが第一歩です。そして、家族みんながちょっと顔を出し、少しずつかたつむりのように歩いていけばいいのです。

 

 

 

 

〇 目とか口元、動き、身振り、そういった子どもの表情やしぐさでその心の状態がわかります。具体的に言えば、言葉が減ってきたときは口が閉じ、心が閉じていきます。そして口が渇き、心が渇いていくのです。ところが親が子どもに追い込むようなことを言わず、子どもの感情を受けとめられるようになれば、子どもは安らぎを得て、だんだん口元が開き、心に潤いが出てきます。口元が開けば心が開いてくるということです。

 

 

 

 

〇 まず「子どもを〇〇できないものか」という問いかけを持ち続ける限り、子どもとの「素直」な交流を望むことはできないでしょう。子どもは「親の付属品」ではないのです。このどうしようもない学歴本位の世の中で、「高校を辞めたい」というのは、大きな決意のいることです。その心の葛藤を「何も考えていない。軽く見ている」と受け取ってしまうのは、子どもの人格に否定的感情を作り出すことにしかならないと思います。

 

 

 

 

〇 引きこもる子どもは、他人との出会いを常に心の中では求めています。仮に親が紹介するその人が、「話し相手のプロ」でも、自分に「心病む子ども」というレッテルをはるかたちで出会いたくないということです。お互いに素性はわかっていても、初対面のときには、「お父さんの友人」「お母さんの友人」「お母さんの趣味の仲間」などとして会ったほうが、子どもは楽です。

 

 

 



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