誰でもひきこもる因子を持っている
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誰でもひきこもる因子を持っている

 

 

 

 

 

引きこもる子どもを抱える家族が、子どもをなんとかしようと考えるとき、大きなネックになるものがあります。

 

 

 

 

 

それは、家族がその子どもの存在を恥だと思ったり、特異な存在だと思うことです。

 

 

 

 

 

誰でも絶望や不安の中に置かれたときは、「引きこもりたい」心境になります。

 

 

 

 

 

つまり誰でも引きこもりに入り込む因子を心にはらんでいるのです。

 

 

 

 

 

引きこもりも長期化し段階が進むと、その言動が病的に思える場合もあり、近所の目が極端に気になるようになると、精神科医に相談の上、入院させようとする親もいます。

 

 

 

 

 

ですが、引きこもり続ける原因の多くは、人との関わりの欠如、対人関係への失望感なのです。

 

 

 

 

 

入院すれば「引きこもる」気持ちがすべて解決されると決め込んでしまうことは非常に危険ですし、子ども自身の中にも精神科医への抵抗感は強いものがあります。

 

 

 

 

 

それはあくまでも症状の緩和です。最終的には、人と関わることに喜びを見い出せる人間にしていくための環境づくりが必要です。

 

 

 

 

 

実際には、家族で問題を抱え込んでしまうケースが一般的で、途方にくれ「特異な」宗教に頼ってしまう家族も少なくありません。

 

 

 

 

 

さらに青年期に入ると極端に教育的配慮を持った相談機関が少なくなり、そのことも家族を孤立化させる要因となっています。

 

 

 

 

 

学校や職場へ「行」かせるより「生」かせる生活を

 

 

 

 

 

 

現代は家庭環境や教育の歪みなど、引きこもりやすい条件のそろった時代だとわたしは考えています。

 

 

 

 

 

大人が信じ込んでいる画一的な「常識」の型にはめ込もうとする現代の教育・・・・。

 

 

 

 

 

ところが、人間はそれほど単純な存在ではありません。個々の特性を無視して同じ型に収めようとすれば、はみ出すものが出てきて当然です。

 

 

 

 

 

本来なら、教育の形を人間の形に合わせるように修正すべきでしょうが、現実にはそうなっていません。

 

 

 

 

 

一人ひとりテンポが違うことが認められてこそ、生きていくことができるのです。

 

 

 

 

 

ところがテンポはいつの間にか一方的に決められてしまっています。

 

 

 

 

 

そこからはみ出し、その弊害を直接受けた子どもたちは、ある意味では犠牲者だといえます。

 

 

 

 

 

だから、放っておくわけにはいかないのです。

 

 

 

 

 

わたしは、「引きこもり」という問題を現代社会が作り出した現象のひとつとして捉え、引きこもることで、やっと自己の存在を保つことができる子どもの胸中を察して、寄り添っていく必要があると思います。

 

 

 

 

 

引きこもる子どもたちを抱える家庭も、閉じこもることなく、学校や職場に「行かせる」ことより「生かせる」生活を過ごすためにどんな生き方が大切なのか、風通しの良い家庭を作り、社会とつながっていく中で見つけ出してほしいと願っています。

 

 

 

 

 

学歴だけが人生じゃない・・・・・「周りの人たちは簡単に言うけど、僕の人生は18歳でストップしたままなのです」と、ある少年は電話口で言葉に詰まりながら言いました。

 

 

 

 

 

この出口のない不安な気持ちをいかに受けとめたらいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

それにはまず家族の途切れることのない関わりが何よりも大切なのです。

 

 

 

 

 

引きこもりのこどもほど、親の愛情を求める気持ちは強いのです。

 

 

 

 

 

アダルトチルドレン

 

 

 

 

 

現代の青少年は、いったん定められたレールから横道にそれると、マイナスの評価にさらされることが多いです。

 

 

 

 

 

学校の学力評価などはその最たるもので、しかも画一的な価値観が押しつけられます。

 

 

 

 

 

その結果、生きることの意味を自分で考える時間も機会も奪われ、無気力になる状況が生まれてしまいます。

 

 

 

 

 

人と関わるという意味で独り立ちさせられないで育った彼らは、人との接触を断つことでかろうじて自分の世界に安心感を得ることができます。

 

 

 

 

 

彼らは、こうして引きこもりながら、「大人」へと成長していきます。

 

 

 

 

 

わたしはそんな「大人になりきれない青少年」、「大人をあえて意識しない青少年」を親しみをこめて「アダルトチルドレン」と呼んでいます。

 

 

 

 

 

就職を拒否する若者も基本的には大人社会の持つ人間関係のわずらわしさを避け、大人になる段階を拒否したアダルトチルドレンといえます。

 

 

 

 

 

子どもたちが大人になるためには、さまざまな関わりのトレーニングが必要ですが、今の教育環境などは知的優先となっており、画一的な価値を押しつけるのに一生懸命になっています。

 

 

 

 

 

また、子どもが大人へと成長していくプロセスには、親との「対決」が避けられない関門として存在しています。

 

 

 

 

 

そして、自分のことは自分で行う「自己決定力」の向上も欠かせません。

 

 

 

 

 

そのような「訓練」は、家庭、学校、職場、地域などさまざまな人間関係にもまれることによって身につくものです。

 

 

 

 

 

高学歴化の画一教育は、そうした「練習」をないがしろにしてきました。

 

 

 

 

 

そのつけが、弱い立場にある現代の子どもたちに集中してきていると思われます。

 

 

 

 

 

引きこもるアダルトチルドレンは、年長者になればなるほど現実検討が厳しくなっていきます。

 

 

 

 

 

特に、20歳を過ぎると、社会の一員として働くという現実が目の前に突き出されてきます。

 

 

 

 

 

その現実を乗り越えないと、自分も周囲も「一人前」とは認めません。

 

 

 

 

 

アダルトチルドレンが長引くほど、就職や結婚などで友人関係もどんどん疎遠になるうえに、焦りによって自分を傷つけてしまうことも多々あります。

 

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団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
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理事:
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理事:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-424-7855
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援