親との接触を拒否するひきこもり
ホーム > 親との接触を拒否するひきこもり

親との接触を拒否するひきこもり

親との接触を拒否するひきこもりの人は多いので、もし本人と話せる機会があるなら、それをとても大事にしてください。

 

 

 

 

本人が親に話しかけてきたら、何かしていてもできるだけ手を止めて、しっかりと聞くようにしてください。

 

 

 

 

親とまったく話さないよりは、どんな内容であっても話してくれるほうがよっぽどいい状況です。

 

 

 

 

そう考えて、どんな話でも前向きに受け止める気持ちになってください。親がそういう気持ちになると、本人もより話しやすくなります。

 

 

 

 

子どもの話を聞くときは、親はできるだけ感情を落ち着けて聞くようにしてください。

 

 

 

 

感情を落ち着けるためには、やはり腹式呼吸の練習をすることが有効です。

 

 

 

 

本人の言うことについては、「よい、悪い」の判断をせずに、最後まで聞きましょう。

 

 

 

 

たとえ親の考えと食い違っていても、「そう見ているんだね」と、まずは本人の気持ちを理解するようにしてください。

 

 

 

 

できるだけ虚心になって、本人の言うことに耳を傾けましょう。わたしたちは、すぐ、「よい、悪い」「正しい、正しくない」といった判断をするのが癖になっていますが、そのような価値判断をせずにただ受け止めるのです。

 

 

 

 

たとえば、本人がしんどそうであれば、そのしんどさを感じ取ろうとしてください。

 

 

 

 

最初はなかなか感じられなくても、続けているとしだいに感じ取れるようになります。

 

 

 

 

これが「感性的理解」です。感性的理解は実感のある理解です。人間の理解には、感性的理解が必要です。

 

 

 

 

親がこのような聞き方をしていると、本人は「親がちゃんと話を聞こうとしている」と感じ、話しやすくなって「もっと話そう」という気持ちになります。

 

 

 

 

また、「親が自分のことを理解してくれた」と感じると、ストレスがほぐれ、本人はとても気持ちが楽になります。

 

 

 

 

そして、さらに心を開いて親に話せるようになります。その積み重ねで、親子関係はだんだんとよくなっていきます。

 

 

 

 

本人は、どんなにつらい状態で自分が生きてきたかを親にわかってほしいのです。

 

 

 

 

親が本人の気持ちの理解者になることが、本人の求めている親のあり方です。そういう親なら、「自分の味方だ」と思えるようになるのです。

 

 

 

 

親が「子どもの言うことを聞くことに徹する」ことを意識しすぎると、「ふん、ふん」とうなずくだけになることがあります。

 

 

 

 

もし、本人が「ちゃんと話を聞いているの」と確かめてきたら、本当に身を入れて子どもの話を聞こうとしているか自問した上で、話し方を工夫しましょう。

 

 

 

 

たとえば、「〇〇(名前)が今言ったことは、こんな受け止め方をしてもいいのかな」とか、「今言ったことをもう少し説明してもらえないか」などと尋ねます。

 

 

 

 

それは、「ちゃんと聞いているよ」というサインになります。話を聞けるようになても、親からすると、「この子が言うようなことは、世間では通用しないのではないか」と思うことがよくあると思います。

 

 

 

 

そうすると、親も心配になって、つい「こうしたほうがいいよ」と口を挟みがちです。

 

 

 

 

これは本人にとっては、「親は自分の話をちゃんと聞かないで、また勝手な意見を押し付けてきた」ということになり、反発したりしゃべらなくなってしまいます。

 

 

 

 

また、ストレスの発散にならないどころか、かえってストレスをためてしまいます。

 

 

 

 

そんなことが続くと、親と何も話さなくなるでしょう。議論は逆効果です。ひきこもりの本人は、親の弱点を知り尽くしていますから、親は議論に負けますし、ひきこもっているときの本人は、自分の見方に固執します。

 

 

 

 

説教も有害無益です。正論で本人を追い詰めることはもっと危険です。追い詰めてしまうと、暴力で反抗してくることもあるからです。

 

 

 

 

たとえば、「今は親が面倒を見ているからいいが、親が死ねば収入がなくなって食べていけなくなる。

 

 

 

 

だから、しんどくても何とか働けるようにならないといけない」というのは正論ですが、本人もそんなことは分かっているはずです。

 

 

 

 

何とか働けるくらいなら、とっくに働いています。でも、実際はそれができないから、「どうしたらよいかわからない」のです。

 

 

 

 

子どもがそういう状態だということを親は理解することが重要です。ひきこもっいる人は、人から、特に親から押し付けられることにつよく反発します。

 

 

 

 

それまで親などいろいろな人に押し付けられてきたという被害者意識を持っているからです。

 

 

 

 

親は押しつけるつもりなどなく、思ったことをいっただけでも、子どもは押し付けととることがよくあります。

 

 

 

 

親は、この点に留意する必要があります。ですから、本人が親の意見を求めてきたときだけ、意見を言うようにしてください。

 

 

 

 

そのときも、「こうしなさい」というような、親が決めるような言い方はなるべく避けるようにしましょう。

 

 

 

 

理由は、子どもが親の押しつけを嫌うこととともに、親が決めたとおりにやってうまくいかなかった場合、本人がその責任をとろうとしないからです。

 

 

 

 

「失敗した責任はそう言った親にある。親がなんとかしろ」ということになり、改善の努力も反省もそこにはありません。

 

 

 

 

せっかくの失敗から学ぶこともありません。本人は心の闇のなかで否定的思考を繰り返し、現実的な決断をしにくい状態なので、親に「決めてくれ」という場合があります。

 

 

 

 

それでも、時間がかかってもいいから、「決めるのは本人」という姿勢を貫いて、親は相談に乗るだけにしてください。

 

 

 

 

本人の人生は、どんなに決めにくくても、本人が決めるしかありません。親にできるのは、相談に乗ることと、本人が「やってほしい」ということに協力することだけです。

 

 

 

 

本人の人生を、親が本人の代わりに生きることはできないのです。

 

 

 

 

メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-439-4355
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援