感情のコントロールと家庭環境
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感情のコントロールと家庭環境

自分の気持ちを変えるのはたいへん難しいことです。人間は感情の動物であり、自分ではいけないとわかっていることでも、感情が先行するとなかなか止めることができません。

 

 

 

 

たとえば不登校の子が「あんまり休むとまずいから今日は学校に行こうかな」と思っているところへ母親が来て、「あなたはいつまで学校を休むつもりなの!」と言いました。

 

 

 

 

すると思わずムッとしてしまい「やっぱり行くのやめた」になってしまいます。

 

 

 

 

これなど自分の気持ちをコントロールできない一つの例だといえます。

 

 

 

 

社会でうまく生きていくためには、自分の感情をうまくコントロールできることが大切です。

 

 

 

 

また一人の人間としてよりよく生きていくためにも、感情のコントロールは大切な要素になってきます。

 

 

 

 

では感情のコントロールはどうしたらうまくできるのでしょうか。いちばん確実な方法は、意識的に訓練することです。

 

 

 

 

たとえば、天気が悪いと気が滅入る性質の人は、意識して矯正するように努めるのです。

 

 

 

 

「雨が降る日は楽しい」「雨も必要だ」と自分に言い聞かせ、雨の日でも気分がよくなるように努力するのです。

 

 

 

 

人間は「習慣の束」のようなところがあって、それはものの考え方や感情にまで反映しています。

 

 

 

 

子どもの問題でも同じことがいえます。親は「自分は教育的に言っている」と思っていても、無意識にも感情に左右されているものです。

 

 

 

 

子どもがテストで良い点数をとってこないと、自分の気分が悪くなる、これも一つの習慣です。

 

 

 

 

この習慣を意識して逆、逆にコントロールしてみましょう。このような訓練を続けていると、本当にそうなってきます。

 

 

 

 

そのポイントになるのはプラス思考です。

 

 

 

 

習慣は第二の天性という有名な言葉があります。

 

 

 

 

わたしたちは自分が気がつかないところで、習慣に左右されています。ほとんど習慣に依拠して生きているといっても過言ではないでしょう。

 

 

 

 

よりよく生きるためには、よい習慣を身につける必要があります。

 

 

 

 

学校へ行かない、これも習慣の一種です。以前は行っていたのが行かなくなったのですから、習慣が変わったのです。

 

 

 

 

この悪い習慣をどこかで矯正しなければなりません。習慣を矯正するにはコツがあります。

 

 

 

 

改める・・・・というのはすごい回り道で、ほとんど失敗してしまいます。

 

 

 

 

このことは「禁煙の失敗」が如実に物語っています。

 

 

 

 

「タバコは健康に悪いからもうやめる」こう決意しても、習慣化しているために、すぐに挫折してしまいます。

 

 

 

 

習慣を改めるのではなく、新しい習慣を身につけるように努力することです。

 

 

 

 

タバコをやめたければ、タバコを持たない、吸ってはいけない場所に身をおいて、そこで新しい習慣を身につければよいのです。

 

 

 

 

極端な話、タバコを持たないで山にこもって一週間も生活すれば、タバコを吸わないでも平気になるでしょう。

 

 

 

 

学校へ行かない習慣を治すには、行かないでいる時間をどう過ごすかが大きなポイントになってきます。

 

 

 

 

毎日、家にいてゴロゴロしたりゲームをしているようではダメです。

 

 

 

 

学校へ行かないのなら働かせる(家の手伝いでもいい)のがいちばんです。

 

 

 

 

無為に過ごさせるのではなく、学校へ行っているはずの時間を有意義な新しい行為によって埋めさせるのです。

 

 

 

 

そうすれば「学校へ行くか、いまの状態を続けるか」を考えるようになります。

 

 

 

 

その選択が学校へ行かないことであったとしたら、その子にとって学校はそれほど有意義なところではなかった証拠ですから、それを認めてあげればいいのです。

 

 

 

 

不登校がなかなか治らないのは、本来なら学校へ行っている時間を、無為な新たな習慣によって埋めてしまっているからです。

 

 

 

 

不登校の子に「学校へ行きなさい」というのはむなしい努力です。

 

 

 

 

「行かないならこうしなさい」と別の道を作ってあげることが、学校へ復帰させる特効薬になるのです。

 

 

 

 

環境を整える

 

 

 

 

人の人格や行動を決定する他動的要因で非常に大きなものが二つあります。一つは遺伝子、もう一つが環境です。

 

 

 

 

習慣を形作る大きな要因は、環境といえます。才能も環境要因が大きいと言われています。

 

 

 

 

たとえば音楽家の一家には、音楽家が生まれやすいです。世界的に有名な演奏家の多くは両親や一族に音楽家がいるものです。

 

 

 

 

一つは遺伝子のなせるわざでしょうが、もう一つは生育環境が大きいのです。

 

 

 

 

音楽に囲まれて暮らしていれば、自然にその方面の才能が開花しても不思議はありません。

 

 

 

 

親の大事な役目の一つは、子どもにとってできるだけよい環境を整えてあげることです。

 

 

 

 

それによると、少年犯罪を犯しやすい家庭には三つの特徴的なタイプがあるそうです。

 

 

 

 

その第一は、家庭が荒れている場合です。夫婦の不和とか借金、多忙などから家庭がしっかりと機能していない家庭からは非行が生まれやすいのです。

 

 

 

 

第二は、親の過保護と過剰期待が見られる家庭です。並以上に経済的に裕福で親も社会的に立派ですが、過剰期待と過保護によって子どもが自立心を養えないのです。

 

 

 

 

第三は、両親が多忙で放任されて育つ家庭です。以前に某女優の息子さんが事件を起こしましたが、両親とも社会的地位があり、しつけも表面上はきちんと行われても、限度を超えた放任環境は子どもを非行に走らせるのです。

 

 

 

 

では、子どもにとって良い環境とはどんな環境でしょうか。

 

 

 

 

それは経済力でも親の社会的地位でもありません。両親と子どもの間できめ細かい意思の疎通が行われるような環境、つまり一家団らんのある家庭環境のことです。

 

 

 

 

 

 

 

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