孤立する母親と協力的でない父親
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孤立する母親と協力的でない父親

ひきこもりやニート・スネップ・不登校の子どもを抱える家庭では、父親があまり協力的ではなく、母親が一人で悩んでいるケースが珍しくありません

 

 

 

 

父親は協力するどころか「大丈夫、いつかは気づくから放っておけ」などと言って、ほとんど関心さえ持たず、そんな父親の態度に母親はイライラしているという相談がよく寄せられます。

 

 

 

 

協力どころか関心さえあまりない態度の父親は、時間が経過し、このような状態が長期化してくると今度は、「子どもがこうなったのはお前の育て方が悪いからだ」などと言って、母親を怒鳴りつけ喧嘩になることも珍しくありません。

 

 

 

 

母親だけが心配して父親は無関心といった方にぜひともこのヒントを通じて両親で子どもの問題に向き合ってほしいと思います。

 

 

 

 

母親と父親ではなぜこんなにも子どもに対する対応が違うのでしょうか?(もちろんすべての家庭がこうではありませんが)

 

 

 

 

そもそも男性と女性の違いをご存知でしょうか。まず、子どもに関して考え方に大きな違いがあります。

 

 

 

 

女性は子どもを産むのにお腹を痛め、苦痛を通じて産んだことから子どもがかわいくてかわいくて仕方がない、というのが一般的な母親です。

 

 

 

 

その反対に父親はその痛み、苦痛など苦労を実感していません。子どもがかわいいのは両親ともに同じ気持ちなのですが、かわいさの度合いが根本的に違います。

 

 

 

 

母親は子どもが間違った方向に行きそうなところで現実問題として考えます。想定して危機感をいち早く察知しますが、父親は、現実的にまだ大丈夫だろうと安易な考えが先行してしまいます。

 

 

 

 

それは仕事上の都合もあり、家庭内の状況にもよりますが、父親が子どもに話を語りかけると案外、母親とは違い、言うことを素直に聞いているケースがあります。

 

 

 

 

父親は「わたしの言うことはまだ反抗せずに聞いている」と錯覚を起こします。父親が家庭内にあまり長くいないのも原因のひとつです。

 

 

 

 

母親はどうかというと、子どもと過ごす時間や会話も多く、息子からすれば母親のほうが話しやすい、自分のわがままや愚痴、荒っぽい「うるせー、ばかやろー」と言った言葉、時には暴力を振るったりもします。

 

 

 

 

このような状態になりますと、父親よりも母親のほうが危機感を抱くのは当然のことです。

 

 

 

 

しかもこのような行為が母親だけに集中してしまい、それこそやられ放題でその結果、「わたしの力ではもうこの子は言う事を聞いてくれない」と嘆くようになります。

 

 

 

 

これを父親に相談し持ちかけますが、父親は「まだわたしの言うことは聞くから大丈夫だ」とそっぽを向いて相手をしてくれません。

 

 

 

 

それをあまりにも母親がしつこく迫ると、父親に「おまえの教育が悪いからだ」と責められ、母親は一人で悩む形になってしまい、しまいには父親の愚痴、悪口を子どもに向かって言い出します。

 

 

 

 

もうこうなりますと次第に両親の関係にゆがみや大きな溝ができてしまい、取り返しのつかないことになってしまうこともあるでしょう。

 

 

 

 

あくまでも父親が協力的でないケースなのですが、ひきこもり自立支援センターに相談に来る親御さんを見ていますとこのようなケースが非常に多いように感じます。

 

 

 

 

横にずれた子どもは両親で立ち向かっても難しいのに、母親一人だけで更正させるのは至難の業と言っても過言ではありません。

 

 

 

 

父親が協力的ではない方、まだ父親が現実をしっかり把握していなく、安易に考えている方に参考にしていただきたいと思います。

 

 

 

 

まず、ひきこもり自立支援センターに相談に来るのが、母親だけというケースがかなり多いです。

 

 

 

 

もうこの場合は、聞かなくとも父親は安易に考えていることが丸わかりです。本当に心配でどうにかしたい気持ちがあるなら、仕事を休んででも来るはずだからです。

 

 

 

 

来られない事情や理由もありますが、二人の問題ゆえに都合をあわせて来るのが当然だと思います。

 

 

 

 

しかし、逆に母親の息子を救いたい気持ちは強く、「一人でもなんとかしたい」と面接にやってくるのですが、「母は強し」と言われるのも納得できます。

 

 

 

 

ここで父親が協力的でないお母さんにはお父さんの本当の気持ちを理解していただきたいと思います。

 

 

 

 

まず、横にずれた子どもを持つ父親の正直な気持ちとして本音を言いますと、どうしていいかわからないのです。

 

 

 

 

それを母親にみっともなくて言えないプライドが強くあることを理解していただきたいのです。

 

 

 

 

分からないのを隠すために「おまえのせいだ、放っておけ」という言葉で表現し、ごまかしている父親もいます。

 

 

 

 

そんなことを言いながらも内心は父親も心配でたまらないのです。それと、自分が注意をしてかわいい子どもから「うるせー、ばかやろー」と言われたくないのです。

 

 

 

 

子どもに怒れる父親もいますが、怒れない父親もいるのです。当然、怒る、怒らないに限らず、嫌われたくないのも一緒のはずです。

 

 

 

 

それに母親は、「わたしが言わなければ、わたしが正さなくては」という使命感、感情からついつい口が出てしまいます。

 

 

 

 

結果は言い方や接し方の問題もあり、子どもに反感を買うだけなのですが・・・。

 

 

 

 

まだあります。母親はひとりでも立ち向かおうと努力する方が多く、ゆえに一人でも面接や相談にやってきます。

 

 

 

 

しかし、父親はというとどうしたらいいのかわからないがゆえに逃げ出してしまう、現実と向き合わないで仕事に打ち込む、帰りが遅くなる、夜遅くまで飲み歩く、趣味に走り、子どもをほったらかしにするケースも珍しくありません。

 

 

 

 

けっしていいことではありません、ですがそういう父親を見て母親は「父親は息子をあきらめてしまったのでは」と捉えがちですが、そうではありません。

 

 

 

 

家に帰りたくない理由もあるのです。その理由こそ、母親(妻)とまたけんかしたくないということです。

 

 

 

 

夫婦の会話というと、やはり子どものことになります。そうなるとどうしてもお互いの意見が合わなく、けんかになることを父親は案外想定していることがあります。

 

 

 

 

そうなると、本当は帰りたくても帰れなくなってしまいます。父親は仕事に出て仮面をつけて人間関係を保ち、敵と渡り合っています。

 

 

 

 

くたくたになって、また母親とけんかになることを想定しては帰る足取りも重くなるはずです。

 

 

 

 

ではどうしたらいいのか?ということになります。まずはお互いの距離を少しでもちじめることです。

 

 

 

 

子どもが立ち直ることが一番の薬でしょうが、何の手を打たないで自然によくなるケースはあまりありません。

 

 

 

 

ですから、「母は強し」と言いますが、子どものために父親に違った態度で臨んでほしいのです。

 

 

 

 

父親がやりようもない、できないことは理解したのですから、要求はしない、やさしく接し、両親でいがみ合うのではなく、家庭内ではおだやかに笑顔で振舞っていただきたいと思います。

 

 

 

 

母親の変化を父親はすぐに察知するでしょう。それを継続し、父親をうまく振り向かせることが先決です。

 

 

 

 

加えますが、お互いに気に入らないこともあります。しかし、子どもの前ではけんかをしない、子どもに父親の愚痴をこぼさないでほしいと思います。

 

 

 

 

子どもは母親を守ろうとする本能も時には備わってるので、そんなことばかり子どもにこぼしていると父親を憎みだしたり、急に態度が変わったりすることもあります。

 

 

 

 

この状態では、ますます子どもがおかしくなるばかりです。ですから、母親は父親に歩み寄り、理解をしてあげましょう。

 

 

 

 

母親の気持ちは必ず届くはずです。そして、父親が協力的になれば、これ以上ない大きな力となるはずです。

 

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