子どもが不登校やひきこもり・ニートにならないために
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子どもが不登校やひきこもり・ニートにならないために

子どもの不登校・ひきこもり状態が常態化し、学校にも行かず、働きもせず、何らかの職業訓練も受けていない状態になりますと、ニートと呼ばれる存在になっていってしまいます。

 

 

 

 

ニートは十数年前から聞かれるようになった言葉ですが、問題の根底にあるのは不登校やひきこもりの問題と共通しています。

 

 

 

 

ひきこもりの約9割が不登校経験者、ニートの多くが不登校・ひきこもり経験者という事実を考えてみれば、自分の子どもをニートにしたくないのであれば、まずは子どもを不登校・ひきこもりにしないことです。

 

 

 

 

いったん子どもが不登校やひきこもり、ニートの状態になってしまうと、元の状態に戻すには相当なエネルギーが必要になります。

 

 

 

 

そこで、子どもを不登校やひきこもり、ニートにしないために親が普段から心がけるべき子育てのヒントを以下に紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

〇 干渉のし過ぎをやめて、自分で考える力を身につけさせましょう。

 

 

 

 

親の過干渉が不登校などの問題を引き起こすいちばん大きな原因と言えます。子どもが失敗しないようにと先回りをして子どもの失敗を事前に防ぐことばかりすると、子どもの中に変なプライドが身についてしまい、妥協ができない性格になっていくのです。

 

 

 

 

よく言うことですが、人生は「七転び八起き」です。失敗しないことを教えることもある程度大事でしょうが、場合によっては、失敗することによって学んでいくことも大切だということを認識しましょう。

 

 

 

 

〇 夫婦がいつも仲良くし、笑いが絶えない家庭を作りましょう。

 

 

 

 

夫婦での会話がなかったり、仲が悪く、けんかばかりしていたり、さらには寝室も別々のような状況だと、子どもの精神状態は悪くなっていき、子どもは生きていくためのエネルギーを家庭から得ることができなくなります。

 

 

 

 

すると、慢性的なエネルギー不足に陥ってしまい、学校などでちょっとしたつまずきに遭遇しただけで外へ出て行く気力が起きなくなり、不登校やひきこもりにも陥りやすくなってしまう恐れがあるのです。

 

 

 

 

逆に、明るい笑顔と笑い声が家庭内に響いていれば、自然と子どもの中にエネルギーがたまり、前向きな性格に子どもが育っていきます。

 

 

 

 

そのためにも夫婦仲を普段から良くし、雰囲気のいい家庭を築きましょう。

 

 

 

 

〇 兄弟姉妹同士で悪い影響を与えあわないように気を配りましょう。

 

 

 

 

一緒にいる時間の長い兄弟姉妹はお互いに影響を与えやすいものです。子どものひとりが不登校だったり、非行に走っていたり、または学校を卒業しても職に就いていない場合、手がかからないと思っていた兄弟姉妹も不登校などのかたちで生活を乱し始めます。

 

 

 

 

問題を抱えた子どもがいる家庭では、今のところ問題を抱えていない兄弟姉妹の様子にも気を配りましょう。

 

 

 

 

〇 父親は子どもにたくましさを教えましょう。

 

 

 

 

母子関係が強すぎたり、父性が乏しい家庭では、子どもの中に社会で生きていくためのたくましさが育ちづらい傾向があります。

 

 

 

 

結果として、小さなことでも一度つまずくと、自分で立ち直ることができない子どもに育っていってしまう恐れがあります。

 

 

 

 

本来、子どもの能力の劣っているところを鍛え、我慢する厳しさを教えるのが父親の役目です。

 

 

 

 

これがなされていないと、些細なことがきっかけになって子どもが不登校になってしまったりすることもあります。

 

 

 

 

ビニールハウスで育った草花は、外界の冷たい空気や風雨に弱く、たちまちだめになってしまいます。

 

 

 

 

同様に、人の心も保護されすぎるとたくましさを失い、ちょっとしたストレスにも耐えられなくなってしまいかねません。

 

 

 

 

仕事がどんなに忙しくても、父親はできるだけ子どもと接するように心がけ、我慢することの大切さや生きることの厳しさを子どもに教えていきましょう。

 

 

 

 

〇 テレビゲームやインターネットにはまらせないようにしましょう。

 

 

 

 

一人っ子が増えたのと同時に、テレビゲームやインターネット、携帯メールなどでひとり遊びをする子どもが増加しました。

 

 

 

 

それを受けて、人間関係をわずらわしく思う子どもが増えてきています。対人関係を養わせるためにも、小さいうちはゲームやネットに没頭させないようにし、人と接したりすることの楽しさを教えてあげるようにしましょう。

 

 

 

 

〇 きちんとした食事を摂らせましょう。

 

 

 

 

バランスの取れた三度の食事を摂らせるようにしましょう。食事をする時間がばらばらだったり、ハンバーガーやスナック菓子、インスタント食品、カップ麺、炭酸飲料ばかりを小さいころから摂取していると、脳・神経系に支障が生じ、「切れやすい」「集中できない」「落ち込みやすい」などの症状が出やすくなります。

 

 

 

 

健康的でない食べ物の摂り過ぎは、体力・学力の低下の原因にもつながります。

 

 

 

 

毎日のことだけに、子どもの食事にはできるかぎり気を配りましょう。

 

 

 

 

〇 社会性を養うためにも、行き過ぎた放任主義は控えましょう。

 

 

 

 

過干渉に問題が多いことはすでに何度も触れてきましたが、逆に過度の放任主義も問題が多いものです。

 

 

 

 

あまりにも自由奔放な親に育てられると、子どもは社会性が身につかず、「今が楽しければいい」と言って、楽なほうばかり逃げてしまうようになります。

 

 

 

 

結果として、自分に厳しくなりきれず、目標が達成できなかったり、仕事や勉強に挫折するたびにストレスをためてしまうようになります。

 

 

 

 

また周りから、無責任、いい加減、怠け者と見られるようになり、そう見られることがストレスになるという悪循環に陥ってしまいます。

 

 

 

 

適度な厳しさと適度な自由さをわきまえて、どちらか極端にならないように気をつけましょう。

 

 

 

 

〇 子どもの将来の夢を頭ごなしに否定することは避けましょう。

 

 

 

 

「歌手になりたい」とか、「弁護士になりたい」など、将来の夢を話す子どもに「あなたには無理よ」とすぐに否定してしまうことは避けましょう。

 

 

 

 

子どものすることや意見に何でも反対する親に育てられた場合、子どもの中に、「どうせ自分なんか」という思いが芽生え、自己評価の低下につながる恐れがあります。

 

 

 

 

夢を持ち、それを膨らませるのが子どもの特徴ともいえます。子どもには無限の可能性が秘められていることを認識しましょう。

 

 

 

 

 

親の役目は子どもが秘めている可能性の目を摘み取ることではなく、むしろそれを大きく育て上げることです。

 

 

 

 

頭ごなしに否定せずに、真剣に子どもの話を聞き、可能性を伸ばすようにしてあげてください。

 

 

 

 

〇 子どもを親が見栄を張るための道具にするのはやめましょう。

 

 

 

 

必要以上に学歴や世間体にこだわり、親の望む方向に子どもを誘導していった場合、子どもに自主性が芽生えず、就職や進学などの人生の岐路にいざ立たされたときに、考えすぎて前に進めなくなってしまいます。

 

 

 

 

子どもは親が見栄を張るための道具ではありません。親が何をやらせたいかではなくて、子どもが何をやりたいのかを優先させることが大切なのです。

 

 

 

 

〇 安定した家庭環境を築きましょう。

 

 

 

 

親が宗教などの狂信的な信者だったり、もしくは失業をしていて生活保護を受けていたり、定職についていないなどの不安定な家庭環境で子どもが育った場合、社会に順応していく力が子どもに養われていかない場合もあります。

 

 

 

 

安定した家庭環境を築くことは、経済的観点からだけではなく、精神的な観点からも子どもの成長に好ましいということを認識しましょう。

 

 

 

 

〇 近所や地域社会とのつながりを持つようにしましょう。

 

 

 

 

親が積極的に地域に溶け込むことで、子どもに社会とのかかわり方を教えてあげることができます。

 

 

 

 

子どもの社会性を育てるためにも、地域の人とあいさつを交わし、ごみ拾いや会合などにも積極的に参加する親の姿を見せ、近所の人との交流を持つことを心がけましょう。

 

 

 

 

〇 自分のことは自分でやらせましょう。

 

 

 

 

前の晩に子ども自身に目覚まし時計をかけさせ、朝はひとりで起きられるようにしつけをしましょう。

 

 

 

 

食事の後は、自分で食器を片付けるなど、小さなころから自分のことは自分で行う習慣を身につけさせることも大切です。

 

 

 

 

子どもが率先して行動する前に、親が先回りして何でもやってしまうようでは、いつまでも子どもは自立することができません。

 

 

 

 

〇 今できることは、できるだけ今やらせるようにしましょう。

 

 

 

 

「明日からやる」「来週からやる」といって物事を何でも先延ばししてしまう子どもも多いものです。

 

 

 

 

子どものころから先延ばしを許してしまうと、けじめのないだらしない子どもに育ってしまい、将来、世の中の現実に向き合うことさえ先延ばしするようなことにもなりまねません。

 

 

 

 

子どもには小さいころから、今日できることは明日に先延ばしさせない習慣をつけましょう。

 

 

 

 

〇 聞き分けの良すぎる子どもには注意を払いましょう。

 

 

 

 

子どもは親のロボットではありません。時にはわがままを言うのが子どもらしさともいえます。

 

 

 

 

わがままも言わずに親の言うことを黙って聞いていると言うのは、親からの圧力を感じてしかたなく話を聞いているのかもしれません。

 

 

 

 

一方的に聞かせるのではなく、子どもの話にもしっかりと耳を傾けるようにしましょう。

 

 

 

 

いい加減な聞き方をして、適当に相槌を打ってごまかしてもいけません。これでは話のキャッチボールができず、将来コミュニケーションが苦手な人間になってしまうかもしれません。

 

 

 

 

〇 学校の部活動には積極的に参加させましょう。

 

 

 

 

部活動は、同級生でけでなく先輩や後輩との付き合いも経験できるので、人間関係を学ぶことのできる絶好の場となります。

 

 

 

 

活動を通して物事に対して背を向けないという強さを養うことができるといった利点も期待できます。

 

 

 

 

子どもには勉強だけではなく、部活動にも積極的に参加するように勧めるようにしてください。

 

 

 

 

まずは何でもいいから興味のあるものをやらせてみましょう。

 

 

 

 

まじめな子どもほど、「やりたいことを見つけられない」ということに悩んでしまう傾向があります。

 

 

 

 

やりたいことが見つからないようならば、まずは少しでも興味のありそうなことからやらせてみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

〇 子どもの前で愚痴るのはやめましょう。

 

 

 

 

親が家でいつも疲れた顔をし、「大変だ、疲れた」と仕事のつらさばかりを嘆いたり、会社の上司の悪口ばかりを言っていると、子どもは「仕事はいやなこと、つらいこと」と思い込むようになってしまいます。

 

 

 

 

反対に、子どもの前では仕事上で楽しかったことややりがいを感じたことなど、身近にいる親だからこそ伝えることのできる話をするように心がけましょう。

 

 

 

 

そうすることによって、働くことに対する子どもの印象が良いものになっていきます。

 

 

 

 

〇 子育てで楽をした場合、その反動もあることを覚えておきましょう。

 

 

 

 

紙のオムツができて以来、おしっこが吸収されるだけでなく、うんちまで吸収するものさえ普及するようになりました。

 

 

 

 

なるほど、親にしてみれば便利かもしれません。昔は布のオムツだったので、子どもが不快感を泣いて表現することで、親はおしっこやうんちに気がついたものでした。

 

 

 

 

最近は、泣かない、手のかからない、子どもが増えましたが、言い換えれば自分の感情を表現できない子どもが増えたとも言えます。

 

 

 

 

たしかに親からしてみれば、楽になったかもしれませんが、表現が上手にできない子どもからのしっぺ返しが将来やってくる可能性があることもしっかりと覚えておきましょう。

 

 

 

 

〇 親自らも自立しましょう。

 

 

 

 

いまだに自分の親から精神的かつ経済的に自立していない親の元で育った子どもには、自立性と社会性が身につかないのは当然のことです。

 

 

 

 

親自身がしっかりと自立し、社会性を持たなければなりません。

 

 

 

 

〇 人に迷惑をかけたら、親が厳しく子どもをしかりましょう。

 

 

 

 

子どもの自由や権利を手放しで尊重するのが当然と思う親が増えれば、ニートも増えます。

 

 

 

 

嫌なことや面白くないことでもやらなければならないということを、小さいころから教育することが必要です。

 

 

 

 

物分りがいいことを装い、親が未成年の飲酒や喫煙といった行為を許すようでは、ニート予備軍を増やすだけになってしまいます。

 

 

 

 

自由と権利を尊重する前に、子どもがきまりごとを守れなかったり、人に迷惑をかけたりしたときは、親がきびしく叱り、けじめのある子どもに育て上げるようにしてください。

 

 

 

 

〇 厳格すぎて、子どもを抑えつけてもいけません。

 

 

 

 

責任感が強すぎたり、まじめすぎる親も危険です。「こうすべきだ」「こうでなければならない」と厳格すぎる親に育てられた子どもは、内気でおとなしく、自分をうまく表現できない子どもに育ってしまいます。

 

 

 

 

自由さと厳格さのバランスがとれたしつけを心がけるようにしてください。

 

 

 

 

〇 小遣いは定額制にし、決まった日にだけ与えるようにしましょう。

 

 

 

 

小学生のころから小遣いは、決まった日に決まった金額を与えるようにしましょう。

 

 

 

 

子どもが要求するたびに小遣いを渡していては、社会性が身につきませんし、計画性も芽生えません。

 

 

 

 

〇 親として、子どもたちには平等な態度を取りましょう。

 

 

 

 

お兄ちゃんには「休んでいいよ」と言っておきながら、弟には「がんばって行きなさい」と言うようでは、弟は不公平を感じ、そのうちに自分も休みたがるようになります。

 

 

 

 

子どもには常に公平に接するように心がけましょう。

 

 

 

 

〇 休みの日にはなるべく一緒に外出しましょう。

 

 

 

 

学校が休みのときは、午前中から子どもと一緒に外出するように心がけましょう。昼の間に外出すると、夜、熟睡できるようになり、思考力も改善され、ホルモンの分泌や体温が正常になり、何事にも前向きに考えられるようになります。

 

 

 

 

〇 部屋の明かりにも気を配りましょう。

 

 

 

 

明るすぎる蛍光灯は瞳孔を収縮させるので不眠の原因にもなり、イライラやストレスを感じやすくなります。

 

 

 

 

部屋の明かりにもきちんと配慮するといいでしょう。

 

 

 

 

〇 子どもの相談事には真剣に耳を傾けましょう。

 

 

 

 

成人してからニートになってしまった子どもにとって、親は単に金銭的な援助者でしかなく、困ったことを相談できる相手ではありません。

 

 

 

 

こうした状況になってしまうのを避けるためには、子どもが小さいころから、真剣に話を聞くようにこころがけ、「忙しいから、後にして」などと言って、子どもの相談から逃げないようにしましょう。

 

 

 

 

〇 子どもの進学先は子どもに決めさせましょう。

 

 

 

 

テストで悪い点数をとっても、ただ叱るのではなく、良かったところはしっかりとほめましょう。

 

 

 

 

また、偏差値の数字だけを見て、子どもの進学先を親が決めてしまうのは絶対に避けるようにしましょう。

 

 

 

 

子どもの進みたい道を尊重し、親はあくまでもアドバイスする立場に回ることを心がけてください。

 

 

 

 

定年退職しても、父親は積極的に外に出ていくようにしましょう。

 

 

 

 

父親は、定年退職した後も、再就職するなり、ボランテイア活動に参加するなりして、できる限り外に出て行くことを考えましょう。

 

 

 

 

何もせずに家でぶらぶらしている父親の姿を子どもに見せるのはあまり好ましくありません。

 

 

 

 

〇 誤って物を壊してしまっても、むやみに叱るのはやめましょう。

 

 

 

 

子どもが遊んでいて高価なものを壊してしまった場合、「何やっているの、これ高かったのに!謝りなさい!」と親が言うと、子どもは恐怖心から謝るようになります。

 

 

 

 

反対に、「大丈夫?けがしなかった?」と先に子どものことを心配してあげた場合、子どものほうから「ごめんなさい」と自発的に謝るようになるでしょう。

 

 

 

 

こうした反応をしてあげることで、子どもは自分を思ってくれる親の愛情というものを感じることができ、積極的な姿勢を持ちやすい子どもになっていくのです。

 

 

 

 

同時に、自立心も芽生えていくようになります。しかし、親がいつも忙しくてイライラしていたり、夫婦関係が悪かったりすると、子どもを心配するよりも物を壊したことに対する怒りのほうが先にたってしまうものです。

 

 

 

 

子どももわざと壊すつもりはなかったはずです。むやみやたらにしかりつけるのはやめましょう。

 

 

 

 

〇 子どもの力で解決できることは子どもに解決させましょう。

 

 

 

 

子どもが自分で解決しなければならない問題に、親が過剰に反応して介入してしまうため、自分で何も解決できない子どもが増えています。

 

 

 

 

人は問題や挫折を経験することによって成長していくものです。そういった経験を味わったことのない子どもは、将来ニート予備軍になりやすくなってしまいます。

 

 

 

 

子ども自身で解決できる程度の問題ならば、親は口出しせず、子どもが自分の力で解決していくのを見届けてあげるようにしましょう。

 

 

 

 

自分で解決できることに成功すれば、それが子どもにとって大きな自信となり、将来への大きな糧となっていきます。

 

 

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