子どもがひきこもりになってしまったら
ホーム > 子どもがひきこもりになってしまったら

子どもがひきこもりになってしまったら

ひきこもりの子どもに共通しているのは、「親に自分の今の気持ちをわかってほしい」という思いです。

 

 

 

 

世界中の誰もが自分のことをわかってくれなくても、せめて自分を産んで育ててくれた親にだけはひきこもってしまった今の自分の気持ちを分かってほしいということなのです。

 

 

 

 

その気持ちを汲んであげることなく、親が子どものことについて投げやりな態度を取ったら、子どもの精神状態はますます悪化していくということを親は肝に銘じてください。

 

 

 

 

ひきこもっている子どもの気持ち

 

 

 

 

「親にわかってもらいたい」という気持ちの裏返しとして、子どもは「お母さんになんてわからない」と叫んだり、物に当たったりすることがよくあります。

 

 

 

 

これはまさに「親にわかってほしい」という子どもからのサインです。それを理解せずに、親がイライラしたり、親自身が子どもに引きずられて精神を不安定にしてはいけません。

 

 

 

 

イライラを募らせた結果、子どもと正面から衝突してしまい、緊張の糸を引っ張り合うようなことも避けてください。

 

 

 

 

ここでは親が一歩引いて緊張を和らげ、子どもの訴えに耳を傾けることが非常に大切です。

 

 

 

 

忘れてはならないことは、子どもには親にわかってほしいという気持ちがあるということです。

 

 

 

 

子どもの訴えにまずは耳を傾けることで、子どもの心は少しずつほぐれていきます。

 

 

 

 

子どもが何も話さなくても、雰囲気で子どもの気持ちを察し、黙って心を添わせることも重要です。

 

 

 

 

「結局、おまえはそうしたいのか?」「もう家から出られないんじゃないのか?」などと決め付けたり、解決を急ごうとすると泥沼にはまってしまうことになります。

 

 

 

 

仮に、「いったいいつまでそんなことをしているんだ!」「いい加減にしなさい」といったり、「そんなことをしていると親の恥だ」と言い放つことがあれば、子どもは家庭でエネルギーをためるどころか、家にいてもエネルギーを消耗するばかりになってしまいます。

 

 

 

 

さらに、弟や妹からも「ずるい」などといわれれば、いっそう自分の殻の中へ閉じこもらざるを得なくなります。

 

 

 

 

ひきこもりの子どもを持つ親が心がけなくてはならないこと

 

 

 

 

次に挙げるのが、典型的なひきこもりの子どもの生活パターンです。

 

 

 

 

〇1日の大半を自分の部屋で過ごす。

 

 

 

 

〇昼夜を逆転させた生活。

 

 

 

 

〇家族と顔を合わせない。

 

 

 

 

〇片付け、掃除をしない。本、衣類、ごみを散らかしっぱなしにする。

 

 

 

 

〇部屋に誰も入れない。

 

 

 

 

〇お風呂に入らない。衣類も洗濯に出さない。

 

 

 

 

〇誰が話しかけても無視するか、「うるさい」と言う。

 

 

 

 

〇窓やカーテンを閉めたままの生活を送る。

 

 

 

 

〇近所の人や地元の同級生に会うことをさけるため、昼間はめったに外出しない。

 

 

 

 

子どもがこのようひきこもり状態に陥ったとしても、絶対に無理に引き出そうとしないことが大切です。

 

 

 

 

もう勝手にしろと、投げ出すようなことも避けてください。ひきこもりの状態が続いても、時には子どもが親に相談をしてくるといった場合があります。

 

 

 

 

そのときは、子どもの横に座って、じっくりと話を聞いてあげてください。

 

 

 

 

子どもの悩みを吐き出させることによって、自己嫌悪や自己評価の低下をストップさせ、穏やかなひきこもり状態へと改善させていくことを心がけるようにしましょう。

 

 

 

 

「ひとりぼっちのひきこもり」から「ひとりではないひきこもり」に変えることができれば、お風呂に入ったり、着替えをしたり、家族とのやり取りができるようになります。

 

 

 

 

一方、子どものひきこもりをやめさせようと強引に部屋の中へ踏み込んだりすると、子どもは安心した気持ちが得られず、侵入された気持ちになってしまい、最悪のケースでは自殺さえ考えるようになる場合も考えられます。

 

 

 

 

自殺未遂を起こしてしまった子どもに対し、子どもの気持ちを理解できないまま親が強引に子どもの中へと踏み込むようなことがあれば、子どもは今よりいっそうわかりにくい孤独なひきこもり状態になってしまう恐れがあります。

 

 

 

 

子どもが心配だといって子どもの気持ちを理解せぬまま親が取る行為の大半は、子どもにとっては決して助けではなく「追い詰め」になってしまうのです。

 

 

 

 

夜遅くまでだらだらと起きているから昼夜逆転の生活をするのだと考える親が多いのですが、これは間違った考え方です。

 

 

 

 

決してだらしのなさから夜更かしをしているわけではありません。太陽が出ている間に活動し、夜になると眠るというのが一般の人たちの生活スタイルですが、ひきこもりの生活を送っている人たちは、一般の人たちが送るそういう生活スタイルの中でうまく生きていくことができなくなっています。

 

 

 

 

ですから、人と会ったり、話をしたりする機会を極力少なくさせるためにも、昼のあいだに睡眠をとり、人々が寝静まった夜中に起きるという生活パターンを選んでいるのです。

 

 

 

 

学校を休むためにも、朝起きているわけにはいきません。加えて、昼のあいだに起きていると、近所の人たちの話し声や車やバイクの音、玄関のチャイムの音、電話の呼び出し音など、耳に入れたくない音が聞こえてきます。

 

 

 

 

そういう「生活の音」が充満している昼の間に一人で部屋の中にこもっていると、どうしても外の世界の現実が想起され、やるべきことをしていない自分がとても情けなく思えてくるのです。

 

 

 

 

反対に、夜はみんなが寝静まってしまうこともあり、現実と向き合う機会も減少します。すると、次第に気持ちも落ち着き、窮屈ながらも気持ちが少し楽になっていきます。

 

 

 

 

親は、こういった子どものひきこもりの背景をまず理解する必要があります。そして、学校に行かなくても文句を言わないようにしてください。

 

 

 

 

ソファでだらりと寝そべっていても、文句を言わないことです。友だちや同級生の話も避けるべきです。

 

 

 

 

本人の今の状況を他の兄弟姉妹と比べたりするようなこともしてはいけません。同時に、今の状態から抜けきれずに悩んでいる子どもに対して、生来のことなどを持ち出すのも厳禁です。

 

 

 

 

ひきこもっている子どもはみんなエネルギー低下に陥っています。そういうときに、親の口からさらにエネルギーを奪ってしまうようなことを言う必要はありません。

 

 

 

 

言われたくないことを言われるときの苦しさは、親御さんたちも容易に理解できるはずです。

 

 

 

 

たとえば、自分の子どもがしばらく不登校やひきこもりの状態になっていれば、近所の人から「最近、〇〇ちゃん見かけないねえ、元気?」などとたずねられることもあるでしょう。

 

 

 

 

このようなことを聞かれた場合、どう感じるでしょうか?もしくは、正月などで親戚中が集まったときに、事情を知らない親戚が、自分の子どもについていろいろと聞いてくるかもしれません。

 

 

 

 

そういうときには、その場から離れたいなと思ったり、早く話題を変えてくれないかなと思うのではないでしょうか。

 

 

 

 

親でさえ、自分の子どもの問題に触れられるのがいやなのです。ひきこもりの張本人である子どもにしてみれば、なおさらのことです。

 

 

 

 

傷口に塩を塗りつけるようなことをする必要はないのです。とは言っても、どうしても口出ししてしまいたくなるときもあるかもしれません。

 

 

 

 

そういうときは、口を出さなくてもすむように、自分が外出する機会を増やしてください。

 

 

 

 

その際、手紙などで帰る時間だけをそっとしらせておきましょう。そうすれば、子どもはその時間まで気を使わずに家の中でリラックスすることができ、エネルギーの充電をしていきます。

 

 

メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-439-4355
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援