中退しても高校を卒業する方法
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中退しても高校を卒業する方法

関東自立就労支援センターには、高校を中退後、ひきこもりやニートになって何をしたらいいのかわからなくなり、相談に訪れる方も多いです。

 

 

 

 

高卒認定予備校

 

 

 

 

「高校だけは卒業したい(させたい)!」と思ったら、どのような道があるのでしょうか。

 

 

 

 

まず、高卒認定試験を受ける、そのために高卒認定予備校に行く、という道があります。これはだいたい予備校が経営しています。

 

 

 

 

ここに入って勉強し、高卒認定試験を受けるのです。高卒認定試験は、以前は大検と呼ばれていました。

 

 

 

 

要は、試験に受かればいいのです。自分で勉強して、試験に受かればいいわけですから、必ずしも予備校に行く必要はありません。

 

 

 

 

高卒認定試験は年に2回あります。これを受験して合格すれば、その後は大学受験なり、就職活動をすることができます。

 

 

 

 

ただこれは、大学に進学しないと活きないといわれています。認定をとったからといって就職に有利かというと、今は不利に働くことのほうが多いのが現状です。

 

 

 

 

それは企業側が「その子は朝起きられるのか、集団生活ができるのか」を危惧するからです。

 

 

 

 

高校の学生生活を3年間送ってきていないことで、生徒に対する信用度が低いからです。

 

 

 

 

このような傾向は企業だけでなく、大学側にもあったことがわかって問題にもなりました。

 

 

 

 

それは2012年の12月、朝日新聞で報じられた事例です。

 

 

 

 

高卒認定試験をパスした女性ですが、彼女は中学時代に不登校を経験していました。

 

 

 

 

ただ勉強ができて、秋田大学の医学部を受験しました。自分では絶対受かったと思ったそうです。

 

 

 

 

後の成績開示で(センター試験で)1000点満点の900点以上でした。

 

 

 

 

もう、どう考えても、受かったと判断していたようでした。その年の医学部の受験生の中でもはるかに上位の成績だったということです。

 

 

 

 

でも面接点が0点だったのです。ですから落とされてしまいました。

 

 

 

 

面接の内容も朝日新聞に出ていました。10分程度の面接で、「食べ物は何が好きですか」「ウナギです」といった応答だったそうです。

 

 

 

 

普通の日常生活のことから進路の希望までの質問でしたが、それがまったく点数に結びついていなかったようです。

 

 

 

 

これは高卒認定への差別、と問題にされました。

 

 

 

 

本当に高卒認定が効くのは、実力一本の会社だったりするのでしょう。インターネット系や外資系でないと難しい場合が多いようです。

 

 

 

 

日本の企業などですと、要は面子にこだわるところから、このような仕打ちをうけていると思います。

 

 

 

 

通信制高校

 

 

 

 

次に紹介するのは通信制高校です。高校を中退しても通信制高校に入学していれば「単位」の取得ができますので、別の高校への転入・編入には便利です。

 

 

 

 

学年を下げる必要がなく、スライドできます。ただ問題としては、生活習慣が不規則になりがちだということ、家にひきこもって他人と接触する機会が激減してしまう、ということがあります。

 

 

 

 

大学にいっても、その生活習慣が改まらないと、また中退してしまう可能性があります。やはり、進級、卒業率が極めて低いのです。

 

 

 

 

ですから都心ですと、通学の機会の少ない通信制高校だけでなく、毎日の生活やレポート指導を行うサポート校というものがあります。

 

 

 

 

そこでは生徒に「通うように」と呼びかけて、卒業率を98%とか100%に向けてあげていくようにします。

 

 

 

 

しかし、地方だとそういうサポート校がありません。

 

 

 

 

大都市圏の通信制高校も玉石混交です。入学しやすくて、卒業もしやすい、というのが通信制高校のメリットです。

 

 

 

 

現状では、高校中退者の一番の受け皿はこのタイプの高校でしょう。

 

 

 

 

通信制高校単体だと、年間行事もないに等しいのですが、サポート校によっては運動会や文化祭、進路系のイベントなどが充実していたりもします。

 

 

 

 

自由な時間を活かして、ネイルや美容関係のことを学べる学校もあります。

 

 

 

 

しかし毎日通う必要がないため、生活習慣が乱れやすいのがデメリットです。

 

 

 

 

また、私立の学校が多く、通信制高校に加えてサポート校にも通うとなると、学費が高額になります。

 

 

 

 

これらは通信制高校の短所になります。

 

 

 

 

学習環境も、図書館も体育館もなく、普通の学校とは異なるものになりがちです。

 

 

 

 

中には授業料が年間100万円というところもありますが、そこは卒業率が98%といったことが売りのようです。

 

 

転入・転校試験制度

 

 

 

 

続いて、東京都が先鞭をつけて、大阪府が続いた転校制度です。地方では、家族全員が引っ越さないと公立高校へ転校ができない、というのが大原則です。

 

 

 

 

となると、中退してからリトライして高校を卒業するまでに、1年ダブらなければいけなくなります。卒業が1年以上遅れることは、生徒にとってはいちばんつらいことです。

 

 

 

 

東京都の補欠募集制度では、学期ごとに補欠試験がおこなわれます。8月に行われる試験では、それまでに習得した単位の互換性がなくても、つまりそれまでに受けた授業の内容にかかわらず、受けることができます。

 

 

 

 

試験は年に3回です。最初は8月です。第二学期補欠募集と呼びます。これは高校1年のみです。つまり、かつての5月病じゃないですけれど、入学したばかりで気が変わった、という子どももいるわけです。

 

 

 

 

東京都も高校1年のその時期に、中退者がいちばん多いということをわかっています。ですから特例で、高校1年のこの時期に限っては何でもありにしようよ、ということなのです。

 

 

 

 

ポーカーではないですけど、手がブタでも、都立高校と単位がぜんぜんそろっていなくても、全部拾ってあげようという仕組みです。

 

 

 

 

高校2年と3年は、それまでの単位がしっかりそろっていないと受験できません。この学年になりますと、単位の互換性がチェックされ、門前払いになるケースもあります。

 

 

 

 

それにならって、同様の転校制度を取り入れている私立全日制高校もあります。しかし、試験内容が都立と異なっていたり、実施している校数が少なかったりします。

 

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団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
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 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援