不登校児童の共通事項
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不登校児童の共通事項

 

不登校児童の大部分の子に共通する事項があります。

 

 

 

 

(1)いじめられた。

 

 

 

 

 

(2)グループの輪に入れない。

 

 

 

 

 

(3)家庭内暴力がある。

 

 

 

 

 

1.いじめられやすい子とは

 

 

 

 

 

不登校の原因の中でも「いじめ」からくる不登校、ひきこもりは別問題として捉えたいと思います。その理由は、ひきこもりに入り長期になればなるほどそのフラッシュバックが強くなる人が多いからです。

 

 

 

 

それゆえ、いじめられないようにする手だてというものがあれば、参考になるのではないかと考えました。次に挙げる要素は、私がケースとして扱った人たちのいじめられた原因として考えられたことです。

 

 

 

 

 

(1)父母世代の道徳意識を強く持ちすぎる両親に育てられ、今の世代の価値意識を身につけた友だちと合わない。

 

 

 

 

 

(2)わがままの通る家庭で育ち、家と外との区別がつかない。もしくは外では自分のわがままが通用しないので、自分を出さない。

 

 

 

 

 

(3)理論的に育てられているため、他の友だちと比較して理詰めすぎる。また、感情より理論を優先し、友達関係がうまくいかない。

 

 

 

 

 

(4)身だしなみ、言葉使いなどが極端に丁寧すぎる、もしくは悪すぎる。

 

 

 

 

 

(5)教室内のルールを守れない、忘れ物が多い。

 

 

 

 

 

(6)出る杭となり、打たれてしまう。

 

 

 

 

 

(7)協調性がなく、自己中心的である。

 

 

 

 

 

(8)友だちを作ろうとする積極性に欠ける。

 

 

 

 

 

(9)自己主張ができない。

 

 

 

 

 

(10)自己主張し過ぎる。相手の話を聞かなすぎる。

 

 

 

 

 

(11)大人の世界で育ち、同級生や年の近い子と話が合わない。

 

 

 

 

 

(12)流行のファッション、ヘアースタイル、テレビ、インターネット、音楽、雑誌の必要性、スマホ、ゲームなどの知識がない、もしくは興味を持とうとしない。

 

 

 

 

 

(13)グループの仲間同士の関係をうまく調整することが苦手である。

 

 

 

 

 

その他にもあるかもしれませんが、少なくともこれらの点に気を配りながら子育てをする必要がありそうです。

 

 

 

 

 

2.グループに馴染めない

 

 

 

 

 

前述の(1)~(13)とは別に、不登校の子どもが増加している原因があります。それはグループに馴染めなかったという理由です。

 

 

 

 

 

本人との個別カウンセリングで話を聞き進めると、学校に行けなかった原因がわかってきます。すると、「グループに馴染めなかった、グループに入れなかった」という人が大勢います。

 

 

 

 

 

これらのほとんどの子が一昔前なら「いい子」と言われるタイプです。おそらく両親、先生などの言うことを素直に聞き入れ、道徳観念の発達した子どもたちと言えるかもしれません。

 

 

 

 

またそれとは反対に、わがまますぎる、自己中心的すぎる子もグループから外されていくでしょう。問題は、「いい子」と言われる子がなぜ友だちから浮いてしまうのか、ということです。

 

 

 

 

 

1つには、勉強一本やりできたことが挙げられるでしょう。管理強制が強い親に従順に育ってくると、自分の意見を他者に伝えることが苦手になってくるのかもしれません。

 

 

 

 

 

さらにそこへ勉強が絡んできて、塾通いがあり、家庭での評価基準が勉強のみに当てられてしまうと、本人もそのことだけに価値観を置いてしまいがちになります。

 

 

 

 

 

学校に行っても、友だちと遊ぶことが少なく、友だちの輪の中に入りづらい性格ができてしまいます。2つ目には、これもたまに見られるのですが、非常に理詰めの考え方をする子がいます。

 

 

 

 

 

感情で友だちと付き合うのが苦手なのかもしれません。非常に理屈っぽく、何か違うなと感じる子どもです。友達関係に理屈で入ってしまうと、他の子どもは感情で友達関係を築いているので、輪の中に入りにくいし、受け入れられにくくなると言えます。

 

 

 

 

 

「子どもは悟して躾をする」という考えで、言って聞かせることを実行しすぎた結果かもしれません。時には、感情で叱る親の姿勢も必要だと思います。

 

 

 

 

 

親が感情を抑え、理詰めで子どもを教育すると、子どもも理詰めで友だちと接するようになるのかもしれません。3つ目には、文化の違いということも挙げられます。

 

 

 

 

 

地方都市と都会文化の違いです。情報網が発達はしていても、まだまだ根強い地方文化、都会文化の違いがあります。交通網の発達していないある地方では、子どもが学校に行くにも遊びに行くにも親が送り迎えをするのが普通という話もあります。

 

 

 

 

 

また、学校帰りにコンビニに行く生徒は不良と見られるという地方もありました。彼らが親の転勤について東京へ出てきたとき、どう感じるでしょうか。

 

 

 

 

 

また、周りの生徒はこんな彼らをどう受けとるでしょうか。これは海外赴任から帰ってきた家庭の帰国子女にも言えることです。

 

 

 

 

 

海外での生活が長ければ長いほど、両文化の差が大きくなり、それを生活のなかに持ってきた時、友だちのなかによけい溶け込みづらくなることでしょう。

 

 

 

 

 

また、グループに馴染むのが難しい子の性格をみると、次のような例も考えられます。

 

 

 

 

 

(1)性格的におとなしく、小さい頃から一人遊びをすることに親も子も気にしなかった。もしくは親が何らかの理由で一人遊びをさせてきたため、友だちの輪の中に入って遊ぶことができない。

 

 

 

 

 

(2)わがままに育ち、自分の意見が通らないと面白くなく、友だちとうまくやろうとする気持ちが足りない。

 

 

 

 

 

(3)活発でリーダーシップをとりがちのタイプゆえに、何らかの形で友だちとの溝ができてしまうと挫折感が強く、自分から歩み寄ることができない。

 

 

 

 

 

(4)常に本心を出すことを恐れ、仮面を被っている。例えば内向的な子で、それが自分にとって負の性格ととらえ、皆に対しての自信が持てないため、一人でいる。もしくは反対に好かれようと努力して明るくふるまい、疲れきってしまう。

 

 

 

 

 

これらの子どもの対応は、背景にある両親の子どもとのかかわりを考える必要がありそうです。両親が祖父母や親戚とのかかわりが多く、その力関係が弱ければ、彼らの強い影響を受けた子育てになることでしょう。

 

 

 

 

 

一日中忙しく立ち働かなければならない母親であれば、祖父母のいる家庭では甘やかされてしまうかもしれません。また、祖父母があまり孫を可愛がらずに自分の趣味に忙しければ、放っておかれるかもしれません。

 

 

 

 

 

共働きの親で疲れきっていて、ついつい子どもと遊んだり時間を共有するゆとりを持てない親もいることでしょう。子育てが嫌いということもあるかもしれません。

 

 

 

 

 

他人の目を気にするあまり、管理規制のもと「いい子」に育てようとして、子どもの自主性の芽を摘み取ってしまったかもしれません。

 

 

 

 

 

すると子どもは、自分に自信が持てなくなります。集団生活に入ると、特に周囲と自分との関係を比較せざるを得ない場面がたくさん出てきます。

 

 

 

 

 

人より何をするにも遅かったり上手にできないと、どうしても自信をなくし他の人にはっきりとものを言うことができなくなります。

 

 

 

 

 

そんな態度が、遊んでいてつまらない子と思われ、また、わがままな形ででる子であれば、嫌な子と思われてしまいがちです。

 

 

 

 

 

いったんこの関係ができると次の循環システムに陥ります。自信がない、まがまま、一人のほうが好き→友だちが一緒に遊んでもつまらないと思う→当人はますます自信がなくなったり、嫌われていると思い、これらの気持ちが態度に出るようになり→友だちはますます一緒に遊びたくない→グループ活動や給食、お弁当を食べる時、教室を移動する時、お昼休み、休憩時間、登下校の時他の人はグループで楽しそうに友だちと話をしているが、自分はいつも一人でポツンとしている→学校に行きたくない→腹痛、頭痛を訴える→不登校になる→不安で夜眠れなくなる→昼夜逆転が始まる→学校に行かなくてはと心の葛藤がしだいに強くなるにつれ感情がコントロールできなくなり、攻撃的になる→主に甘えられる母親や物に当たる→両親は受容対応が上手にできない→さらに暴力的になり家庭内暴力が始まり、部屋にひきこもるようになる→親はオロオロし、どういう対応をとったらいいのかさらにわからなくなる→専門機関に相談に行く→受容してくださいと言われ、受容できるようにカウンセリングを受けながら不登校やひきこもり関係の本を読む、です。

 

 

 

 

 

この最後のカウンセリングを受けたりいろいろな不登校やひきこもり関係の本を読んだり、親の会に出席して勉強するようになると、子どもは安心してエネルギーをため、次のステップに入っていくようです。

 

 

 

 

 

しかし、この自分を「何とかしよう」というエネルギーが出始めている、もしくは出ているのを親が見逃して上手な登校刺激ができない場合、また「自分はもうだめなんだ」とひきこもってしまいます。

 

 

 

 

 

これが繰り返されていくと親も子も、親が学校のことさえ言わなければ、考えなければ家庭は穏やかになり、平和で居心地のよいものとなり、この生活に慣れてしまってさらに長期化させていく傾向があります。

 

 

 

 

 

この状態になることを防ぐ手段のポイントは二つです。一つ目は、子どもの上昇思考が現れ始めたら登校刺激をし、学校と連携をとって協力してもらう、そのためには親は子どもの様子を日ごろからしっかり観察することです。

 

 

 

 

 

そして、学校側と相談し、迎え入れる環境の整備をしておくことです。二つ目は、外部の風を入れる工夫をすることです。

 

 

 

 

 

大学生の家庭教師、習い事など本人と相談して、上昇思考の時に外部とのかかわりを持たせると良いでしょう。このようなかかわりを通して、本人の意識をさらに活性化させると良いと思います。

 

 

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