不登校・引きこもり・ニートに関連する障害~摂食障害~
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不登校・引きこもり・ニートに関連する障害~摂食障害~

摂食障害に関していいますと、これは一般的に過食症や拒食症といった「食行動の異常」のことを指しています。

 

 

 

 

 

この拒食症と過食症は多くの人に、ただの大食いや、食べ物を食べられない病気として認識されている場合が多く、「不登校」や「引きこもり」とは、あまり関係がないとお感じになっている人も多くいるようです。

 

 

 

 

 

しかし、「不登校」や「引きこもり」の中に、この拒食や過食のような食行動の異常が認められる人がいるのは事実であり、また、摂食障害は「不登校」や「引きこもり」の問題を抱える人たちと共通する問題を抱えている場合も少なくありません。

 

 

 

 

 

では摂食障害の原因は何なのかといいますと、ひとつには家庭問題や本人のストレスが挙げられます。

 

 

 

 

 

また、摂食障害の多くは、ダイエットが関係していると言われています。

 

 

 

 

 

つまり世間の「やせ願望」が、摂食障害の原因になっている場合があるということなのです。

 

 

 

 

 

他にも新体操といった競技や体型や体重を重視するスポーツ経験者、モデルなどといった職業についている人も、摂食障害に陥りやすいと言われています。

 

 

 

 

 

摂食障害で危険といわれているのは、拒食症ですが、過食症の人でも過食嘔吐と呼ばれる大量の食事のあと、食べたものをすべて吐き出してしまう症状もたいへん危険な症状と言われています。

 

 

 

 

 

ダイエットから拒食症になってしまった人の心理としては、

 

 

 

 

 

①何か不都合なことが起きると、すべて減量や体重、食事といったことのせいにする。

 

 

 

 

 

②自分の食欲や、体重をコントロールしていることに快感を覚える。

 

 

 

 

 

③一日の多くを、体重や食事のことを考える。(拒食症になっている人には、自分は一切食べないのに、ケーキ作りや料理上手な人がいたりします)

 

 

 

 

 

といったことがあげられます。摂食障害の原因の一つに、家族・家庭との関係があります。

 

 

 

 

 

家族の中でも、特に母親との関係が、深く関与している場合が少なくありません。

 

 

 

 

 

母親の過干渉(過保護)。

 

 

 

 

 

母親の愛情不足。

 

 

 

 

 

この一見相反する母親の言動が、ともに子どもの摂食障害の原因となる場合が多いのです。

 

 

 

 

 

他には、

 

 

 

 

 

家族にアルコール依存症の人がいる。

 

 

 

 

 

父親が暴力をふるう。

 

 

 

 

 

なんらかの性的トラウマがある。

 

 

 

 

 

などがあります。父親と母親、もしくは家族との間がうまくいっていないという場合も、その家庭の子どもが摂食障害になる場合があります。

 

 

 

 

 

まだまだ理解が足りない摂食障害

 

 

 

 

 

摂食障害は命に関わることもある病気だという認識は、世間ではまだまだ理解されていないようです。

 

 

 

 

 

次にあげる記事は「夕刊フジ」が過去に掲載した、拒食嘔吐に苦しむ女性が起こした事件です。

 

 

 

 

 

ゲロ1トン!吐いたのは24歳美人ナース

 

 

 

 

 

長野県大町市で昨年秋ごろから、道路脇に吐しゃ物が詰まった袋が相次いで捨てられ、苦情が殺到する事件があった。

 

 

 

 

 

総量は実に1トン超。しかも、大量の吐しゃ物を不法に投棄したとして、長野県警大町署が先月末、廃棄物処理法違反で書類送検した犯人は、24歳の美人元ナースだったという。

 

 

 

 

 

 

捜査関係者は「乗用車が袋をはね、中身が飛び散るなどし、署や大町保健所に『なんとかしてくれ!』という苦情が多数寄せられた」という。(中略)

 

 

 

 

 

袋を投棄していたのは同市の元ナースで、現在は無職という。なぜ、彼女は吐き続けたのか。

 

 

 

 

 

高校在学中から過食症に悩まされ、ナースになった後も症状は改善せず、当初はトイレに流すなどし、処理していた。

 

 

 

 

 

だが、勢いは止まらない。「昨年秋からは多いときに吐き出す量は1回に30キロ程度。

 

 

 

 

 

とてもトイレだけでは処理できず、袋につめて不法投棄した」(捜査関係者)

 

 

 

 

 

道路脇には2、3日に1回程度のペースで捨てられ、胃から戻した総量は1トン超に及んだ。

 

 

 

 

 

「吐く際は指3本を口に突っ込むので、歯が指の付け根に当たり、タコができていた」(同)

 

 

 

 

 

昨年、吐しゃ物の不法投棄で、やはり廃棄物処理法違反で、愛知県警に逮捕された25歳の女性は「肥満が嫌で戻していた」と心情を吐露。

 

 

 

 

 

 

一方、元ナースの評判について、知人は「過食症といいつつ、かなり細身。かわいい顔をした美人。

 

 

 

 

 

彼女には婚約者がいて、男性は過食症を理解したうえで婚約した」。

 

 

 

 

 

今は「深く反省している」(捜査関係者)という元ナース。警察の調べには、あっさりゲロッたとか・・・・・」

 

 

 

 

 

この記事の最後に「元ナース。警察の調べには、あっさりゲロッたとか・・・・」という軽薄なギャグでしめているところに、世間の人たちが抱いている摂食障害への軽視がうかがえます。

 

 

 

 

 

というのも、彼女の嘔吐の原因が、過食ではなく別の疾患等であれば、このような書き方はけっしてされなかったでしょう。

 

 

 

 

 

しかし、この記事をよく読んでいくと、彼女の苦しみがいかにたいへんであったかが読み取れてきます。

 

 

 

 

 

例えば「多いときに吐き出す量は1回に30キロ程度。とてもトイレだけでは処理できず、袋に詰めて不法投棄した」と書いてあります。

 

 

 

 

 

1回30キロは、おそらく1日30キロということだと思いますが、だとすれば、仮に1回に1キロの食料を食べ吐きし、それを1日に30回繰り返すということです。

 

 

 

 

 

そこには、彼女の底知れない心の不安や恐怖、怒りが垣間見えるような気がします。

 

 

 

 

 

際限なく食べ、際限なく吐くことで、彼女はすべての不安や不満、おびえ怒りなどと闘っていたのでしょう。

 

 

 

 

 

もはやそういった行為は、ただの「大食い」を逸脱した行為であることに違いありません。

 

 

 

 

 

また、新聞に載った女性は、元ナースということで、一般の人よりも医学の知識が豊富にあったことでしょう。

 

 

 

 

 

しかし、そのような人でも、食べることでしか生きる不安を解消できなかったということです。

 

 

 

 

 

新聞の最後で彼女は、「深く反省している・・・・・」と書いてありますが、反省や後悔するだけでこの病が治まるというものではありません。

 

 

 

 

 

過食嘔吐(過食したあと、太るのを防ぐために嘔吐すること)を繰り返す人の中には、治療のため入院しても、深夜こっそりと大量の食料を食べ、その嘔吐物がトイレに詰まってしまうということが、病院内でさえよくあることだといいます。

 

 

 

 

 

また、過食嘔吐の場合、大量の食料が必要なわけですが、その食料を買うためには相当な金銭が必要となります。

 

 

 

 

 

そのため、金銭的に厳しくなり、過食症の人が大量の食料を確保するために万引きが常習となってしまうことも珍しくないようです。

 

 

 

 

 

精神の不安定やトラウマが原因の場合、アルコール依存症などにもなる

 

 

 

 

 

また、過食、拒食とも精神の不安定やトラウマから起こる場合、摂食障害がなくなったと思ったら、それに代わる行為として万引きといった窃盗癖があらわれたり、アルコール依存や買い物依存といった行為にすり替わされてしまうことも多くあります。

 

 

 

 

 

一般に同じような原因があったとしたら、女性は摂食障害になり、男性はアルコール依存症になることが多いと言われています。

 

 

 

 

 

しかし、これらは同時に出てくる場合も多いようで、摂食障害、アルコール依存、薬物乱用、そして「ひきこもり」や「不登校」などは、幼少期に得られなかった家族愛を求めてさまよっている姿であるという専門家もいます。

 

 

 

 

 

つまり幼い時代に充分親に甘えられなかったしわ寄せが、思春期や大人になってから噴出してくるのだといいます。

 

 

 

 

 

そのためか、摂食障害になる人たちの多くは幼い頃、親の手を煩わせない「良い子」が多いというのです。

 

 

 

 

 

むしろ、幼児や子どもの頃から親に気を使っているような子、自分が甘えるよりも、親を甘えさせるような子もいると聞きます。

 

 

 

 

 

そんな幼少期の歪みが大きくなってから噴出してきます。不満や不安が摂食障害やアルコール依存、家庭内暴力、リストカットといった親や第三者を困らせるような行為となって出てくるといいます。

 

 

 

 

 

中には親に対して、「おまえの育て方が悪かったから自分はこうなった」

 

 

 

 

 

「自分なんか生まれてこなければよかった」

 

 

 

 

 

と言って不安やおびえ、怒りを親にぶつけたり、暴力を振るったりもします。

 

 

 

 

 

こういった行動も「不登校」や「ひきこもり」の人たちと共通するところなのです。

 

 

 

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