不登校のタイプ
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不登校のタイプ

不登校にはさまざまなタイプがあり、基本的には過剰適応型、受動型、受動攻撃型、衝動型、混合型の5つに分類されます。

 

 

 

 

不登校のタイプを分類することにより、その子どもがなぜ不登校に陥ったのか、不登校状態でひきこもっているのはなぜか、どんな気持ちでいるのか、支援に対してどう反応するかなどが予測できるようになると考えられます。

 

 

 

 

支援システムの組み立て、子どもとの交流のしかたを決定するためのヒントになるという利点もあります。

 

 

 

 

過剰適応型は、本音を隠し、背伸びをする、平気さを装ってがんばり続ける姿勢の子どもの不登校です。

 

 

 

 

思春期の子どもは、同年代、同性の仲間集めに一体感を求めます。それは、母親離れへの葛藤を支えるためでもあるといわれています。そして仲間との関係を維持しようと夢中になってたいへんな努力をします。

 

 

 

 

過剰適応型の子どもは、前述したような努力をしますが、必然的につまずきやすさをあわせ持っています。

 

 

 

 

なんらかの理由で不安が増大すると、自分が傷つくことを恐れて家庭にひきこもり可能性が強まる、というわけです。

 

 

 

 

過剰適応型の不登校のタイプの特徴

 

 

 

 

○不登校のうちもっとも多いタイプです。

 

 

 

 

○先生からほめられるためがんばり続ける。

 

 

 

 

○仲間に必要以上に過敏になる。

 

 

 

 

○仲間から浮き上がらないようにする。

 

 

 

 

 

 

先ほどの過剰型が子どもの一般的なタイプだとすると、そうしたがんばり屋さんの活動的な姿勢に圧倒されてしまう子どもも必ず存在します。

 

 

 

 

受動型はむやみに盛り上がり、騒々しく激しい活動を好むタイプの仲間に圧倒され、萎縮してしまいます。

 

 

 

 

そして、ほとんど意見もいわず、ただしたがって行動します。

 

 

 

 

受動型の不登校の子どもは、まわりの人の迫力や背伸びに圧倒されます。

 

 

 

 

思春期には周囲は、ことさらに強がりますし、そんな子どもを先生は強く叱ったりしますから、それを見ているだけで苦痛を感じてしまいます。

 

 

 

 

もうそれ以上は耐えられない、という状態まで、萎縮して、不安が積み重なってしまった結果として、不登校がはじまってしまうのです。

 

 

 

 

不登校の中にも、こうしたタイプの子どもが、かなり存在しています。

 

 

 

受動型の不登校のタイプの特徴

 

 

 

 

○周囲の人に受身的についていく。

 

 

 

 

○自分からは意見を言わない。

 

 

 

 

○相手のいいなりになることが多い。

 

 

 

 

○何か言われると萎縮する。

 

 

 

 

受動攻撃型は、前述した2つのタイプとはあきらかに異なります。大人のいうことを聞いているような態度を示しながら、結局は言われたとおりに行動しない、あるいは成果をあげないというタイプの子どもです。

 

 

 

 

激しい衝動は表面に出ませんが、素直に指示にしたがいません。

 

 

 

 

能動的な生き方をあきらめて、変化や進歩をしないことで大人に反抗しているのです。

 

 

 

 

人から指示されたことは先延ばしにしたり失敗させたりすることがあり、何かいわれると、不機嫌になりますが、何も言い返さないというのが典型的な行動です。

 

 

 

 

受動攻撃型の子どもは、大人が手助けしようとしたり、解決策を話し合おうとしても反発はしません。

 

 

 

 

しかし、表面的に了解したと感じさせるだけで努力をせず、しかっても褒めても頑として動かなくなってしまい、不登校を続けるようになります。

 

 

 

 

このタイプは、自己主張はしませんが、ひとには従わないという心を持ちます。

 

 

 

 

過干渉でいろいろなことに口を出す保護者によって、小さい頃から持続的に自分から何かやろうという意欲をそがれ続けてきた可能性があります。

 

 

 

 

受動攻撃型の不登校のタイプの特徴

 

 

 

 

○激しく荒れない。

 

 

 

 

○不安が目立たない。

 

 

 

 

○人の指示は先延ばしにする。

 

 

 

 

○言ったとおりに行動しない。

 

 

 

 

○自己主張をしない。

 

 

 

 

衝動型はなんでもやりすぎたり、おしゃべりで秘密が守れなかったり、自己中心的な態度のために仲間から排除されやすいタイプです。

 

 

 

 

思春期の子どもは母親ばなれが発達課題であり、孤立感、無力感には耐え難い年頃です。

 

 

 

 

そうした不安をやわらげてくれるのが仲間であり、同じ見かけ、同じ感性、同じ行動を共有しようとします。

 

 

 

 

しかし、その集団の和を乱したり異質だと感じられる存在に対して、男子も女子も徹底的に排除しようとするわけです。

 

 

 

 

衝動的な子どもは集団の和を乱すタイプ、排除されやすいタイプだと考えられます。

 

 

 

 

衝動方の不登校の子どもは、自分の行動がきっかけで仲間から排除されることがあります。

 

 

 

 

そうすると、周囲の人に受け入れられようと必死になってがんばったり、逆に怒りを爆発させたりしますが、徐々に気分が落ち込んでいきます。

 

 

 

 

また、「どうして自分を受け入れてくれないんだ」という怒りを募らせ、次第に気分がしらけていき、不登校を始めるのです。

 

 

 

 

衝動方の不登校のタイプの特徴

 

 

 

 

○集団行動から逸脱する

 

 

 

 

○なんでもやりすぎる

 

 

 

 

○おしゃべりで秘密が守れない

 

 

 

 

○自分中心の考えかたをする

 

 

 

 

混合型は、複数の特徴を持っている不登校です。前述した4つのタイプのどれかひとつには特定できない場合の不登校をさす分類です。

 

 

 

 

その多くは衝動型とほかの型の混合型が多く、過剰適応型+衝動型、受動型+衝動型などが見られます。

 

 

 

 

混合型を含む衝動型の子どもは、仲間から孤立して自分勝手な行動をするタイプが多いようです。

 

 

 

 

このタイプには、発達障害(ADHD,アスペルがー症候群など)が見られることがあり、そのために仲間に受け入れられない行動をしてしまうケースも少なくありません。

 

 

 

 

また、衝動型には虐待を受けた経験のある子どもが多いとも見られています。

 

 

 

 

発達障害を持つ場合は学校教育だけでは対応が難しいケースもあるので、専門機関に相談したり、専門医を受診したりする必要があるでしょう。

 

 

 

 

混合型の不登校のタイプの特徴

 

 

 

 

○4つのタイプのどれかに特定できない。

 

 

 

 

○過剰適応型+衝動型と受動型+衝動型が見られる。

 

 

 

 

子どもが学校に行けなくなることを、本人の甘えのせいにしたり、保護者のしつけのせいにしたりする人がいます。

 

 

 

 

性格やしつけが不登校・ひきこもりに関係していることは事実です。

 

 

 

 

しかし、それだけで家から出られなくなることはありません。ほかにもさまざまな要素がからみあっています。

 

 

 

 

性格やしつけを指摘して、本人や家族に責任を負わせても、状況は改善せず、本人はますます閉じこもってしまいます。

 

 

 

 

原因や責任を追及して追い込むのではなく、性格やしつけの問題点を支援することが大切です。

 

 

 

 

原因を探っていくと、受験やいじめなど特定の出来事に思い当たることがあります。

 

 

 

 

しかし、それは原因ではなく、ひとつのきっかけにすぎません。それだけが悪いわけではないのです。

 

 

 

 

不登校・ひきこもりと遺伝には関連がありません。きょうだい2人以上がひきこもりになってしまうこともありますが、遺伝が原因ではありません。

 

 

 

 

きょうだいでひきこもりになる場合、生活環境の影響が考えられます。

 

 

 

 

会話が少なく、立ち直るきっかけがない環境では、ひきこもりになりやすいといえます。

 

 

 

 

 

 

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