不登校と再登校
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不登校と再登校

不登校にむすびつく悩み

 

 

 

 

悩み事をつのらせて、人に会うことや学校に通うことを嫌がっていると、不登校・ひきこもりに発展していきます。

 

 

 

 

悩みに早く気づき、話し合えば、事態の悪化を防げます。

 

 

 

 

○家族・教師への反発

大人の教育方針に反発する。自分の希望を周囲が受け入れてくれないと、捨て鉢になる。

 

 

 

 

○人生への失望

自分の境遇や能力に失望して、やる気を失う。目標をもてない。

 

 

 

 

 

○進路への迷い

自分が何をしたいのかわからず、迷い苦しむ。進路を決められない。

 

 

 

 

○成長の不安

勉強面、生活面などで、ほかの子と同じように行動できないことに悩む。

 

 

 

 

○人間関係

友達とけんかしたり、グループからはずされたりすると、学校に行けなくなる。

 

 

 

 

○わからない

外出を嫌がる理由が、自分でもわからない。漫然と悩んでいる。

 

 

 

 

 

不登校に関して大事なことは、「再登校させるかどうか」ということを、あまり最初から問題にすべきではないということです。

 

 

 

 

不登校をめぐる議論がずっと錯綜しているのは、「再登校は是か非か」という議論に話が終始しがちだからです。

 

 

 

 

この「再登校は是か非か」という問題は、必ずイデオロギー論争になってしまいます。

 

 

 

 

学校が好きな大人は学校に行かせようとするし、学校嫌いの大人は、学校はダメだから行かせるなというし、そういう部分で非常に不毛な争いに陥ってしまいます。

 

 

 

 

しかし、それは大人の事情でしかありません。そういう事情をそのまま子どもに押し付けることで、二重に間違いを犯してしまうことになります。

 

 

 

 

ここでしっかりと考えていただきたいことは、「再登校は是か非か」が問題ではないということです。

 

 

 

 

再登校させるべきかどうかの問題ではありません。それでは何が問題なのでしょうか。

 

 

 

 

「どうすれば、子どもが元気になるか」こそが問題なのです。つまり、支援や治療の目標は「子どもが元気になること」なのです。

 

 

 

 

あっけないほど単純な目標設定です。しかし、これは意外と見落とされがちな問題です。ELL88_oberisukunikaramuturubara20140525001500_TP_V1

 

 

 

 

不登校に限らず、ひきこもりにしても、ニートにしても、常に見落とされ続けてきた問題だといえるでしょう。

 

 

 

 

これはひきこもりでいえば、「どうすれば本人を、早く確実に社会参加させられるか」という点にばかり焦点が当たってしまうような事態です。

 

 

 

 

そちらに注目しすぎると、「どうすれば本人がよりくつろぐことができて、最終的には元気になれるか」という問題が無視されてしまいます。

 

 

 

 

不登校やひきこもりに関しては、何が何でも再適応すべしという一派と、何が何でも適応から解放させるべしという一派との不毛な対立がずっと続いていたように思います。

 

 

 

 

支援や治療の目標が「本人が元気になること」であるならば、いずれもそんなに異論は出なかったと思います。

 

 

 

 

「元気」という目標については、もうちょっと広く応用できるような言い方に直すならば、「よりよい状態」と言い換えてもいいです。

 

 

 

 

「どうすれば個人としてより良い状態になれるか」ということに焦点を当てて考えれば、問題解決の方向性はいかに多様であるか、いかにその人それぞれに向いた方向性があるかということが、もう少し見えてくると思います。

 

 

 

 

病気の治療と違うところは、元気になるための万人向けのマニュアルなどない、という点です。

 

 

 

 

「元気」という目標設定は、その意味では「問いの立て直し」と考えることもできます。

 

 

 

 

不登校に話をもどしましょう。「元気」ということを考えるなら、とりあえず休養が必要ということはおわかりいただけると思います。

 

 

 

 

いろいろな無理を重ねてくたびれきって不登校になっている子どもが多いわけですから、とにかくいったん休ませることが大切です。

 

 

 

 

いったん休ませたら、次にどうすればいいのでしょうか。休ませ続けるほうがいい子どももいれば、転校するのが向いている子どももいます。

 

 

 

 

あるいは、通信制や定時制、フリースクールやホームスクールといった、別の選択肢で元気になれる子どももいます。

 

 

 

 

集団生活がどうしても難しければ、高等学校卒業程度認定試験を受けて上の学校をめざすという方法もあります。

 

 

 

 

ここで、忘れてはいけないもう一つの選択肢が、もとの学校に再登校することで元気になる子どももいる、という事実です。

 

 

 

 

さまざまな方向をよく吟味しないで、いきなり「再登校は是か非か」のみを問うのはあまり意味がありません。

 

 

 

 

その子どもは何が向いているのかということを、時間をかけて、よく吟味する必要があります。

 

 

 

 

そういった吟味をするためには、とにかく十分にかかわる必要があります。

 

 

 

 

不登校になってしまった子どもは、自己否定感があり、自分のことをだめな人間だと思っています。

 

 

 

 

家族がどんなに助言をしても励ましても、受け入れないケースが多いです。

 

 

 

 

家族のほうは責任を感じ、必死になって外出を促したり説得したりします。

 

 

 

 

本人を信じてただ待つ、という親もたくさんいます。家族を受け入れられないのは、叱られることを恐れているのかもしれませんし、指図をされるのを嫌っているのかもしれません。

 

 

 

 

子どもに受け入れてもらうためにも、周囲の人や学校の先生、専門家に相談しながら、子どものなかにできてしまった世間との溝がうまるように支援していくことが大切です。

 

 

 

 

わが子が不登校になったりすると、責任を感じて他人を頼らずに対処しようとする親が多いのが現状です。

 

 

 

 

しかし、家族だけでがんばってしまうと、子どもは家族の外へ目を向ける柔軟さを失ってしまいます。

 

 

 

 

家族も専門家や親仲間と相談の輪をひろげましょう。

 

 

 

 

ひきこもりや不登校の子どもは、ただ単に登校や外出を拒否しているのではありません。

 

 

 

 

それぞれの事情があり、外に出て行けなくなってしまったのです。

 

 

 

 

現状を変えるためには、教育相談機関をたずねたり、医療機関を受診することも考えましょう。

 

 

 

 

そして、病気や障害があるならば、その治療をどうするか、家庭環境や生活の状態を変える必要があるならば、それをどうするか、適切な対応を話し合いましょう。

 

 

 

 

もちろん、相談に通っていることは子どもに告げましょう。生活のリズムを整えたり、家族と会話をしたり、社会との接点を持つことに子どもが関心を示してくれたら、押しつけではなく、一緒に作戦を話し合いましょう。

 

 

 

 

また、朝は普通に起きて朝食を食べる、夜は同じ時間に就寝する、などの習慣が崩れているときには、それらを少しずつ変えていく作戦を家族で話し合いましょう。

 

 

 

 

大切なことは、リズムが改善したり、社会への関心を持ったとき、すぐに登校を強いるのではないという信頼です。

 

 

 

 

不登校によく見られる身体症状

 

 

 

 

ストレス性の身体症状は、不登校の子どもによくみられることです。

 

 

 

 

不登校の子は学校や友達、教師などに対して悩みを抱えています。

 

 

 

 

それをつのらせて、体調を崩すのです。学校や教師など、自分の悩みの種に体面すると、身体症状に襲われます。

 

 

 

 

ひきこもりでは悩みの対象がはっきりしないことが多く、身体症状を訴える子は多くありません。

 

 

 

 

身体症状は、体だけの問題ではありません。悩みがあるために症状が現れ、症状のせいで悩みが深まるという悪循環にはまっています。

 

 

 

 

たとえ頭痛がおさまっても、悩み事が解消されなければ、再発する恐れがあります。

 

 

 

 

身体面の症状をやわらげるとともに、ストレス対策をして、心理面のケアもしましょう。

 

 

 

 

不登校のきっかけになりやすい身体症状

 

 

 

 

学校や勤務先に対して強いストレスを感じていると、それが身体の不調となって表れます。

 

 

 

 

家にいれば体調は安定するため、休みがちになり、閉じこもります。

 

 

 

 

○頭痛

もっとも多い症状のひとつです。登校前にも登校してからも生じます。保健室などでの休憩が多くなります。

 

 

 

 

○だるい・気持ち悪い

倦怠感があり、元気よく家を出られません。休むと決めると元気になることが多く、仮病だと誤解されがちになります。

 

 

 

 

○腹痛

胃腸の健康状態に関係なく、つねに腹痛に悩まされています。家を出るのが怖くなり、ひきこもってしまいます。

 

 

 

 

○手足の痛み

原因不明の痛み、関節痛、しびれなどに襲われます。教室や仕事場を離れると、自然に落ち着きます。

 

 

 

 

○貧血

めまいを起こして倒れてしまいます。貧血以外にも呼吸が乱れたり、のぼせたりして倒れることもあります。

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