ゲームばかりしている子どもへの対応と引きこもりから旅立つために
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ゲームばかりしている子どもへの対応と引きこもりから旅立つために

 

うちの子はあまり外に出ないで家でゲームばかりしているという親の嘆きをよく耳にします。

 

 

 

 

基本的には、ゲームを否定するのはやめたほうが賢明です。子どもの楽しみを奪うことはよくありません。

 

 

 

 

大事なのは、親はなぜこの子がゲームが好きなのか、夢中なのかということに関心を持つことだと思います。

 

 

 

 

とかくわたしたちは、自分が関心を持てないとどうしてもそれを否定してしまいがちです。

 

 

 

 

「どうしてこんなにゲームが好きなのだろうか」「なぜ、飽きもしないで1日5時間も10時間もやっていられるのだろうか」

 

 

 

 

考えてみてください。子どもがゲームにしか夢中になれない、その気持ちを受け止められないと、なかなか次の段階に入っていけません。

 

 

 

 

「ゲームがあったから、引きこもりの苦しさにも耐えられた」と語った少年もいました。

 

 

 

 

受けとめるための一つの手段として、まず自分もいっしょにその世界に入ってみて、子どもといっしょにゲームをしてみてください。

 

 

 

 

もし楽しめなかったら、どうして自分は楽しめないのに、子どもはこんなに楽しんでいるのか、ということを考えてみましょう。

 

 

 

 

その理由は子どもと親の世代間のギャップや、価値観のギャップなど、いろいろ考えられると思います。

 

 

 

 

食わず嫌いはやめることです。だからといって、好きになれないのに無理して続ける必要もありません。

 

 

 

 

ただ、ゲームに夢中にならざるをえない子どもの気持ちを知ることが大切です。

 

 

 

 

引きこもりや不登校のつらさをまぎらわす「最高の友達」がゲームということもあるようです。

 

 

 

 

「この子の置かれている状況の中では、ゲームもやむを得ないんだ」、「この子にはいま、ゲームしか友達がいないんだ」と思えたときに、受けとめ方が前向きになってくるはずです。

 

 

 

 

そういう状態になったとき、自然に、ゲーム以外のところでも子どもと同化できるものが芽生え、自然な親子の対話を取り戻していくということもできるでしょう。

 

 

 

 

できれば友達といっしょにゲームで遊べるような方向にもっていってください。

 

 

 

 

ゲームも一人で遊ぶのと二人で遊ぶのではぜんぜん違ってきます。

 

 

 

 

二人で遊べれば、人間関係を結ぶいい道具にもなります。ゲームは一人でできますが、友達といっしょに遊んでも楽しいものです。複数で遊べる対戦型のゲームもたくさんあります。

 

 

 

 

親子の対話は、子どもが24時間ゲームばかりしているということはありえないですから、たとえば、子どもがテレビを見ているときや、何かに関心を持ったときなど、ささやかな場面を大切にして、それを糸口になるべく構えないで声をかけてみてください。

 

 

 

 

子どもが引きこもりから旅立つために、親が心がけること

 

 

 

 

子どもが引きこもりから旅立つために、親はどのようなことに心がければいいのでしょうか。

 

 

 

 

子どもは心の悩みを何でも話せる、感じてもらえるお父さん、お母さんを求めています。

 

 

 

 

具体的に、そういう理想の親とはどういうものでしょうか。

 

 

 

 

母親であれば、いちばん大切なのはやはり優しさでしょう。父親であれば、たくましさ、頼もしさでしょう。

 

 

 

 

お母さんに必要なのは「どんな状況でも最後にはお母さんが受けとめてあげるよ」という優しさであり、お父さんに必要なのは、「どんな重大なことがあっても驚かないで、それを解決するために動いていく」という頼もしさです。

 

 

 

 

だから、お母さんはどちらかというと受容する立場、お父さんは問題解決のための力となってあげることです。

 

 

 

 

その両方を子どもに対して出してあげればいいのです。

 

 

 

 

それが子どもに伝われば、安心感を得て少なくとも現実へ踏み出すきっかけをつかもうとするでしょう。

 

 

 

 

部屋の中に閉じこもるという状態に、わずかながらも変化が起こると思います。

 

 

 

 

子どもと接する機会の少ないお父さんは、子どもの苦しみがなかなかわからないため、「何やってるんだ、学校にも行かないで!」と一方的な言い方で子どもを追い込んでしまうことがよくあります。

 

 

 

 

また、お父さんが理想の父親になろうとして態度が急に変わると、子どもは、突然の変化に戸惑い、逃げ腰になる場合があります。

 

 

 

 

すると、お父さんの問題解決への力が子どもには伝わりません。

 

 

 

 

そういう状況では、子どもは「お父さんは僕といっしょになって、今抱えている問題を解決していってくれる人」とは到底思えないわけです。

 

 

 

 

それからお母さんも、悩んでいる子どもが言うことを聞かないときに、「そんなことばかり言ってると、お父さんに相談しなくては」と、お父さんを引き合いに出して叱ってしまう場合があります。

 

 

 

 

それでは逆効果で、お父さんのイメージを壊してしまうことになるだけです。

 

 

 

 

お母さんはお父さんのことを引き合いに出す必要はありません。お母さんはお母さんで、お父さんはお父さんで子どもを守るという姿勢が必要です。

 

 

 

 

つまり、両親の役割は違うということです。

 

 

 

 

引きこもりから社会へ旅立った子どもの一人が、当時を振り返ってよく、「お母さんは僕のややこしい悩みをよく聞いてくれたし、受けとめてくれた。

 

 

 

 

でもお父さんは不機嫌な顔をするばかりで何もしてくれなかった」と言います。

 

 

 

 

これはお父さんにもお母さんと同じように優しく受容してほしかったということではありません。

 

 

 

 

もちろん、父親の優しさというのも前提にあるわけですが、子どもが父親に求めていたものは、どうしたらこの難題を乗り切りことができるのか、その問題解決のための行動ではないでしょうか。

 

 

 

 

社会に出て、多くの人間関係の中で働いている父親は、社会の縮図である学校での悩みにアドバイスできる立場にいます。

 

 

 

 

引きこもりからの旅立ちには父親の協力が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

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