ひきこもり支援とインターネット
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ひきこもり支援とインターネット

 

ひきこもり支援の現場において、メールや掲示板の利用が有効となる場合が少なくありません。一定の限界があることをふまえて言うなら、直接の面接以外のさまざまなメディアや手段も積極的に活用されるべきでしょう。

 

 

 

 

何よりもネットは情報収集のツールとして役に立ちます。ひきこもりの支援機関や居場所、自助グループの情報などは、書籍などの情報以上に、ネットで検索するほうが集めやすいのです。

 

 

 

 

もちろん情報の質については玉石混交でもありますが、基本姿勢を定めて活用するなら、これほど便利なものもありません。

 

 

 

 

親世代にはまだパソコンやネットを敬遠している人が少なくありませんが、もったいない話だと思います。ネット上で獲得された人間関係はそれほど長続きしないことが多いのですが、いったん直接に出会って知り合った者同士の関係を保っていく上では、ネットメディアはきわめて有効です。

 

 

 

 

集団適応支援の現場においても、親しくなった仲間同士が、携帯メールやメーリングリスト、SNSを活用しつつ交流を深めていくことは珍しくありません。

 

 

 

 

ただし、頻度はけっして多くありませんが、時に「インターネット依存」のような状態に陥る事例もあり、注意が必要です。とりわけ深刻化しやすいのはオンラインゲーム依存で、一日に十数時間もプレイし続けて、日常生活が破壊されてしまうこともあります。

 

 

 

 

そうした場合には何らかの方法で接続時間を制限し、どうしても約束が守れない場合はインターネットのプロバイダ契約を更新しないと予告して、実行するようなことも必要になってきます。

 

 

 

 

ここで注意していただきたいのは、親が感情的になってパソコンを壊したり回線を切断したりといった「暴力」をふるうべきではない、ということです。

 

 

 

 

こうした切断は、しばしば激しい暴力のきっかけになりやすいためです(プロバイダ料金の支払い停止は暴力ではありません。本人がゲームを続けたければ、自分の小遣いなりバイト代なりで支払いをすればよいのです)。PP_tokai_TP_V1

 

 

 

 

これからパソコンを導入しようという家庭でネット依存を避けたいと思うなら、パソコンはリビングにしか置かないとか、無線LANを設置しない、パソコンは家族の共用として使用の時間割を決める、といったやり方もお勧めできます。

 

 

 

 

ネット依存の治療の難しいところは、酒やタバコのように、「完全にやめる」という選択がありえないことです。

 

 

 

 

他者とつながるにしても、あるいは就労に際しても、いまやパソコンスキルはほとんど必須とされます。

 

 

 

 

それゆえ治療の目標は「ネットとうまく付き合う」ことになるでしょう。

 

 

 

 

もちろん使い方次第では、ネットもパソコンもひきこもり支援を支える大切な手段ともいえます。

 

 

 

 

いたずらに遠ざけるのではなく、上手に活用する方法を工夫したいものです。

 

 

 

 

ひきこもる子どもにとって、ゲームやインターネットは時間を使うのにもっとも手軽なものです。

 

 

 

 

ついのめりこみ、時間が過ぎるのも忘れて、熱中する子どももいます。

 

 

 

 

昼間の活動ができなくなるほど、深夜までやめられないことも少なくありません。

 

 

 

 

昼夜が逆転してしまっている場合、子どもとよく話し合い、時間をかけて生活習慣を直すようにしましょう。

 

 

 

 

習慣化してしまっている場合は、根気強く対応しましょう。叱るだけでは解決しません。

 

 

 

 

今の時代、インターネットは必需品といえるものです。ひきこもり状態の子どもにパソコンを与えると、熱中して昼夜逆転になるという考えもあり、実際にそうなってしまう子どももいます。

 

 

 

 

しかし、その使い方によっては社会との接点になり、社会生活への参加の手助けになり得るといえます。

 

 

 

 

メールのやりとりで友達などと連絡を取り合うことができますし、出会いのチャンスをつくることもできます。

 

 

 

 

ネット上の掲示板ではいろんな人が書き込みをしますから、コミュニケーションの場ということで機能することもあります。

 

 

 

 

家族は使用する時間の管理と金銭のコントロールに工夫をこらしながら、家族以外の人とのコミュニケーションを、干渉せずに見守りましょう。

 

 

 

 

 

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団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
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理事:
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理事:
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住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-439-4355
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援