ひきこもり・ニート・不登校の前兆
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ひきこもり・ニート・不登校の前兆

 

「仕事を探そうとしない」「学校に行かない」「急に部屋から出てこなくなってしまった」等、関東自立就労支援センターにはさまざまな相談が寄せられますが、すべての相談に共通していることがあります。

 

 

 

 

それは、仕事の問題にしても、学校の問題にしても、ひきこもりの問題にしてもすべて「今、始まったことではない」ということです。

 

 

 

 

考えても見れば、何も兆候がないまま不登校になったり、ニートになったり、非行や犯罪に走ったりすることはありえないことです。

 

 

 

 

当然、兆候があって、「そんなものはなかった」という人は単に問題に気づいていなかったか、問題から目をそむけてきただけです。

 

 

 

 

不登校のことに関して言えば、一般的に「不登校」というとまったく学校に行かない状態を連想されるでしょう。

 

 

 

 

だから、「少しぐらい学校に行かないぐらいでは不登校ではない」と考えてしまいます。

 

 

 

 

一度や二度学校に行かないぐらいでは、不登校であるという概念を持つ人はほとんどいないはずです。

 

 

 

 

しかし、このように考えていることが問題を大きくしてしまうのです。学校に行かないこと、それは一度や二度であっても、これがまぎれもなく不登校であるという認識を持たないとあとで取り返しがつかなくなってしまいます。

 

 

 

 

一度や二度学校に行かないことぐらいでと考えて何もしないで、後になって完全な不登校になったり、ひきこもりになってしまうことは普通に起こりえることです。

 

 

 

 

問題は小さな芽のうちに刈り取ることが重要で、その兆候をまず見逃さないようにしようという姿勢が大事だと思います。

 

 

 

 

不登校、非行、ひきこもりなど、すべての問題には起こる前に何らかの兆候が必ずあります。

 

 

 

 

その兆候に気づいていれば、その時点で何とか解決しようと努力をするし、自分で解決できなければ他人の力を借りてもいいのです。

 

 

 

 

いずれにしても、その時点から方向が変わっていきます。不登校の前には学校に行きたくないと言ったり、朝起きられなくなったり、表情が沈んでいたりするものですし、非行にしても夜、帰りが遅くなったり、お金の使い方が荒くなったりするものです。

 

 

 

 

ひきこもる前には家族と会話が少なくなったり、友達づきあいがなくなったり、自室にいる時間が長くなったりとそれこそ小さな原因はいくらでもあるはずです。

 

 

 

 

親は、毎日の子どもの表情や会話から変化を読み取る努力をしなければいけません。

 

 

 

 

そうすれば体調が悪いのではないか、暗いな、今日は口数が少ないな、いらいらしているな、食欲がいつもよりないな、などいろいろなことに気がつくはずです。

 

 

 

 

そういうことに気づいてあげて、一声かけてあげれば解決するケースだってたくさんあります。

 

 

 

 

まずは子どもの小さな変化に気づく努力をしてほしいと思います。子どもの変化に気づくようになったら、今度はそれに対してどう対処するかを考えるのは当然の話です。

 

 

 

 

この対処の仕方を間違えて、問題をさらに大きくしているケースが本当に多いと感じます。

 

 

 

 

不登校に関して言えば、「学校に行きたくない」という言葉だけで、休むことを許してしまう親も多いようです。

 

 

 

 

それは行きたくない子どもを学校に行かせようとすれば反抗にあったりしますから、そこから逃げてしまったり、いじめなどのケースでは学校側に問題があると考えてしまい、学校に行かせなければ問題は起こらないと考えています。

 

 

 

 

しかし、実際には学校を休ませたところで何も問題は解決しません。それは原因が自分の子ども自身にある場合が多いからです。

 

 

 

 

学校を休ませてしまったことで、子どもは学校に行かなくていいんだと都合よく考えてしまいます。

 

 

 

 

このままだと本格的に不登校になってしまうと考えて、行かせようとこころみたところでいったん楽を覚えてしまった子どもに学校に行かせるようにするということはとても難しくなってしまいます。

 

 

 

 

だから、一度や二度、「学校に行きたくない」というのを簡単に考えて、「まあ、そこまで言うのだから一回ぐらいなら」といって許してしまうとどんどん問題が大きくなってしまうということです。

 

 

 

 

「学校に行きたくない」この一言を聞いただけで、それこそ真剣に子どもと話をし、「原因をはっきりさせる、そのぐらい深刻な言葉だと普段から考えておく必要があります。学校に行きたくいない」と言っても実際には行っているから問題はない、「うちの子にかぎって不登校になんかなるわけがない」という楽観的な考えは捨てなければなりません。

 

 

 

 

ひきこもりの問題に関しても同様で、そうなる前には何らかの兆候があるはずです。

 

 

 

 

ひきこもりの定義は前に述べたようなものですが、関東自立就労支援センターがかかわったケースでは、何年も家族とさえ話をしていない、もう何年も顔を見ていない、いったい今どんな顔になっているのだろうという親さえいました。

 

 

 

 

ひきこもりとはここまでいってしまうのです。こんなケースを挙げると、わたしの子どもはそこまでいっていないと変な意味で安心感を与えてしまうかもしれませんが、とんでもない話です。

 

 

 

 

ほうっておけばこのような状態になってしまうのです。しかし、このようなケースでも最初はちょっとした親とのいざこざとか、学校で友達とけんかしたとか、ゲームに熱中している間になど本当にささいなものだったのです。

 

 

 

 

それが、知らず知らずのうちに親が何年も顔を見られなくなるまで発展してしまったのです。

 

 

 

 

わたしにいわせれば「知らず知らず」のうちにということはありえないことでそれは子どもの変化に気づいてあげられなかった親の責任です。

 

 

 

 

ここまでくる間に子どもには変化が現れているはずです。先ほども言ったように、毎日のように見ていると、何らかの様子の変化が現れてきます。

 

 

 

 

服装、態度、言葉使い、成績の低下、昼夜逆転の不規則な生活などよく見てみれば必ず変化に気づくはずです。

 

 

 

 

何か気づいたことがあればとにかく話をしてみることです。しかし、ここからが問題です。

 

 

 

 

ただ話をすればいいというわけではありません。わたしが見てきた親御さんに多いのは、学校に行かなければ「学校に行きなさい」、成績が低下すれば「勉強しなさい」、家にいてひきこもっていたら「仕事をしなさい」と言っています。

 

 

 

 

これではあまりにも表面的です。これでは言われた子どもにも自分の意見はまったく聞き入れられず、強制ばかりする親だという意識を植え付けてしまっているだけです。

 

 

 

 

言えば言うほど、子どもからは敬遠されるばかりで、かえって悪いほうへ行くこともあります。

 

 

 

 

子どもに何か変化を感じたら、とにかく声をかけてあげましょう。そうすれば必ず反応が出てきます。

 

 

 

 

何も子どもが言ってこない、これもひとつの反応です。ふれられたくないことに触れてしまったのか、虫の居所が悪くて無視したのか、いずれにしてもそれも反応です。

 

 

 

 

何も言わないということがわかったら、今度は方法を変えてやってみることだってできます。

 

 

 

 

しかし、親が何もしなければ子どもは何も言わないということさえわからないのです。

 

 

 

 

子どもからのアクションをまっているのではなく、こちらからまずアクションを起こすことが大切です。

 

 

 

 

親が待っていても、子どもからアクションなんて期待できません。

 

 

 

 

これがまず大前提で、ほうっておいたら悪い方向にしかいかないということをまず頭に叩き込んでもらいたいものです。

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理事長:
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TEL
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活動内容
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 学習 支援、生活訓練
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・教育相談の実施
・各種資格取得支援