ひきこもり・ニート・スネップ・不登校とうつ病
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ひきこもり・ニート・スネップ・不登校とうつ病

健康的な生活を送っている人でも日々の生活の中で、誰もが憂鬱な気分になることがあります。また、長期間、ひきこもりやニート・スネップ状態の生活を送っていると、ストレスの蓄積によって重度のうつ病になる人もいます。

 

 

 

 

 

 

こうした憂鬱な気分は原因がはっきりとわかっています。たとえつらくても、家族や友人のサポート、時間の経過とともに、うつ状態も薄れ、やがて自然と立ち直っていきます。

 

 

 

 

また、解決しなければならない問題があり、それが憂鬱の原因になっている場合でも、その問題に決着がつけば気分は晴れていきます。

 

 

 

こうした経過をたどって改善されていくうつ病は、ごく自然なもので、大きな心配をする必要はありません。

 

 

 

 

注意しなければならないのは、あまりにも精神的な負担が大きく、意識せずともそれが常に負担となった場合です。重荷を背負う状態が続くと、いつしか病的なうつ状態にはまり込んでしまうことがあります。うつ状態からひきこもり・ニート・スネップ・不登校になる人が後を絶ちません。

 

 

 

 

では、この心配のないうつ、すなわち健康なうつ状態と病的なうつ状態はどのように見分ければいいのでしょうか。

 

 

 

 

まねいた原因によって健康なうつ状態と病的なうつ状態を、区分することはできません。ストレスの受け止め方とうつ状態から回復する力は、個人差が大きいからです。

 

 

 

 

うつ状態の程度や期間によって便宜的に分けることしかできません。

 

 

 

 

うつ状態の程度や期間によって便宜的に分けることしかできません。おおまかな目安としては、症状の強さや継続期間、日常生活での支障をきたす程度をものさしにして考えます。

 

 

 

いつまでも憂鬱な気分が続き、それが2週間以上継続している場合には、そのうつ状態は病的なもの、つまり「うつ病」と診断されます。

 

 

 

 

ひきこもり・ニート・スネップ・不登校のなかには、うつ病で苦しんでいる人が少なくありません。うつ病の原因は、まだ完全には解明されていません。しかし、発症を招く精神的な状況として、次の2つが考えられます。

 

 

 

ひとつは、大きな責任や問題を抱え込んでしまう「重荷状況」です。精神的な重荷を抱えこんでしまうと絶望感に転ずることが多く、うつ病を引き起こす恐れがあります。

 

 

 

 

たとえば、男性では職場での昇進が重荷状況となることがあります。

 

 

 

社長や重職についたために、その地位や責任の負担に耐えかねてうつ病になる。あるいは職場の異動や出向で、なれない業務や対人関係で悩み続けうつ病になるビジネスマンは思いのほか多く見られます。

 

 

 

 

一方、女性では夫婦の不和や家庭内の葛藤を解決しようと悩んだ末に、うつ病になる例は少なくありません。

 

 

 

 

もうひとつが、責任を果たしたり、難題を解決した後のほっとした状況、つまり「荷下ろし状況」です。ほっとするのはいいのですが、片付けた課題が生きがいや生活の中心であると、精神的な荷を下ろすの

と同時に大事なものまで失ったかのような空虚感から、虚脱感に転じ、うつ病の要因となることがあります。

 

 

 

たとえば、娘が結婚し、家を離れたため、さびしさが絶望感に変わり、うつ病になった母親がいました。

 

 

 

 

このように、昇格や子どもの結婚など、周囲がうらやましく思うような出来事でも、本人には負担や虚脱を感じさせる出来事になる場合もあります。

 

 

 

うつ病になると、感情面では次のような不快な気分が続きます。

 

 

 

 

○憂鬱な気分が払拭できず、ふさぎこんだままの状態が続きます。

 

 

 

 

○気分の落ち込みが解消できません。

 

 

 

 

○不安が大きく、将来に対する希望がもてません。

 

 

 

 

○イライラして怒りっぽいです。

 

 

 

 

○悲観的で自責の念が強くなります。

 

 

 

 

○消えてしまいたいという気持ちになります。

 

 

 

 

これらの症状は「抑うつ気分」といい、うつ病の典型的な症状です。

 

 

 

 

うつ病が軽症の場合、抑うつ気分にかろうじて耐え、外見的には笑みをたたえて話せます。しかし、家族が話をよく聞くと、抑うつ気分にとらわれていることがよくわかります。

 

 

 

重症になると、感情自体が乏しくなり、ついには喜怒哀楽も消えてしまいます。

 

 

 

場合によっては何かに追い詰められているような不安や焦りが強くなり、立ったり座ったりを繰り返し、落ち着きがなくなります。

 

 

 

不安や焦りなどは高齢者のうつ病に多く認められ、家の中をうろうろしたり、ときには激しい苦悶を見せたりすることもあります。

 

 

 

 

思考面では、考えが遅々として進まず、ブレーキがかかったように頭が働かなくなります。また、次のような症状が顕著になります。

 

 

 

 

○判断力や集中力が低下します。

 

 

 

 

○考えが前に進まず、同じことばかりの繰り返しになります。

 

 

 

 

○何をしてもムダだという虚無的な考えにとらわれてしまいます。

 

 

 

 

○最悪の結末ばかり考えてしまいます。

 

 

 

 

○過去の失敗を悔やみ、悲観的になります。

 

 

 

こうした思考の流れの停滞や低下、ひとつの考えにぐるぐるととらわれてしまい、考えが進まない状態を「思考制止」といいます。

 

 

 

 

また、うつ病の人が考える内容は、何事も悪いほうに思い込んでしまうマイナス思考がほとんどで、加えて、考え方が極端にかたよった「思考のゆがみ」にとらわれることが多くなります。

 

 

 

周囲から見れば、取り越し苦労に過ぎないことでも、思考に柔軟性がなくなっていることから、思いつめてしまい、自分自身で気持ちを最悪な方向へ追い込んでしまうことになります。

 

 

 

その結果、時として判断力の低下とあいまって、突如辞表を提出したり、離婚を言い出すなど、突飛な行動に出る場合があります。また、自分自身を過小評価することで、罪業妄想、心気妄想などの「微小妄想」にとらわれることがあります。

 

 

 

 

意欲面では、動作はゆっくりで活気に乏しく、表情も生気に欠けるようになるほか、以下のような症状が出てきます。

 

 

 

 

○何かをやろうという気が起こりません

 

 

 

 

○物事に取り組むのが億劫になります

 

 

 

 

○自分から進んで行動できません

 

 

 

 

○人に会うのが面倒になります

 

 

 

 

○趣味にも関心がなくなります

 

 

 

 

○食欲が減退し、食事も面倒になります

 

 

 

 

○性欲が減退します

 

 

 

 

こうした意欲や行動が鈍くなる状態を「精神運動制止」といいます。うつ病ではこの制止のために、やらねばならないと頭ではわかってはいても、「おっくう」とか「だるさ」のために動けないと訴えることが多くなります。

 

 

 

 

制止が軽度の場合は、自分に鞭打って努力を重ねればなんとか慣れた仕事ならばこなせます。しかし、新しいことを企画して実行に移すなど、自分が積極的にかかわって事業を始めるような業務は、きわめて困難になります。

 

 

 

 

 

 

 

制止が強くなると、どんなに努力を重ねても仕事が手につかなくなり、さらにひどくなると、入浴や洗面、着替えなど、日常の動作も面倒になります。

 

 

 

 

感情面、思考面、意欲面に現れるうつ状態は、朝のうちに強く、午後から夕方にかけて軽くなっていく傾向があります。軽症のうちは、夜になると治ったのかと思うほど、気分が楽になることもあるほどです。しかし、翌朝には、もとのうつ状態に戻っています。こうした朝夕の気分の変化を「日内変動」と呼び、うつ病に特有な症状であり、診断の根拠にもなります。

 

 

 

 

希望を失ったり、自責の念にかられて「自分はいないほうがいい」「消えてしまいたい」と思い悩んだ末に「自殺企図(自殺を試みること)」を起こしてしまうのも、うつ病の特徴的な症状です。

 

 

 

 

意外でしょうが、自殺企図は、うつ状態が重い時期よりも、重くなる前の時期や回復期に多くみられます。重い時期には、自殺を試みようとする意思があっても、決断力や実行力を失っており、自殺にはいたりません。

 

 

 

 

治療によって病気が回復に向かい、家族や医師が気をゆるめたすきに、自殺を企てることも少なくありません。

 

 

 

 

うつ病になると、「欲動」の低下によって体にさまざまな症状が現れます。欲動とは、人間が生きていくための本能に根ざした行動を起こす活力のことです。

 

 

 

 

具体的には、食欲、性欲、睡眠欲、飲水欲、排泄欲、および活動と休息に関する7つの欲動があります。

 

 

 

 

たとえば、食欲にかかわる欲動が低下すると、体は食事を必要としていても、食欲がわかず、食欲不振になります。また、食べないことで、体を維持する栄養素が欠乏することから、疲労、倦怠が強くなり、体調不良が起こるようになります。

 

 

 

 

このように、うつ病は、精神的な面だけでなく、身体的な症状にも大きな影響を及ぼします。

 

 

 

 

うつ病になると、自律神経が乱れ、不快な症状が現れます。自律神経は心臓や呼吸器、消火器など、ほとんどの内臓や血管、汗腺、分泌線などの機能をバランスよく働かせる機能をつかさどっています。

 

 

 

 

このため、自律神経が不調になると、体にさなざまな症状が起こります。若年者では、欲動の低下による症状が主なものですが、初老期以上の年齢になると、口渇や便秘などの自律神経症状が多くなります。

 

 

 

 

うつ病の場合、薬物療法や精神療法を長期間続け、その効果があらわれて回復に向かいはじめても、完治するま

 

ではよくなったり悪くなったりをくり返します。症状が重い時期などはとくに、ふだんの何気ない生活を送るだ

 

けでも大変なことなのです。朝は起きられないが昼以降になると元気になる、学校に行く時間になると頭痛をう

 

ったえるといった、一見、怠けているようにも見える症状があらわれると、周囲の理解を得にくく、子どもがつ

 

らい思いをすることがよくあります。適応障害であれば、学校生活はつらくても、家でゲームをしているときな

 

どは、リラックスできたりします。けれどもうつ病の場合、趣味や気晴らしなどの楽しいことですら、興味がな

 

くなって面倒に思えてしまいます。ただし、なかには反対に、インターネットやゲームに強く依存する人もいま

 

す。また、うつ病は、朝に症状が強く出やすく、昼過ぎから少しずつ調子をとりもどす傾向が見られます。夕方

 

から元気が出て活動的になるため、なかなか寝つけず、翌朝疲れが残るということも関係しています。このよう

 

に、1日の中で症状の強弱が変化することを日内変動(にちないへんどう)といい、うつ病の子どもにはよく見

 

られます。

 

○睡眠に障害が出る

寝付きが悪くなる、途中で目が覚める、朝早く目が覚める、逆に眠りすぎるなど睡眠障害が起きる。生活のリズムが夜型になって朝起きられず、昼以降から動き出す子どもが多い。

 

 

○食欲がなくなる

食事の量が減る、好きなものでも食べたがらない、逆に食べ過ぎる、食べても吐いてしまうなど。食べられない時期と食べ過ぎてしまう時期が交互にあらわれることもある。

 

 

○問題行動を起こす

暴力をふるったり暴言をはいたりす、部屋にひきこもる、飲酒や万引きをする、服装が派手になる、薬物に手をだす、売春などの反社会的な行動に出るなど。入院が必要になる場合もある。

 

 

○自殺・自傷行為をする

リストカットをする、自殺を企てるなど。行動を起こす前に、感情の急激な変化や自殺の準備など、何らかのサインがあらわれることが多い。

 

 

○身だしなみを気にしなくなる

歯磨きや入浴、着替えなど、今まで普通にできていたことが面倒でできなくなる。

 

 

○趣味を楽しめない

これまで楽しいと思ってやっていたことが、楽しいと感じられなくなり、逆にイライラしたり、憂鬱な気分になったりする。

 

 

 

うつ病になりやすい子の環境PAK52_ashibayanohito20140315500_TP_V1

 

○生まれ持った気質により、気分が不安定になりやすい。または家族にうつ病の人がいる。

 

○両親の離婚や虐待、親が病気など、家庭環境が不安定で、安心して親に甘えられない。

 

○何でも悪いほう、悪いほうへと考えるマイナス思考がある。

 

○友達づくりなど、人間関係を築くのが不得意で、孤立しやすい。

 

○意思に反した受験勉強や塾通いなどに、ストレスを感じている。

 

○親や教師などから「何をやってもダメだ」など、負の評価ばかりされて自信をなくしている。

 

 

子どものうつ病は再発しやすい

 

もともとうつ病は再発の多い病気です。とくに子どもは再発しやすく、5年以内に72パーセントが再発すると

 

いうデータもあります。また再発を繰り返すと、大人になってから再びうつ病になる可能性があることも指摘さ

 

れています。だからといって、再発にナーバスになりすぎないようにしましょう。再発は前回の発症と似た経過

 

をたどることが多いものです。また、突然再発するのではなく、少しずつ心身に変化があらわれます。その再発

 

のサインを見逃さないことが、再発予防のポイントのひとつです。うつ病が再発するときは、食欲が落ちる、イ

 

ライラしやすい、眠れない、生活がだらしなくなる(お風呂に入らない、脱いだ服をかたづけない)などの変化

 

が見られます。このような変化に気がついたら、再発の可能性を子どもに伝えるとともに、主治医に連絡をとり

 

ます。主治医のほうでも、子どもにあらわれやすい症状を把握しているので、治療終了時に、注意したい兆候に

 

ついてアドバイスを受けることもあるでしょう。また、ほとんど元の生活にもどっても、再発予防のためにしば

 

らくの間は薬物療法を続けることになります。勝手に薬をやめないように子どもにも自覚を促し、親がしっかり

 

服薬の管理をしましょう。うつ病になったらどのような治療をしたらいいのでしょうか、また回復までにどのくらいの時間がかかるのでしょうか。

 

 

 

 

うつ病が発症してから、治療を経て安定するまでには、数ヶ月から数年がかかります。その間、「前駆期」「極期」「回復期」の3つの段階を経過します。

 

 

 

 

○前駆期

 

 

 

 

うつ病が発症した初期の段階であり、心身のエネルギーが低下していきます。疲れやすく、これまで普通にできていた仕事や家事などができなくなり、焦りや不安が襲ってきます。また、自分を責めたり、後悔したりする気持ちが強くなります。

 

 

 

 

○極期

 

 

 

 

「抑うつ期」ともいいます。不眠などを含めて、うつ病のさまざまな症状が現れる時期です。本人も周囲の人も、症状に気づき、多くの人はこの時期になって、ようやく医療機関を受診します。

 

 

 

 

○回復期

 

 

 

 

休養や医療の効果によって回復に向かう時期です。うつ病は治療によって、急によくなるものではありません。よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら少しずつ回復に向かいます。突然に悪化したからといって、絶望してはいけません。

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改善してくると、身だしなみを気にしだしたり、テレビのニュースや新聞などに興味を持つようになったり、散歩をしたり、図書館に向かうようになります。こうした行動が出てきたら、回復はなかばまできました。

 

 

 

 

退屈感を訴えるようになれば、回復期の最終段階に入った証拠です。しかし、この時期には自殺に気をつけてください。極期には、行動に移す気力さえなかったのが、少しよくなってくると動けるようになり、自殺をはかることがあります。周囲の人は、自殺のサインを見逃さず、寄り添ってください。

 

 

 

 

○うつ病の治療のために

 

 

 

 

ある提案が病気の治療を大きく進歩させることがあります。うつ病では、笠原喜博士が提案した「簡易精神療法」の具体的項目がそれです。この提案は、本来医師に向けられたものですが、うつ病の治療を受ける患者さんや家族の皆さんにも有益なものです。簡易精神療法をもとに、7つの助言を列挙します。

 

 

 

 

1、病気であることを自覚しましょう。

 

 

 

 

うつ病は心の病気です。しかも治療をきちんと受けることで回復が見込める病気です。病気としっかり自覚してください。うつ病の患者さんは、自分の状態が気の緩みなのか、病気なのか迷っています。自責感から「怠け」だと思い込みがちです。また、家族も病気であることを認めない場合があります。

 

 

 

 

うつ病であるという認識が欠ければ、治療への理解や取り組みが消極的になり、よい結果をもたらしません。まず、本人は病気であると自覚し、家族は患者さんの病気の苦しみを理解してください。

 

 

 

 

2、できるだけ早く、できるかぎりの休養生活に入ってください。

 

 

 

 

うつ病は、薬の服用と休養なしにはよくなりません。体だけでなく、心も休ませましょう。うつ病の患者さんは、もともとがんばりやの人がほとんどです。しかし、その結果がうつ病を招いたのです。

 

 

 

 

休養は怠けるためではなく、心身の疲れを癒すためにしっかりととらなければなりません。働いている人は、診断書を職場に提出し、休業の正当性を理解してもらいましょう。主婦は、家事の負担を肩代わりしてもらいます。「みんなに悪いから」と悩む必要はありません。元気になることが家族や同僚のためにも大切です。きちんとした休養がとれれば、治療はなかば以上、成功したといっても過言ではありません。

 

 

 

 

3、予想できる治癒の時点をはっきりと知っておきましょう

 

 

 

 

うつ病の回復には、少なくとも3ヶ月はかかります。とりあえず、治癒への見通しがたったのですから、将来を悲観せず治療に専念してください。朝起きて、「今日も一日、つらい思いで過ごすのか」と悲観することなく治療に取り組むのです。

 

 

 

 

うつ病を起こしている脳内の変化は、急には調整されません。最低、3ヶ月はかかります。家族や周囲の人も、もし1ヶ月で回復したと認めても3ヶ月くらいは警戒しなければならない期間だと考えてください。

 

 

 

 

4、服用の重要性と薬の副作用を知っておいてください

 

 

 

 

うつ病は、薬を服用しないと改善しません。薬の効果に疑問があれば、医師に相談し、自分で服用を勝手にやめないでください。うつ病の薬が効果を表すまで、おおよそ1~2週間かかります。また、口の渇きや便秘などの副作用が出ることがあります。こうした不都合から、治療中に、薬の服用に疑問を抱くことがあるかも知れません。

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その際は、医師に相談し、適切な対応を受けてください。「薬に頼るよりいき方を変えなければ」「薬が怠け心を治すわけではない」など、周囲が身勝手な言葉を投げかけるかもしれません。しかし、うつ病は薬を服用しながら回復していく病気です。服用をいい加減にしないで、医師の指示にしたがいましょう。

 

 

 

 

5、絶対に自殺はしないと誓ってください

 

 

 

 

自殺を決定的に防ぐ方法は、本人の意思しかありません。決して自殺に走らないでください。精神科医が患者さんの自殺を防ぐ絶対の方法はありません。

 

 

 

 

過去の出来事を後悔したり、自分を責めてしまいがちです。死んだほうが楽だと思うこともあります。しかし、決して自殺しないと約束してください。うつ病は治る病気だからです。

 

 

 

 

6、治療中に症状は、一進一退を繰り返します。

 

 

 

うつ病は、行きつもどりつしながら回復に向かいます。症状の波に一喜一憂せず、治療を受け続けましょう。あきらめてはいけません。回復へと向かう時期の悪化は、想像以上の深刻さを患者さんに与えます。

 

 

 

 

しかし、悪化した状態も2~3週間もすれば再びよいほうへと転じます。うつ病は、春に向かう時期の三寒四温のような波を繰り返して、回復へと向かうことを知っておいてください。

 

 

 

 

7、回復するまで、大きな決断は延期しましょう。

 

 

 

 

うつ病の症状が続いている期間は、判断力も思考力も低下しています。人生にかかわる決断はなるべく避けましょう。「辞職すれば会社に迷惑をかけない」「離婚すれば相手は楽になる」など、うつ病を治療している期間での判断は誤ったものや、はやまったものになりがちです。

 

 

 

 

間違った行動をとると、人生を台無しにするばかりか、回復しても、あやまちが原因となって再発する恐れがあります。急を要する決断なら、誰かに相談をしたり、代理人を立てるなどして、独断を避けてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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