ひきこもり・ニートの肯定的思考と肯定的感情
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ひきこもり・ニートの肯定的思考と肯定的感情

大事な試合に臨んだスポーツ選手が、自分の中の敵に勝ったとか負けたとかいうことがあります。

 

 

 

 

自分に大きな期待がかかっていると、理想我は、「勝って期待に応えなければ」と考えます。

 

 

 

 

すると、現実我からは、「本当に勝てるだろうか」という不安が出てきて葛藤します。

 

 

 

 

このとき、心は選手を妨害する「敵」になります。この「自分の心」という敵に勝てれば、実力を十分に発揮して試合に臨むことができるでしょうし、心の葛藤に巻き込まれ、この敵に敗れるなら、試合に緊張の強い状態で望むことになり、集中できず実力を発揮できないまま敗れてしまいます。

 

 

 

 

この敵に打ち勝てるのは、自分のなかから表れる精神力によるものです。優れたスポーツ選手になるには、身体のトレーニングをしながらも、精神面のトレーニングも必要になります。

 

 

 

 

精神力は魂から表れるエネルギーです。このことは、スポーツ選手だけの問題ではありません。

 

 

 

 

わたしたちが日常生活で挫折し、つらい体験をしたとき、立ち上がるには精神エネルギーが必要になります。

 

 

 

 

しかし、わたしたちの生きるこの社会はきわめて物質中心的になり、精神面を無視することを建前にしてきました。

 

 

 

 

ひきこもりの人は、元気になれるようなことをやってみようと思っても、自分の心が「それぐらいのことで、よくなるわけはない」「やってもしんどくなるだけ」などとささやき、前向きにやろうとすることを妨害してきます。

 

 

 

 

さらに、心が否定でいっぱいになると、心は自分を否定的な状態に引きずり込もうとする敵になります。

 

 

 

 

たとえば、「何をやっても、よくなるわけはない」などと、心は自分に言ってきます。

 

 

 

 

さらに「死んだほうが楽になるよ」と、心は自分を破壊しようとさえするのです。

 

 

 

 

この心の声にあざむかれて、日本では年間3万人を超える自殺者が連年続いています。

 

 

 

 

どうして心の声にあざむかれるのでしょうか。自分とは、心がつくった、仮の意識の焦点となる概念です。

 

 

 

 

ですから、自分にとって心は親のようなものです。当然、自分は心を自分の味方と思っており、心のいうことに耳を傾けます。

 

 

 

 

心が否定的な方向にひきずり込むようなことをいってきても、自分はそれに耳を傾け、そのとおりと思ってしまうのです。

 

 

 

 

自分は心に支配され、心をコントロールできません。せいぜいできるのは、否定的な心を抑圧することです。

 

 

 

 

でも、抑圧すればするほどストレスをため続けることになります。では、自分の心という敵にどう対応すればよいのでしょうか。

 

 

 

 

何よりもまず大切なのは、「自分の心の状態に気づく」ことです。気づくということは、「意識がはっきりする」ことです。

 

 

 

気づくこと自体には、「よい、悪い」の評価もありませんし、気づいた心の状態を変えようとする働きがあるわけでもありません。

 

 

 

 

「不安になっているな」「イライラしているな」と、はっきり意識するだけです。

 

 

 

 

たとえば、腹が立っているときに、「自分は今、腹が立っているな」と気づくときがあります。

 

 

 

 

気がついていないときは、怒りがそのまま表れ、顔を真っ赤にして大声で怒鳴ったりしています。

 

 

 

 

しかし、腹が立っている自分に気づいたときは、怒りだけに支配された表現はしません。

 

 

 

 

この状態は、無理に怒りを押さえつけているのとも違います。これが、「心に支配されていない自分」です。

 

 

 

 

心が自分を否定的な方向に引きずり込もうとしても、そのことに気づくと心に支配されることが減ります。

 

 

 

 

最初はうまくできないかもしれませんが、何度も繰り返して練習していると、心を「眺める」という状態がわかってきます。

 

 

 

 

そして、心から離れて、景色を眺めるように「心」を見ている意識を体験します。

 

 

 

 

心からマイナスが表れて、自分にどのように働きかけようとするか、心が揺れているのはどんな状態なのかなど、心の働きがわかってきます。

 

 

 

 

やがて、何度か心の状態や動きに気づけるようになると、気づくだけでマイナスが薄れることも体験できるようになります。

 

 

 

 

これも「気づかなければならない」とは考えないでください。強制すると心に支配され、気づけなくなります。

 

 

 

 

「気づけたら気づこう」と実践するだけです。また、心のマイナスに気づいても、なくそうとしないでください。

 

 

 

 

なくそうとすると、マイナスに関心が高まり、そのマイナスを強めることになります。

 

 

 

 

この眺めている意識が「魂の意識」であり、それは「心」にしばられていない、自由ではっきりした意識です。

 

 

 

 

眺めるという練習によって、魂の意識と心の違いを体験的に理解できるようになるでしょう。

 

 

 

 

眺めているうちに揺れている心が自然に静まってきます。魂の意識が心をコントロールするからです。

 

 

 

 

つらい状態から前向きに立ち上がろうとするとき、自覚はなくても、魂の意識がプラスエネルギーとして協力してくれています。

 

 

 

 

ただ、その自覚がないために、わたしたちは魂の意識を活用しにくいのです。自分にとって最高の見方が自分のなかにいるということです。

 

 

 

 

自分ができるチャレンジをし、魂の意識に協力を頼むなら、それは喜んで協力してくれるようになるでしょう。

 

 

 

 

自分をあるがままに受け入れる

 

 

 

 

自分の心を眺め、否定的な心の状態に気づけるとその状態が薄れてくるのは、心をあるがままに眺めることが、心をあるがままに受け入れることにつながっているからです。

 

 

 

 

その状態が肯定的な状態なので、徐々に否定が薄らいでくるのです。「引き寄せの法則」でいうと、プラスがプラスを引き寄せてくるということです。

 

 

 

 

自我意識のなかだけで自分をあるがままに受け入れるのは困難です。わたしたちはうまくいかないことがあれば、すぐに自分を責めてがんばらそうとする癖があるからです。

 

 

 

 

また、理想我はいつも「ある自分」でなく「あるべき自分」に変えようとします。

 

 

 

 

「あるべき自分」に変わるまでは、自分を受け入れようとはしません。しかし、それはなかなか成功しないので、わたしたちは葛藤に苦しむのです。

 

 

 

 

潜在意識にあるがんばり主義によっても、理想我の「あるがままに受け入れなければならないのだ」

 

 

 

 

という命令によっても、本当に自分を受け入れるようになることはできません。

 

 

 

 

自分のなかの魂の意識(心に縛られていない自由な意識)が自分をあるがままに受け入れることにつながります。

 

 

 

 

江戸時代の禅僧である良寛は、質素な生活のなかで貧乏を楽しみ、子どもと遊ぶことを楽しみ、詩作や書を楽しみました。

 

 

 

 

彼は精神的にはとても豊かな生活を送った、暖かい人だったことでしょう。彼が知人に送った、地震見舞いの書状が伝えられています。

 

 

 

 

災難に遭時節には

 

 

 

 

災難に遭がよく候

 

 

 

 

死ぬ時節には

 

 

 

 

死ぬがよく候

 

 

 

 

是はこれ

 

 

 

 

災難をのがる妙法にて候

 

 

 

 

災難や病苦にあることはつらい体験であり、そのことで苦しむのは当然のことです。

 

 

 

 

それでも、そもことにこだわり、いつまでも否定的な思いを持ち続けるなら、苦しみが続きます。

 

 

 

 

それを受け入れることができるようになれば、災難や病苦のマイナスのしばりから解放されるようになり、気持ちを切り替えて、立ち上がることができるようになってきます。

 

 

 

 

受け入れならないときは、「受け入れられないこと」を受け入れましょう。恐怖、不安、欲望など、ひきこもりの人に限らず、わたしたちの心にはさまざまな否定的思考・感情があります。

 

 

 

 

それらをなくすことなどできません。それらをなくそうとすればするほど、否定は強まり、より強く否定に縛られます。

 

 

 

 

しかし、どれほど自分の心に否定があっても、自分に欠点があっても、自分が失敗しても、自分が挫折しても、自分を無条件にあるがままに受け入れられるという光は、常にあります。

 

 

 

 

自分をあるがままに受け入れるということは、自分の存在を肯定することです。

 

 

 

 

そのことが肯定的思考、肯定的感情を引き寄せてきて、自分に暖かくなることができます。

 

 

 

 

自分に暖かくなると、親の愛を求め続ける必要はなくなります。また、人に暖かく接することができるようになります。

 

 

 

 

結果的にそれが人間関係をよくしていきます。人間関係のテーマは、力ではなく、愛なのです。

 

 

 

 

しかも、人はだれでも愛を表すことのできる存在であると、わたしは確信しています。

 

 

 

 

ここで、「どう生きるか」の問題は、「どうすれば、自分に暖かく、人に暖かく生きられるか」という問題に帰着します。

 

 

 

 

「自分に暖かくなり、人に暖かくなり、すべてのものに愛を注ぐ」ということが、わたしたちがこの世に生まれた意味だと理解できるのです。

 

 

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