ひきこもりによく見られる性格と傾向
ホーム > ひきこもりによく見られる性格と傾向

ひきこもりによく見られる性格と傾向

 

ひきこもりにはさまざまなタイプがいますが、ほとんどのひきこもりには性格としてある種のナイーブさを持っています。

 

 

 

 

それは、無口であったり、内向的であったり、人に対してやさしかったり、人と競争することを嫌がったり苦手にしたり、目の前の問題を回避しがちだったり、自意識が強かったりといった、さまざまな要素が組み合わされてできている性格です。

 

 

 

 

そのような性格を持ちながら、たとえば、担任や親による叱責や、学校の厳格なルール、勉強や運動の競争、誰かがいじめられるシーンを目撃するなど、いくつかの経験が積み重なっていき、徐々に不登校になっていきます。

 

 

 

 

それが長期化し、ひきこもりへと移行し、友人もしだいにいなくなります。また、就職氷河期に就職活動で挫折して疲れきってしまったり、就職はできたけれども過酷な職場に耐えきれずに退職し、徐々にひきこもりになるという人たちもいます。PPS_yuugurenorandoma-kutawa-saijyoukai_TP_V1

 

 

 

 

ひきこもりになった結果、二次症状として、不潔強迫・抑うつ症状・パニック発作などが現れます。

 

 

 

 

また、生活は昼夜逆転し、家庭内暴力を引き起こします。ちなみに、これらの症状や生活の変化は、発達障害のタイプにも多く現れます。

 

 

 

 

ですから両者を混同してしまうのですが、支援の考え方が両者ではかなり異なってくるため、タイプ分けしたほうが当事者・親も支援者もわかりやすいです。

 

 

 

 

また、この「性格の傾向」に、パーソナリティ障害を含む考え方もあります。

 

 

 

 

精神医学的視点からすれば、そうした診断がつくことは避けられない当事者もいるでしょう。これについても、そうした診断名を受け入れたほうがひきこもりの本人にとって有利であれば受け入れるというのがわたしたちの考えです。

 

 

 

 

逆に診断しないで性格の傾向にしておくほうが本人の長い人生のなかでメリットがあるのであれば、診断は受け流してもいいと考えています。

 

 

 

 

ひきこもりの子どもたちが、何々しなければならないと考えてしまって先に進めなくなることはよくあることです。

 

 

 

 

特にひきこもりの子どもたちは、幅のない考え方をしてしまう傾向が強いので、何々しなければならないという固定概念にとらわれて、先に進めなくなってしまうことが起こりがちです。

 

 

 

 

固定概念にとらわれてしまうと、物事はすべて当てはまるものばかりでなく、例外もたくさんあるということが理解できません。

 

 

 

 

それは自分で経験し、壁を乗り越えていくなかで、自分なりの考え方ややり方から構築された概念ではなく、何かで聞いたとかネットで見たというようなものから作られているものだからです。

 

 

 

 

つまり、ただ知識として持っている固定概念であって、それで解決できないことに陥ったとき、前に進めなくなってしまうのです。

 

 

 

 

たとえば、車を運転する際に50キロ制限の道があったとします。そのとき「50キロでしか走ってはいけない」と考えていたらどうでしょうか。

 

 

 

 

実際にこういう子どもがいました。その子は万事が同じ考え方で、物事に対して遊びがないのです。

 

 

 

 

だから、自分の固定概念から外れることに納得がいかず、人の行動に対していらだつことが多くありました。

 

 

 

 

人は固定概念というものを必ず持っていて、それは自分の行動の指針となるものなので、それ自体は悪いことではありません。

 

 

 

 

しかし、遊びの幅を持たないと壁に当たったときに解決できないのです。ひきこもりの子どもたちは特にこの幅が狭く、柔軟な考え方ができないところがあります。

 

 

 

 

そういう子どもたちとずっと生活していくと、親自身も考え方が狭まってきます。

 

 

 

 

特に家でずっと一緒にいるお母さんにこの傾向が強く見られます。自分自身でも知らない間に子どものほうに引き込まれていってしまいます。

 

 

 

 

物事には右と左があります。作用があれば必ず反作用があります。たとえば、子どもが部屋から出てきません。

 

 

 

 

親は食事の心配をするでしょう。すると、部屋に食事を運ぶようになります。ここで考えてもらいたいのは、食事を運ばないという選択肢もあるということです。

 

 

 

 

しかし運んだほうがいいのだろうという固定概念があるので、運ばないという選択肢が出てきません。

 

 

 

 

特に今うまくいっていないのであれば、固定概念にしばられないで考えてみてください。

 

 

 

 

そうすれば必ず、逆の方法を考えられるはずです。たくさんではないかもしれませんが、なかにはいい方法も見つかるはずです。

 

 

 

 

子どもたちを教育するとき、わたしは一方からだけ見ることはしないようにしています。

 

 

 

 

悪い面をつぶす方法もあれば、いい面を伸ばす方法もあります。ゲームを止めさせる方法もあれば、もっとやらせる方法もある、勉強をさせる方法もあれば、スポーツをさせる方法もある、といつも右と左を考えるようにしています。

 

 

 

 

部屋でひきこもっている子どもたちにも、声を毎日かける方法もあれば、まったく声をかけないで毎日手紙を書く方法もあります。

 

 

 

 

三食決まった時間に食事を持っていく方法もあれば、時間をずらして持っていく方法もある、まったく持っていかない方法もあります。

 

 

 

 

父親が話しかける方法もあれば、母親が話しかける方法もある、兄弟、親戚、先生、医者、赤の他人、動物だっています。

 

 

 

 

わたしが家を訪ねても、本人に声をかけるときもあれば、親と話だけするときもある、誰とも話をしないで、家の周りを回ることもある、手紙を書くこともある・・・・。

 

 

 

 

それこそ、良い悪いを別にして固定概念をはずして考えれば方法はいくらでも見つかるものです。

 

 

 

 

それでできることを実行していくことです。勉強が得意だから医者や弁護士にならなければいけないのでしょうか。

 

 

 

 

スポーツが得意だからスポーツ選手にならなければいけないのでしょうか。わたしはスポーツの得意な子を勉強の道に進ませて成功しています。

 

 

 

 

子どもたちにも右と左を教えて、幅を広げるようにしています。固定概念にしばられていると、右だったら右だけ、左だったら左だけになってしまいます。

 

 

 

 

ですから、ちょっと待てよ、逆に考えたらどうなるんだ?と疑問を持って考えてみてください。

 

 

 

 

そのほうがいいと思うことが必ずあるはずです。

メニュー

過去の記事

団体概要
団体名
関東自立就労支援センター
理事長:
大橋秀太
理事:
大畑健太
理事:
杉下真理
住所
東京都東久留米市浅間町1-12-9
TEL
042-439-4355
メール
ki6jt7@bma.biglobe.ne.jp
活動内容
・若年者の就労支援、
 学習 支援、生活訓練
・共同生活寮の運営
・教育相談の実施
・各種資格取得支援