ひきこもりにはどう対処すればよいか
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ひきこもりにはどう対処すればよいか

「ひきこもりの実態」

 

 

 

 

 

親密な人間関係が築けないために学校へ行けない、あるいは仕事につけないという社会的ひきこもりが増えています。

 

 

 

 

 

ひきこもりは約100万人いると予測している専門家もいますが、実態調査は緒についたばかりで本当は何人ぐらいいるのかよくわかっていません。

 

 

 

 

 

とはいえ、思春期に発症し、そのピークが20代であることは確かなようです。

 

 

 

 

 

そして、30代まで続くこともまれではなく、中には40代まで続く人もいると報告されていますから、不登校以上に深刻な問題といえます。

 

 

 

 

 

男女比でいうと、圧倒的に男性に多く起こっています。

 

 

 

 

 

ひきこもりの始まり

 

 

 

 

 

ひきこもっている人の大多数が不登校を経験しています。就学期間中はひきこもりそのものより、学校へ行かないことに家族の関心は向きますが、義務教育期間が終わったり、高校を卒業する年齢になってもひきこもり状態が続くと、ひきこもりそのものにより強い関心が向くようになります。

 

 

 

 

 

しかし、その時期はすでに長い期間が経過しており、なかなかこの状態を解消することができないという場合が多いようです。

 

 

 

 

 

ひきこもりの程度と症状

 

 

 

 

 

一口にひきこもりといいっても、期間や程度はさまざまです。買い物や外食をしたり家族とは会話ができるケースもあれば、自分の部屋に閉じこもったままで親とも口をきかず、食事や買い物などの必要事項を紙に書いて親(ほとんどが母親)に要求するというケースもあります。

 

 

 

 

 

ひきこもりに伴う症状もさまざまで、他人の前で過度に緊張してしまう対人恐怖、ばかげていると自覚しているのに手洗いやガスの元栓の確認などといった行為を何度も繰り返してしまう強迫行動、昼夜逆転などの睡眠障害、親の前で幼児的な行動をする退行(赤ちゃん返り)、家庭内暴力、抑うつ気分なども多く見られます。

 

 

 

 

 

家庭内暴力は親が自分の要求を受け入れなかったり、自分の言うことに同意しないときによく起こります。

 

 

 

 

 

なぜ、ひきこもるのか

 

 

 

 

 

なぜ、子どもたちがひきこもってしまうのかは子どもによって異なりますが、いじめ、成績不振、信頼している人への失望感、失恋、病気など不登校と同じような挫折体験が心の傷となり、それを乗り越えることができないからではないかと考えられています。

 

 

 

 

 

思春期には誰しも挫折を体験するもので、それを克服しながら大人になっていくのですが、客観的にはさほど深刻とも思えないような体験でも、人によっては過剰に反応してしまい、それが心の傷になる場合もあります。

 

 

 

 

 

ただし、一つの傷が原因になることは少なく、いくつかの傷が重なって起こるものと考えられます。

 

 

 

 

 

社会的な存在であるわたしたち人間は、対人関係によってできた心の傷の多くを、他人の支えによって癒します。

 

 

 

 

 

ところが、ひきこもってしまうと他人との関係がなくなりますから、傷を癒すチャンスを失ってしまうことになります。

 

 

 

 

 

ひきこもりがひきこもりを生むという悪循環を生じやすいのです。

 

 

 

 

 

ひきこもりに限らず、子どもに心のトラブルが生じると、親の育て方が悪いと思われがちですが、ひきこもりに特徴的な家庭環境はありません。

 

 

 

 

 

男社会の日本では、男性のほうが優遇されて育てられます。そのため、女性は子どものころから自然に我慢やあきらめを学んでいきますが、男性はその学習の機会が少ないため、挫折体験に過剰に反応してしまう傾向があります。

 

 

 

 

 

ひきこもりが男性に多いのは、このような理由によるという考え方もあります。

 

 

 

 

 

また、日本の社会は男は外で働き、女は家庭を守るという考え方にまだ支配されています。

 

 

 

 

 

そのため、家に閉じこもることに対して、女性より男性に厳しいということも関係しているかもしれません。

 

 

 

 

 

そのことから男性のほうにより強いプレッシャーがかかり、それがひきこもりを助長しているとも考えられるのです。

 

 

 

 

 

男性のほうが家庭内暴力を伴うことが多い、家庭内で暴力をふるった場合に、男性のほうがより脅威となるということも関係しているのかもしれません。

 

 

 

 

 

しかし、最近では女性のひきこもりも増えており、社会の変化に伴って男女差は少なくなる可能性があります。

 

 

 

 

 

子どものひきこもりに悩む親御さんへ

 

 

 

 

 

こうすれば解決するという決定的な方法はありませんし、時間がかかるかもしれませんが、根気よく対応しましょう。

 

 

 

 

 

ひきこもりの過程が重ければ重いほど、その期間が長ければ長いほど、ひきこもりの改善に時間がかかります。

 

 

 

 

 

ですから、あまりひきこもりの期間が長くならないうちに、専門機関の相談できればいいのですが、本人はなかなか相談しようという気持ちにならないでしょう。

 

 

 

 

 

その場合には、まず親が相談しましょう。専門家から子どもへの接し方を学ぶことが、ひきこもりの解消につながることもあります。

 

 

 

 

 

家族との間でコミュニケーションがはかれるようになり、本人が専門機関へ行くようになれば、ひきこもり解消への大きな一歩を踏み出したといえます。

 

 

 

 

 

親の対応としては、子どもの気持ちを受け入れて、問題を共有することが大切で、基本的には不登校の場合と同じです。

 

 

 

 

 

メモで自分の要求を伝えるだけであった子どもが、親との間でコミュニケーションを成立させていく過程で、親への恨み、つらみを際限なく訴えることがあります。

 

 

 

 

 

親としては心当たりがなく、子どもの思い違いであることも少なくありませんが、そのように思い込んでいる子どもにとってはそれが真実なのです。

 

 

 

 

 

間違いを正そうとするのではなく、訴えている気持ちを真摯に受け止めてください。

 

 

 

 

 

歳のいった子どもの飽くなき訴えを受け入れることはたやすいことではありませんが、根気よく子どもとつきあってください。

 

 

 

 

 

子どもの言い分を一方的に受け入れることがよいわけではありません。常識的な枠組みは必要です。

 

 

 

 

 

たとえば、親に土下座や弁償を要求することもありますが、それには応じないほうがよいのです。

 

 

 

 

 

このような要求をするのは、親に自分の気持ちが届いていないと感じているからで、十分聞いてもらったと納得すれば落ち着いてきます。

 

 

 

 

 

日本では父親は仕事人間で、子育ては母親にまかせきりという家庭が多いものですが、ひきこもりの解消には両親の協力が必要です。

 

 

 

 

 

両親の間でよく話し合い、基本的な方針を一致させておきましょう。相談場所としては、病院の精神科のほか、保健所、精神保健福祉センターなどの公的機関、それに親の会などもあります。

 

 

 

 

 

ひきこもっているあなたへ

 

 

 

 

 

ひきこもり自体が悪循環を生みます。ほんの少しでいいですから、動いてみましょう。他人と顔を合わせるのがいやな場合は、パソコンでの交流でもいいのです。

 

 

 

 

 

パソコンだけで満足してしまうのは考えものですが、社会参加への窓口としては有効です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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