ひきこもりと相続
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ひきこもりと相続

ひきこもりのお子さんに兄弟姉妹がいる場合、資産の多寡にかかわらず、相続対策をしておく必要があります。なぜなら、「今まであの子にばかりお金をかけていたのだから、せめて相続くらいは平等にしてほしい」と要求されることも珍しくないからです。

 

 

 

 

また、「うちの子どもたち(兄弟姉妹)は仲が良いから、相続ではもめないはずだ」と思っている親御さんもいるかもしれませんが、兄弟姉妹に配偶者がいたり、親の面倒を見ていた者がいたりすれば、もめる可能性は十分にあります。

 

 

 

 

相続でもめると、ひきこもりのお子さんに必要な資産がスムーズにわたらず、サバイバルプランが成り立ちにくくなってしまいます。そのため、ひきこもりのお子さんに確実に資産を遺したい場合、生命保険を活用する方法も検討してみるとよいでしょう。

 

 

 

 

生命保険は受取人固有の資産となるため、たとえ相続でもめても、遺産分割されずにすみます。

 

 

 

 

預金などについては、親がひきこもっているお子さんだけに相続させたいと遺言をしていても、他の兄弟姉妹には「遺留分」といって、本来相続できるはずの金額の半分については、相続する権利(法定相続分の半分をもらう権利)があります。

 

 

 

 

ですが、死亡保険金で遺せば、遺留分の対象外になるため、ひきこもっているお子さんに確実に遺せるわけです。

 

 

 

 

親の中には、「高齢のため、いまさら生命保険には入れないのではないか」とおもっている方が少なくありませんが、保険料を一時払い(一括で支払う方法)にすれば、80代でも加入できる保険は探せます。

 

 

 

 

さらに、保険会社によっては、病歴・持病などの健康面の条件が緩和された保険を扱っていることもありますので、あきらめずに加入を検討してみるとよいでしょう。OHT86_sougennonakanihaeruippon500_TP_V1

 

 

 

 

相続対策で忘れてはならないのは、兄弟姉妹への配慮です。前述したように、兄弟姉妹が相続方法に納得できない場合は少なくありません。

 

 

 

 

そのため親の口からはっきりと、「おまえたちには本当に申し訳ないが、あの子にこの家とその後の生活費を譲りたいと思う。もちろん、腑に落ちない点があるのはよくわかっている。しかし、あの子も決して楽をして生きてきたわけではなく、本人も十分につらい思いをしてきた。どうか、相続でもめずに、兄弟仲良く元気に暮らしていって欲しい。そしてできれば、私たちが死んだあと、あの子の助けになってやってほしい。」などの気持ちを伝えておくことが望ましいです。

 

 

 

 

兄弟姉妹の納得は得られないまでも、理解をしてもらう努力は、親にとって重要な課題となります。

 

 

 

 

また、口頭で伝えるだけでは不十分なので、遺言書を作成しておくことをおすすめします。

 

 

 

 

遺言書がないと、相続が発生した際、相続人で遺産分割の話し合いをすることになりますが、そうすると、ひきこもりのお子さんへ十分な財産が渡らなくなる可能性もあります。

 

 

 

 

ひきこもりのお子さんのサバイバルプランを立てていても、相続で予定が狂うと、その後のお子さんの生活に大きな影響を与えかねません。

 

 

 

 

兄弟姉妹に配偶者がいるケースでは、他人である配偶者からの要求で、ひきこもっているお子さんに予定通りの資産が渡らない可能性もありますので、遺言書には、兄弟姉妹への申し訳ないという思いを書くことも忘れないようにしましょう。

 

 

 

 

とはいえ、遺言書があるだけで相続がスムーズにいくとは限りません。揉め事が想定される場合は、弁護士などの専門家に、ひきこもりのお子さんのことを十分に説明したうえで、遺留分も考えた遺言書の作成を検討しておいたほうが安全でしょう。

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